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2020/4/30 20:00

家飲みコーヒーに大激震! 画期的な淹れ方の「最新カプセル式マシン」の味わいを丁寧レポート

新作カプセルは、香りは甘いのに甘くないのがユニーク

次は、4月1日発売の新作3種をトライ。これらは「バリスタ・クリエーションズ」というシリーズで、世界中の優秀なバリスタたちの熟練の技とクリエイティビティにインスピレーションを受けたもの。なかでも今回の3種類は、様々なデザートからインスピレーションを受けたといいます。カプセル名も「キャラメル・クッキー」「バニラ・カスタードパイ」「ヘーゼリーノ・マフィン」と、確かにデザートの名前になっていますね。これら3種はすべて約230mlのマグサイズで、1箱(10カプセル入り)1080円です。

 

まずは「キャラメル・クッキー」から飲んでみました。「おぉ~!」というのが第一印象。香りは非常に甘いものの、コーヒー自体に甘味はなく、飲むとしっかりした苦味が広がります。そのギャップが不思議で、極めて新鮮に感じました。

↑「キャラメル・クッキー」は、抽出された瞬間から広がる、キャラメルの甘い香りが魅惑的です

 

続いて「バニラ・カスタードパイ」。キャラメルよりも香ばしさが控えめなぶん、ミルキーな甘味が強い印象。そして、甘い香りが力強さを持っているからか、満足感が高いです。

↑「バニラ・カスタードパイ」。クレマの豊かさは「バリスタ・クリエーションズ」シリーズでも同様です

 

ヘーゼルナッツ風味の香りを加えた「ヘーゼリーノ・マフィン」は、ナッツらしいまろやかな甘さが特徴的。苦味はほかの2つよりも抑え気味な印象で、比較的に明るく軽やかな飲み口です。

↑「ヘーゼリーノ・マフィン」。ヘーゼルナッツ風味の香料を加えています

 

こうした香りを加えたタイプは、一般的に「フレーバーコーヒー」として知られていますが、今回試した3種類はよりリッチな印象。「ヴァーチュオ」ならではの豊かなクレマで飲むと、ワンランク上の味わいになったと感じました。

↑「バリスタ・クリエーションズ」シリーズもお菓子と合います。ただ、甘い香りがぶつかる可能性もあるので、パンなど甘さを抑えたもののほうがより合うと思いました

 

なお、使い終わったカプセルは、ヘッドを開くと自動的に本体中央のカプセルコンテナに落ちるのが便利です。ただ、やや本体に奥行があるので、個人的にはこのカプセルコンテナをなくしてコンパクト化しても良かったのかな、と感じました。

 

とはいえ、スタイリッシュなデザイン、設定不要のワンボタン操作、あふれる香りとシルキーなクレマがのった豊かな味わい、バラエティ豊富なフレーバーなど、どれを取っても、さすが同ブランドが満を持して投入しただけのことはあります。モノとしてもコーヒーの味わいの面でも、ラグジュアリーな気分にさせてくれる一台だと感じました。特に「美味しいコーヒーが気軽に買えなくなった……」と悩んでいる在宅ワーカーの方、本機を使えば、自宅のカフェタイムが一気にグレードアップするはず。賢く気分転換をする意味でも、ぜひ注目してみてください。

 

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