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2021/10/15 17:00

「食材買い忘れデバイス」の意外な効能を発見!パナソニック「ストックマネージャー」&カゴメ「野菜生活100」3週間レポート

パナソニックの「ストックマネージャー」をご存知だろうか? これは専用スマホアプリと連動して使うIoTサービスで、登録した食材を重量検知プレートというデバイスの上に載せると、アプリ上から個数や重さが見られるというもの。一言でいえば、食材の買い忘れ防止や冷蔵庫内の在庫管理ができるアイテムだ。

↑左の白い板状のデバイスが重量検知プレート。右の画面はパナソニックの専用スマホアプリ「キッチンポケット」

 

このデバイス、私、ヤマダ家でもすでに半年以上使っていて、正直、使い勝手がいい。例えば我が家では、私が卵かけご飯好き、妻が納豆の卵黄乗せが好き、娘がパンケーキ作り好きと、卵の消費が激しいのだが不規則。「卵あったっけ?論争」が起こり、買い忘れと重複買いが多発する。かぶって買ってしまった日には、卵コーナーから卵があふれ、行き場のない卵たちが庫内を占拠し冷蔵庫がカオスに。というのはやや大袈裟だが、ストックマネージャーを導入してからはそういったことが激減。

 

しかも使っていくと、本機は単なる「食材買い忘れデバイス」としてだけでない魅力があることがわかってきた。家族のヘルスケアを考える面でも効果的だったのだ。

 

本記事では、「なぜヘルスケアとの相性が良いのか?」「カゴメ野菜生活100を使ったストックマネージャー活用術」をお届けしながら、生活や数値の変化をレポートしていこう。

ストックマネージャーと野菜生活100で、家族との会話が増えた、栄養の話をするようになった。「なぜ?」を紹介

 

【改めて今回活用する商品】

パナソニック

ストックマネージャー

重量検知プレート NY-PZE1

「重量検知プレート」(下写真)とスマホアプリ「キッチンポケット」との連携で、食材管理をサポートするデバイス。牛乳、ヨーグルト、納豆といった日々使う食材をアプリ上で登録して使用すれば、個数や容量をアプリ上で確認できる。また、利用期限が近づいたら通知する機能や、ストックが減ったら教えてくれる機能などアラートも充実。重量検知プレートの使用可能環境は1~39℃なので、冷蔵庫だけでなく、キッチンまわりに置いてお米の残量管理などにも使える。

ストックマネージャーのディテールをギャラリー形式で紹介(画像をタップすると説明が表示されます)

ストックマネージャーで使える食材の例】

 

今回、パナソニックとカゴメが共同で「野菜をとろう4週間チャレンジ」を9月29日から実施しており、このチャレンジに乗っかる形で、我が家でも新たなヘルスケア生活をスタート。どのような変化が起こったか、3つに分けて紹介していく。

 

ストックマネージャーの意外な使い方で変わった3つの生活習慣

●やったこと:カゴメの野菜生活100を置いて毎日一本家族みんなで飲むようにした。

 

【その1】本数が減っているかいないかで、家族の活動状況がわかるようになった

↑「あ!今日まだ野菜生活100飲んでないな?はいよ!」という些細なコミュニケーションで家族の健康を気遣うことができる

 

我が家は共働き夫婦で、日中は別の空間で仕事をしており、ほぼ会話がない。今年に入ってから業務量が増えて夜遅くまでかかることが多く、会話の総量が昨年よりも減ってしまった。かつ、娘は今年受験生で自室に篭りがち。同じ屋根の下にいるのに、コミュニケーションが少ない状態に。

 

つまり、日常の共通項が少ないのだ。けれど、ストックマネージャーに野菜生活100を置いて毎日飲むというルール化をしたところ、会話のきっかけがとても多くなったのだ(些細なことだけど)。

 

娘が学校から帰ってくるタイミングで、「キッチンポケット」で野菜生活100の残量を確認しておいて、減っていなければテーブルの上に置いたり、冷蔵庫から取り出したりしてあげる。そのままダイニングテーブルに座って、今日あったことの会話がはじまる。夕方以降は塾で部屋から出てこないので、この夕方の時間帯の何気ないおしゃべりは貴重だ。

 

妻も同様。廊下に折り畳みデスクを展開してオフィス代わりにしている妻に持って行く。アプリ上で見て、すでに飲んでいる場合は、「今日はもう飲んだね」といった形で話しかける。それぞれ自分の時間軸で生活している人たちを結びつけてくれる役割を果たしてくれるのだ。

 

正直、ストックマネージャーの機能を最大限活かしているかというと微妙なところだが、同機の使い方の亜種としてこんなものもあるのではと思っている。

↑キッチンポケットでは重力検知プレートに乗っている食材や商品をアプリ上で確認できる。利用期限目安も表示されるため、フードロスを防ぐ効果もある

 

【その2】健康を気遣うアクションが生まれた

後述するが、カゴメでは手のひらで野菜摂取量を推定できる「ベジチェック」という法人向け機器を用意している。「野菜生活100」を飲んでどれだけ数字が変わるかをチェックする(※1)のが週末午後のルーティンである。

※1:今回、パナソニックとカゴメの共同企画「野菜をとろう4週間チャレンジ」の特別対応としてベジチェックを体験しています

 

