非電離型次亜塩素酸水除菌システム「ジアグリーン」シリーズ
この日、工業会の賛助会員である次亜塩素酸水メーカーのグリーンウェルから、非電離型次亜塩素酸水空間除菌システム「ジアグリーン」の新製品発表も行われました。多くの次亜塩素酸水発生装置が電気分解型、または既に出来上がった次亜塩素酸水そのものを超音波加湿器で噴霧するのに対して、同社のジアグリーンはタブレット型の次亜塩素酸水生成剤(トリクロロイソシアヌル酸)を水道水で溶かし、専用の超音波噴霧器を使用して噴霧するのが特徴です。
噴霧器の新製品は3タイプ。約30畳(約50平方メートル)用の「プランシェ」(タンク容量5L)は噴霧量を、弱30mL/h、中60mL/h、強90mL/hの3段階に調整できます。5Lの次亜塩素酸水を中モードで使用した場合、約83時間の連続運転が可能。約10畳(約16平方メートル)用の「コフレ」(1.2L)は弱15mL/hと強20mL/hの2段階で、強モードで40時間の連続使用が可能です。自動車内やトイレといった小空間用(約10平方メートル)の「コンフォルト」(200mL)は、弱10mL/hと強20mL/hの2段階。なおプランシェとコフレはACアダプター付属ですが、コンフォルトはUSB電源仕様となっています。
また、タブレットは、水5Lに1錠を溶かして使用する「タブレット5000」が10包入りで4950円(税込)、500mLの水に1錠を溶かして使用する「タブレット500」が5包入りで1925円(税込)となります。ジアグリーン、タブレットともに、9月中にオープン予定の専用ECサイトから購入できます。
ジアグリーンプランシェは今回、デザインを一新してのリニューアルの販売となりますが、「前モデルは累計5000台を販売し、タブレットは200万錠販売してきましたが、これまでトラブルは1件も起きていません」と、グリーウェルの水野昇社長は力説しました。なお、工業会が設立されたばかりなため、ジアグリーン各製品にはまだ認証マークは付与されていません。
コロナ禍の早期収束は難しく、今後1〜2年は新型コロナウイルスと付き合っていくほかはなく、さらに秋が深まるとインフルエンザの心配も出ていきます。次亜塩素酸化学工業会が行政と連携し、空間噴霧に対して何らかのエビデンスが得られるのであれば、われわれの生活も少しは安心できるものになるでしょうか。同工業会の今後の活動に期待したいところです。
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