家電
2019/3/1 21:00

「ここまで違うか・・・」とライター絶句! ツインバードのコーヒーメーカーは「諦めていたプロの味」だった

肝心の味は……やはり格別! いままでのコーヒーメーカーと比べても全く違うことが判明

さっそく一口飲んでみましたが、期待を裏切らない美味しさに感動! まさに喫茶店でプロが淹れてくれた味、家では決して実現できないと思っていた味です。そして、あらためてドリッパーを見てみると、これまたハンドドリップした後のように、中心が窪んでいます。

↑ドリップシャワーが内側に向かってお湯を放射していることもあって、見事なまでに内側が窪んでいます

 

でもちょっと待てよ…と思いました。実は飲む前に香りを楽しみすぎて美味しく感じているだけなんじゃないの? そもそもコーヒー豆が良かっただけだったりして…? そこで今度は、同じコーヒー豆を使い、わが家で毎日使っている全自動コーヒーメーカーで淹れてみました。こちらは前述のとおりプロペラ式なので、豆挽き時間はわずか20秒程度。2人ぶんのコーヒーは、2分程度で入ります。そして両方を飲み比べてみたところ…やはり色も味も香りも、全然違う!

↑左が本機で淹れたコーヒー。わが家で使っていたコーヒーメーカーのほう(右)は、香りが物足りず、味も深みがなくあっさり。今まで大きな不満はなかったのですが、比べてみるとその違いは歴然

 

ちなみに、本機はミルだけ使えるのも特徴。ドリッパーに挽いた豆を落としたら、あとは自分で湯を注いでハンドドリップもできるのです。こうなったら、コーヒーメーカーに負けずに上手に淹れたいと思い、注いでは蒸らし、注いでは蒸らし、を繰り返して淹れてみましたが、これって結局コーヒーメーカーの動作と同じじゃないか、と気づきました(笑)。

 

その後、浅煎り、中煎りのコーヒー豆でも、設定を変えながら淹れてみましたが、いずれも高い香りが楽しめ、あらためてコーヒーは淹れ方次第で味が変わるんだなぁ…と実感した次第です。

↑ハンドドリップが楽しめるのも、このガラスサーバー&ドリッパーが別になっている構造ゆえ

 

少量のコーヒー豆の飛び散りはあるが、それ以外のメンテはラク

一方、少々面倒に感じたのは、コーヒー豆の飛び散りです。ミルで豆を挽くと、どうしても静電気が起きて粉が周囲に飛び散りやすくなります。それを抑えるために、静電気を取り除く除電レバーが搭載されているのですが、それでも飛び散りは防げません。またミルから落ちてきたコーヒー粉がドリップシャワーの噴出部にくっついてしまうため、キッチンペーパーで拭き取ると、これまた下に落ちてしまうのです。

↑一度淹れると、コーヒー粉の付着、舞い散りは必至かも

 

とはいえ、それ以外のお手入れはラクで、日常的な洗い物は少ない印象。ミルは取り外せるので、定期的に外して内側に溜まった粉を落とせますし、取り外せない水タンクの汚れやミル固定部の汚れは、メンテナンスモードを使えばお手入れしやすくなります。

 

美味しいコーヒーを探求したくなる一台

実際に使ってみてわかったのが、やはり“コーヒー界のレジェンド”が太鼓判を押しただけあって、「本当に美味しく、ワクワクするようなコーヒーメーカーだった」ということ。ドリップする様子が見られるので、まさにプロに淹れてもらっているような気分も味わえます。同時に感じたのは、コーヒーの奥深さ。コーヒーを美味しく淹れるのは簡単ではないとわかっていましたが、淹れ方次第でここまで味が変わるとは……。そして、その美味しいコーヒーが、自宅のコーヒーメーカーで淹れられるなんて、本当にすごい! 実売価格4万1950円と高価ですが、その価値は十分にある。「ただコーヒーが飲める」のではなく、「もっともっと美味しいコーヒーを探求したくなる」…そんな好奇心を刺激する一台でした。

  1. 1
  2. 2
  3. 3