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2022/2/19 11:00

マスクや靴下の「ちょっと洗いたい」ニーズに応える! あれば便利なレコルト「しまえるミニ洗濯機」を使ってみた

花粉症にコロナ……家の中に花粉や菌を持ち込みたくない! そんなことを思う日が増えてきました。外出先で使ったハンカチやマスク、放置しておくとイヤなニオイで気持ちもげんなりしちゃいますよね。かといって、手洗いするのも面倒。一緒に洗濯機に入れてしまえ! と思っても、なんとなく気が引ける……そんな「ちょっと洗いたい」需要にぴったりなのがレコルト「しまえるミニ洗濯機」! サブとしての使用や、一人暮らしの節約術としてさり気ない人気があるミニ洗濯機ですが、実際はどうなのでしょうか。筆者が使い倒してみました!

 

しまえる? 小さい? ミニ洗濯機ってどんなもの?

レビューするしまえるミニ洗濯機は、オシャレ家電をリードするメーカーのレコルトが2021年12月に発売した製品です。どんなインテリアにも馴染むおしゃれな淡いカラーと、かわいらしい外観はレコルトらしさと言えます。

使用時のサイズは幅約28.5×奥行き27×高さ26.5cmで、重さは約2キロ。一般的な洗濯機の平均重量が50kg前後あるので、この軽量さは確かに「ミニ」ですよね。ミニといっても、SNSでメイク用品の洗濯にぴったり! と話題になった300円のミニ洗濯機より大きいのでご安心を!

 

洗濯量は一度にマスク13枚、ベビー服なら2〜3枚、靴下なら3〜4足洗えます。目安として一度に洗えるのは200g程度なので、ぬいぐるみや薄いTシャツもいけちゃいますよ。

↑洗濯量の目安

 

本体の側面はやわらかい素材で、上から軽く押すだけで簡単に折りたたみが可能です。収納時は使用時の半分以下の高さ(約12.5cm)に変身。洗面台の下やいつも使っている洗濯機の隣に立てかけておくこともできるので、場所を選ばず「しまえる」のはこちらもネーミング通り。必要な時だけ、伸縮させて使えるのは便利ですね。

↑折りたたんだ状態のミニ洗濯機は軽く、ちょっとしたスペースにも収まりが良い!

 

販売価格は9900円(税込)とかなりお手頃! 面倒な取り付け工事も必要なく、「コンセント」と「水」さえあればどこでも洗濯可能です。またフタが洗濯板になるので、子どもの食べこぼし汚れだってゴシゴシ洗いができるのが嬉しいポイントかも。有名メーカーから発売されている1万円以下の小さな洗濯機はいくつかありますが、洗濯板付きなのは本製品だけ!

↑令和になっても、洗濯板はあると便利です

 

惜しい点としては、「脱水機能」がついていないこと。「すすぎ」は流水でやるか、水を入れ替えて運転ボタンを押せばOKですが、脱水は自力か大型洗濯機におまかせ。マスクやハンカチ、台所小物などは自力でも問題ありませんが、ぬいぐるみやTシャツなど水分を多く含むものは、大型洗濯機の「脱水」を使うのがおすすめです。

 

手洗いと一緒に、マスクやハンカチは帰ってきたらすぐ洗う!

ここからは実際に使ってみた様子をお届けしましょう。

 

使い方はとてもシンプル。上部を軽く引っ張り組み立てたら、水を入れて、洗濯物と洗剤を入れて、電源を入れ、ボタンを押すだけ。洗面台の狭いスペースでも十分に使えました。

↑電源コードは本体の後ろに。電源アダプターは使わないときには取り外しておけるので、漏電の心配もなく安心

 

洗濯モードには、マスクやハンカチにおすすめの「標準モード」、下着にも使える「おしゃれ着モード」、ペット服や布ナプキンなど汚れが気になるものにおすすめの「つけ置き洗いモード」の3つがあります。

 

布マスクなどは「標準モード」で洗いましょう。外出時に使っていたマスクとハンカチをネットに入れて、10分で洗濯が完了。洗濯物を取り出して、よ〜く絞ったら、排水口から中に入っている水を捨てて干すだけ。15分ほどで終わってしまいました。嫌なニオイもつかないし、何より帰ってきてすぐ洗えるのが嬉しい。手洗いだと「面倒だなぁ〜」という気持ちが勝ちますが、ミニ洗濯機に入れるだけなので洗うというハードルは下がります。

↑思っている以上に勢いがあるので、布マスクなどはネットに入れて洗うのがおすすめ

 

↑排水も洗面台ならラクラク!

 

キッチンクロスやキッチン用タオルは汚れるたびに手洗いしていましたが、「つけ置き洗いモード」で洗うとしっかり汚れも取れてベストマッチでした。毎回清潔なクロスを使えるのは安心ですよね。

↑タオル類はそのままジャブジャブ洗ってOK

 

赤ちゃんがいる家庭だと、ベビー服は洗剤を分けて使っている人も多いはず。デリケートな赤ちゃん肌のために、大人の衣類と洗剤を分けて洗いたいときにも役立ちますね。他にも、食べこぼし汚れがついたスタイや、おむつからおしっこが漏れて汚れた服など、細かなものを一つだけ手洗いや洗濯機で洗うのは面倒ですが、ミニ洗濯機なら家事の合間に洗ってくれるのでラクラク。

 

ペットと一緒に暮らしている人も、今まで手洗いだった人が多いのではないでしょうか? タオルや遊び道具なども汚れたらその都度洗えるので、ペット専用の洗濯機として使うのにもおすすめです。

 

お風呂の残り湯でサクッと洗いも便利

マスクなどのちょこっと洗いや、サブ機として使うのも良いですが、個人的におすすめだったのはお風呂の残り湯で洗う靴下!

 

「柄物の靴下は手洗いがいいですよ」なんて言われていたのですが、いつも面倒で裏返しにしてポーイと洗濯機に入れていました。しかし、やはりどんどんほつれてくるし、毛玉も目立つ……。お気に入りの靴下を長く履きたいなら、「しまえるミニ洗濯機」で洗うのがベストだと気がつきました。

↑お気に入りの靴下を、裏返しにして洗います

 

なんとなく、お湯だとニオイが取れる気がしました(※1)。お風呂上がりに、残り湯と自分の靴下と洗剤を入れてスイッチオン。脱いですぐ洗えるので、放置してニオイが気になることもありません!

※1 「しまえるミニ洗濯機」は、50度以上のお湯は使用できません。水またはぬるま湯を使いましょう。
↑お湯を入れるときは、洗面器などを使いましょう

 

「私とお父さんの靴下とパンツは、わけて洗ってよね!」と言われているそこのお父さん。お父さん用洗濯機として使ってみるのはいかがですか? 大型の洗濯機だと洗い→すすぎ→脱水で30分以上かかってしまいますが、パンツと靴下だけの少ない量なら、ミニ洗濯機で10分洗って、洗面台ですすいで、しぼって干すだけなので、15分ほどで終わりますよ!

 

1台あれば、「ちょっと洗い」に役立つ洗濯機だけでなく、赤ちゃん専用、ペット専用、お父さん専用など用途別に使い分けられる本製品。花粉症や感染症が気になるシーズンの清潔を保つためにもおすすめです。

 

メインの洗濯機に加えてもう1台、ミニ洗濯機を使ってみるのはいかがでしょうか?