私の数値が良いと娘がプンプンして、「パパ、深夜に一人で隠れて野菜めっちゃ食べてるでしょ。ヤバい奴だよ!」という謎の言いがかりが始まる。たわいもないコミュニケーションも楽しいのだが、本質的な会話も生まれてきて、「もっと野菜食べないとダメかぁ」(娘)と食生活を見直すというのも出てくるから面白い。さらには、「いくら野菜を食べても不規則な生活をしてたら、それはそれで悪影響じゃない?」(妻)など、食生活以外に目を向ける発言も。

 

「ちょっときれいすぎる会話しすぎ!」と思うかもしれないが、実際我が家であった話だ。ストックマネージャー+野菜生活100をきっかけに、健康へのアクションを起こそうという行動変容が生まれたのは良いことだと思っている。

 

【その3】冷やし忘れによるガッカリがなくなった

我が家のあるあるとして、飲み物はECで多めに注文してストックは十分あるけど、冷やし忘れが度々あり、いざ飲むときに冷えていないというのがある。水や炭酸ならまだ氷を入れれば解決するが、お酒でこれをやってしまった場合はしょぼん。

 

その点、ストックマネージャーは量が少なくなるとスマホに通知してくれるので、そういうことがなくなった。野菜生活100生活でも美味しい飲み物を美味しい状態で飲むという当たり前のことをサポートしてくれる。

 

で、実際どれぐらい数値は変わったの?

我が家では、「野菜をとろう4週間チャレンジ」の特別対応として、9月中旬からベジチェックを使った野菜摂取レベル・推定野菜摂取量をチェック。3週間経過した時点での家族の数値を紹介していこう。ベジチェックでは野菜摂取レベルをレベル0から12.0までの120段階で表示。

 

厚生労働省では1日あたりの野菜摂取量の目標値を350g(※2)と設定している。ベジチェックでは野菜摂取レベル7〜8をおおよそ野菜摂取量350gに相当するとしている(※3)。

※2:「厚生労働省 健康日本21」が推奨する1日の野菜摂取目標量を350gと設定
※3:ベジチェックの表示値はあくまでも目安とお考えください。ベジチェックは医療機器ではありません
9月12日
(スタート時)
9月19日9月26日10月3日
ヤマダ6.56.16.26.6
5.96.26.16.5
5.25.25.66.2

結論から言うと、散々良さそうなエピソード言ってきたけど低い! 結構野菜を摂っているつもりだったけど、低い! カゴメの基準からするともう一歩!お恥ずかしい! ただし、野菜摂取量を増やしてからベジチェックの測定値に反映するまで2~4週間ほどかかるとのことで、今後のアップに期待している。

 

ちなみに9月26日ごろに、【その2】健康を気遣うアクションが生まれた話をしているので、改善の兆しが出てきている。今後のさらなる数値アップに期待だ。

 

さて、カゴメでは「野菜をとろう あと60g」というキャンペーンも実施中。これは、日本人の1人当たりの平均野菜摂取量は約290g(※4)で、60gの野菜が不足していることから、この不足分を補おうという取り組みで、レシピも豊富。残りの期間は、ストックマネージャー+野菜生活100から派生した生活も取り入れてみたいと思う。

※4:平成22年~令和元年国民健康・栄養調査(厚生労働省)での日本の1人当たりの平均野菜摂取量は約290g

 

まとめると、個人的には数値以上に生活習慣や家族との向き合い方が変わった点に価値を感じている。ストックマネージャーは様々な食材や商品を計測できるので、モニタリングすることで生活に変化をつけることが可能。ぜひ楽しんでほしい。

 

さて、今回はヤマダ家の「ストックマネージャー+野菜生活100」をお届けしたが、もう1本記事をお届けしたいと考えている。次回は、

 

・残りの期間でヤマダ家の野菜摂取レベルはどれだけアップしたか?

・「野菜をとろう4週間チャレンジ」の参加者のアンケートデータから読み取れる変化

ストックマネージャーは結局、どんな人に向いているか?

 

をお届けして、ヤマダ家目線以外の客観データから導かれるストックマネージャーの有用性についてレポートしていく予定だ。

 

【文末コラム】ニューノーマルでヘルスケアの考え方が変わった

本稿とは直接関係なかったが、コロナ禍以降のヘルスケアの変化について触れておきたい。GetNavi webとFYTTEでは現在、「カラダ、ココロ、整うプロジェクト」を開催中だ。本プロジェクトは「新しい時代のヘルスケアを新定義しよう」という意欲的なチャレンジ。両媒体が考えたニューノーマルのヘルスケアのポイントは5つある。

 

①オンラインがベースになりどこにいても上質なエクササイズやトレーニングメソッドが受講可能に

②パーソナライズ化された効率のよいエクササイズやトレーニングメソッドが中心になる

③自宅がヘルスケア活動をするうえでのベースの場所のひとつになる

④自宅がベースになるから生活に密着した食べる/働く/眠るもより大事になる

⑤自宅がベースになるからより一緒に住む人との協力が大事になる

 

重要なのは、後半3つ。単に運動するだけでなく、食事管理や働き方/眠りの質も大事なる。そして、一緒に住む家族との協力が必須になる。要は、お互いに声を掛け合って、励まし合って、相手を気遣ってというのが良質なヘルスケアを得るには重要だということだ。