《メンテナンス性》
洗浄ユニット非搭載なので、シェービングユニットのケアが必要
S9000 Prestigeは洗浄充電台を非搭載。ヘッドは定期的に洗ってケアする必要があります。手入れの仕方はリング状のシェービングユニットを付けた状態でシェーバーの電源を入れて、ぬるま湯か水ですすぎ洗いします。その後、シェービングユニットホルダー(外刃)を外し、ホルダーと受部(及び内刃)にたまったヒゲくずを洗い流します。洗浄後は各パーツの余分な水を切って十分乾かします。
さらに1か月に一度は、シェービングユニットを分解して水洗いすることが推奨されています。分解・組み立ては最初は慣れが必要ですが、すぐに簡単にできるようになります。
ちなみに、S9000シリーズには洗浄充電台付属のS9731/33などのモデルもあるので、より手軽なケアを望む人は、そちらを選んでもいいでしょう。
《独自機能》
着脱式のヒゲトリマーはもみあげなどのケアに便利
本機は着脱式のヒゲトリマーを付属。口ヒゲやもみあげのケアに便利です。多くの電気シェーバーに搭載のヒゲトリマーは、ヘッドの後ろにあるため、鏡に映しながらトリミングする際、カットする刃の部分が見えにくいですが、本機はヘッド(シェービングユニット)を外すので剃っている部分をしっかり見ながらお手入れできます。逆手で持っても使いやすいので、さらにトリミングがしやすいです。
ただし、本機に付属のトリマーにはコームが付いていないので、ヒゲの長さを揃えるのには不向き。より細かいケアをしたい場合は、別売のヒゲスタイラーアクセサリーを購入するか、ヒゲスタイラーが付属するS9731/33などのモデルを選ぶか、または専用のトリマーを買うのがいいでしょう。
また、本機はお風呂剃りにも対応し、シェービングフォームやシェービングジェルを付けてのヒゲ剃りも可能。肌が弱い人はよりやさしいシェービングができます。
置くだけで充電ができる充電台は超快適
操作性の検証部分でも述べましたが、シェービング以外では、Qi対応でワイヤレス充電できるのが大きな特徴。充電のたびに電源コードを本体に挿す面倒がないのはもちろん、洗浄充電台にセットするのと比べても充電が手軽で、場所を取らないのが魅力です。これは使い始めて初めてわかる快適さでした。
ちなみに、公式ページなどに説明がないので、どういう仕組みなのかわかりませんが、本機はテーブルに置いた状態で電源ボタンだけ押しても、電源オンになりません。片手でグリップを持った状態でないと運転が開始しないのです。これはカバンなどの中に入れたときの誤作動防止に有効。また、電源ボタンを3秒以上押し続けることで、完全に電源ロックすることも可能です。