家電
空気清浄機
2020/3/2 20:10

玄関置きでもアガる! 「持ち込まない花粉対策」にはバルミューダの空気清浄機がピッタリ

花粉が気になる季節がやってきました。自宅にいるときぐらいは花粉症の不快な症状から解放されたいもの。とはいえ、室内には花粉をはじめ、ホコリやPM2.5、カビやウイルス……と吸い込みたくない様々な物質が漂っています。やはり空気環境を整えたいなら、空気清浄機は必須。でも、どうせ置くならおしゃれなものがいい……ということで今回は、機能性とデザイン性を両立していると評判のバルミューダの空気清浄機「BALMUDA The Pure」(直販価格5万7200円)をご紹介します。

↑すっきりとしたフォルムでインテリアにも溶け込む「BALMUDA The Pure」

 

下部の大きな開口部から吸い、「整流翼」の効果で大量の空気を清浄化

↑スリムなタワー型のBALMUDA The Pure。本体サイズ/質量は、W260×D260×H700㎜/約7.4㎏。適用畳数は~36畳

 

バルミューダの空気清浄機というと、2012年発売の初代モデル「JetClean(ジェットクリーン)」を初めて使ったときのことを思い出します。こちらは2010年に発売した高級扇風機「GreenFan」が大ヒットしているさなかの登場で、GreenFan同様、インテリアになじむデザイン性を備えつつ、天井に向かって吹き出す気流もパワフル。この斬新さはさすがバルミューダ、と感心したものです。

 

今回レビューする最新モデルBALMUDA The Pureも、基本デザインはJetCleanと同様、スリムなタワー型で初代モデルを踏襲していますが、全体的にブラッシュアップされた印象があります。大きく異なるのが、本体下部に大きな開口部を備えた点。しかも幻想的に光っています。実はこちら、「空気をきれいにする光の柱」コンセプトで、吸気口と流路が点灯し、この「光の柱」を通して空気を清浄するのが特徴。空気清浄の強さによって明るさも変化するため、清浄効果を視覚で感じられます。

↑本体下部の開口部が吸気口に。LEDが搭載され、間接照明のような光を放っています

 

従来モデルは、本体下部に円筒形のフィルターを設置し、360度から吸気していましたが、本機は下部から空気を吸う仕組みに変更になったそう。吸い込んだ空気は、中央付近に設置したHEPAフィルターで清浄化し、天面から吹き出します。

↑フィルターは引き出しのように引き出して手軽に交換できます。交換目安は1年に1回を推奨

 

↑HEPAフィルターは0.3μmの微粒子を99.97%以上キャッチ。さらに活性炭フィルターが室内の気になるニオイも除去してくれます

 

↑清浄化された空気は天面から勢いよく吹き出し、部屋の空気を循環させます

 

ファンガードを開くと、回転しない「整流翼」と呼ばれるパーツがあり、その下にファンがありました。この整流翼の追加も大きな進化ポイントの1つ。ファンが回転して生み出した風の流れを文字通り「整流翼」が整え、まっすぐ上方へと押し出す力がアップしたことで、より大量の風を吹き出すことが可能になったのです。結果、毎分最大で7000Lの空気を清浄化できるようになったそう。これにより、部屋の空気を大きく循環させるので、サーキュレーターとしても活躍してくれそうです。

↑ファンガードの下にある整流翼(中央)は、航空機のジェットエンジンの技術を応用して開発。ファンガード、整流翼、ファンいずれも水洗いが可能です

 

「ジェットクリーニングモード」のパワフルさは息を飲むほど

使い方は非常に簡単で、直感的に操作できます。本機にはホコリとニオイを検知するセンサーがついているので、基本的にはオートモードでOK。必要に応じて風車のようなマークを押せば、風量1、2、3と風量の強さを選択できます。特にパワフルに清浄したい場合は飛行機マークのついたボタンを押せば、「ジェットクリーニングモード」が起動。15分間、最大風量で空気を清浄化してくれます。

 

では、実際風量はどれくらいなのか、ファンガードに荷造り用のひもを付け、その勢いで風量をチェックしてみました。すると風量1ではほとんど風を感じない程度で、風量2で緩やかな風を感じる程度でしたが、風量3からしっかり強い風を感じ、「ジェットクリーニングモード」のパワフルさは息を飲むほど(笑)。にもかかわらず、本体の真横にいてもまったく風を感じないのは、やはり整流翼の効果で風がまっすぐ上に上がっているからでしょう。

↑風量1(左上)、風量2(右上)、風量3(左下)、ジェットクリーニングモード(右下)。この4段階で、かなり風量が違うのがわかります

 

続いてリビング・ダイニングに設置し、オートモードで使ってみました。出入りが少ない時間帯はホコリの舞い上がりも少ないためか、基本的にはほとんど音がせず、風量1で運転している様子。しかし外出先から帰宅後、近くでコートを脱いだりすると、運転音が大きくなりました。またキッチンで料理を始めたときも、運転音が大きくなるため、センサーでしっかり感知し、風量を調整してくれているのがわかります。

↑近くでクッションを叩いてみると、ホコリを感知したのか風量1から2にアップ!

 

↑空気中に香水をワンプッシュしてみました。数秒後、風量1から2に上がりましたが、1分ほど経ったところでさらに風量が3にアップ。よほど匂いが強かったようです

 

なお「ジェットクリーニングモード」は、かなり音が大きく、日常的に使うのはためらわれるほど。ですが、掃除中や料理後、来客前など、急いで室内の空気を清浄化したいときなどには便利です。普段はあまり使わなくても、いざというとき、これだけ強いパワーが使えるという安心感は大きいですね。

 

もうひとつ、個人的には、澄んだ操作音の心地よさが気に入りました。特にオートモードから風量1→風量2→風量3→ジェットクリーニングモードと順に押してみると、いかにもパワフルにスタートしそうなワクワク感があります。

 

【動画】 ※音声が出ます

 

「絵になるデザイン」で操作もお手入れもカンタン。幅広い世代にオススメ

空気清浄機のように常に部屋に置く家電は、性能の高さはもちろんのこと、インテリアになじむデザインであってほしい。その点、バルミューダの空気清浄機は秀逸で、まさに部屋に置いて絵になる家電だと思いました。しかも本機は空気清浄の強さによってLEDの明るさが変化するため、清浄効果を視覚でも楽しめます。その一方で、照度センサーがついており部屋が暗くなるとLEDも暗くなるため、就寝中のまぶしさにも配慮しています(常に消灯することも可能)。

 

花粉が気になる季節は空気清浄機を玄関に置くといいといわれますが、本機なら設置スペースがA4サイズとコンパクトなので、わが家のように狭い玄関にも問題なく置けました。ここで「ジェットクリーニングモード」でしっかり花粉を落として部屋に入れば、花粉の持ち込みも少なくて済むはず。

 

気になるお手入れも、基本的にはホコリを取り除いたり、ファンガードや整流翼、ファンを水洗いしたりと簡単で、フィルターは1年に1回交換するだけ。インテリアにも合わせやすく操作もカンタンなので、幅広い世代で使いやすい1台です。

↑真っ暗な家に帰宅しても、玄関にLEDの光がほんのり灯っているのがうれしいですね

 

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