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2019/7/16 17:30

おいしすぎてダイエットを忘れた!? サラダチキンを「BONABONA電気圧力鍋」で自作したら「大絶賛の仕上がり」に

気軽に挑戦しやすい「糖質オフダイエット」。男女問わず挑戦した経験がある人は多いのではないでしょうか。かくいう筆者もそのなかの1人で、コンビニのサラダチキンにはよくお世話になっています。

 

電気圧力鍋で、コンビニのようなサラダチキンは完成するのか?

とはいえ、いつもコンビニで買うとなんだかんだで出費がかさみますし、味のバリエーションにも飽きてきます。そこで気になったのが、シー・シー・ピーの「BONABONA電気圧力鍋 BD-PC71」。この電気圧力鍋を使えば、サラダチキンがたった3分の加圧で完成するというのです。

 

今回はこの電気圧力鍋を使って、いろいろなサラダチキンを自作してみました。果たして、コンビニのようなサラダチキンは完成するのでしょうか?

 

1台7役と多彩な調理ができる容量1.8Lの電気圧力鍋

「BONABONA電気圧力鍋 BD-PC71」は、圧力調理、無水調理、スロー調理、蒸し調理、炊飯、発酵、加熱に対応した1台7役の電気圧力鍋です。サイズは5.5合炊きの炊飯器と比べると少し大きめ。

↑サイズは幅280×奥行き275×高さ265mm、重さは3.5kg。写真にある計量カップ、スチーム調理台以外に、しゃもじ、33の献立が掲載されたレシピブックが付属する

 

調理容量は1.8Lあり、2〜3人分が目安となっています。10分後〜24時間後の範囲での予約調理や最大24時間の保温、料理の温め直しなどにも対応しており、このあたりはほかの電気調理鍋とほぼ同じです。

 

材料を入れて「サラダチキン」コースを選び、スタートを押すだけ

では、さっそくレシピブックに出ている通りにサラダチキンを作ってみましょう。まず、皮を取り除いた鶏肉に塩少々、こしょう少々、砂糖小さじ1をすり込み、2〜3時間放置します。

↑使用する鶏むね肉は1枚あたり約200gが目安。ぶ厚すぎる場合は観音開きにして、厚みを均一にしたほうがいい

 

続いて、内釜に鶏肉とひたひたになるくらいの水を入れ、スライスしたしょうがを1枚、ローリエ1枚を入れたら、フタをして「サラダチキン」調理コースで加圧します。

↑鶏肉の臭みを消すためにしょうがとローリエを入れる

 

液晶パネルの「調理コース」をタッチして、「サラダチキン」を選んだら、あとは「スタート」を押すだけ。サラダチキンの場合は3分間の加圧となっています。

↑あらかじめ用意されたメニューを選ぶだけで調理時間が設定できるので便利。手動で好みの加圧時間を設定することもできる

 

サラダチキンの完成まで20~30分かかる

使い始めてわかったのですが、あくまでも「加圧」が3分で終わるだけで、圧力を上げるまでの加熱時間と、加圧後の保温時間もかかります。圧力の前後にかかる時間はレシピにより異なり、約5〜20分が目安。

 

実際、サラダチキンが完成するのに20〜30分かかりました。たくさん作ってストックしておこうかと考えていましたが、これなら翌日食べる分を前日の夜に作るといった使い方をしたほうが良さそうですね。

↑加圧されるとフタに付いた銀色のピンが上がるようになっている。このピンが下がると、加圧後の保温が終わったことがわかり、完成の合図となる

 

サラダチキンはしっかり火が通り、脂もしっかりカット

こちらが完成したサラダチキンです。なかなか大きな塊なので、なかまで火が通っているのかが気になるところ。

↑真空パックに入れた鶏むね肉を湯煎で低温調理した経験はあるが、水に直接入れて加熱したのは初めて。仕上がりが気になるところ

 

実際にカットしてみると、なかまできちんと火は通っているようです。食べてみた感想としては、味はこれで十分なのですが、少しぱさついているような……。そのぶん、余計な脂がきちんとカットできるので、おそらくコンビニのものよりも低カロリーに仕上がっている気はします。単体で食べると物足りなさを感じますが、野菜やスープと一緒にもりもり食べるならアリですね。

↑コンビニのサラダチキンの約倍量なので、ボリュームは満点。鶏肉を直接水に入れて加熱しているので、せっかくの旨みが水に溶けだしているような気がしてもったいない

 

スチーム調理台を活用して新たなフレーバーに挑戦!

直接水に入れずに加熱する方法はないものかと考え、付属品のスチーム調理台を使ってみることにしました。内釜に少し水を入れれば、スチーム台の上に載せた鶏むね肉がいい具合にしっとり加熱されるのではないかと考えたのです。

 

今回は、鶏肉に塩、こしょう、砂糖をすり込んだあとに、ミックスハーブ適量をかけてみます。先ほどと同じく、2〜3時間寝かせたあとに、スチーム調理台に載せて「サラダチキン」調理コースで加熱してみました。

↑このときは水1カップを内釜に入れてみた

 

こちらが完成したハーブのサラダチキンです。フタを開けるとハーブのいい香りが漂い、この香りだけでも一気に食欲がそそられます。

↑節制中は薄味のものを食べることが多いので、こういった香りが強い食事は気分が上がる!

 

カットして食べてみると、最初に食べたサラダチキンよりもしっとりしていて、コンビニで買うものよりも断然おいしいことがすぐにわかりました。ハーブと塩の加減もちょうどいいですし、ごちそう感もあります。この仕上がりなら、ダイエットをしていない人でもおいしく食べられるはず。実際、社内でほかのスタッフにも振る舞ったところ、大絶賛されました。

↑大絶賛されたサラダチキンハーブ味。白ワインのおつまみにも良さそう

 

カレー味のサラダチキンを作ったら、ビールのお供にぴったり!

同じ作り方で、カレー味のサラダチキンも作ってみました。ジップロックに鶏むね肉、コンソメ小さじ1、カレー粉小さじ1を入れ、少し揉み込んでなじませます。あとは先ほどと同じ方法で調理します。

↑鶏肉をしっとりさせること重視するなら、塩麹を少し加える、ヨーグルトを揉み込むなどしてひと晩寝かせ、タンドリーチキン風にしても良さそう

 

完成したカレー味のサラダチキンは、スパイシーでまさにビールのお供にぴったり! 肉質はもちろんしっとりしていて、これはダイエットを忘れて食べすぎてしまいそうです。

↑しっかり味が付いてるので、生野菜と食べるときにドレッシングがなくても良さそう。そのぶんカロリーオフにつながる

 

いろいろな味のサラダチキンを作って食べ比べられるのも自家製ならではの楽しみ方。ほかにも、にんにくをすりこんだものやチューブのパクチーをすりこんだものも試してみたところ、いずれもおいしかったです。自分でオリジナルの味を考える楽しさもあるので、これはサラダチキン作りにどハマりしそう!

↑サラダチキンだけでなく、レシピブックに出ていた「丸ごとキャベツ」にもチャレンジ。キャベツと豚こまをコンソメ、にんにく、塩こしょうで味付けし、無水調理した献立で、キャベツが芯まで柔らかく、味もしっかり染み込んでいた

 

汎用性の高さからいえば、かなりおトクな一台

本機の実売価格は1万5000円前後となっており、汎用性の高さからいえば、かなりおトクな一台です。ただし、ほかの高機能な電気調理鍋に比べると内蔵メニューは少ないので、料理初心者の場合は同じメニューばかり作ることになる可能性も。一方で、すでに圧力鍋を持っていて料理に慣れている人からすれば、調理時につきっきりになる必要がなく、放っておける点が気にいるはず。あなたも使いこなして、健康的な食事を心がけてみては?

 

シー・シー・ピー

BONABONA電気圧力鍋 BD-PC71

実売価格1万3800円