家電
掃除機
2023/7/3 20:00

ダイソンのロボット掃除機ならやっぱり凄いんでしょ? こだわりの細部を深掘り!

ダイソンは、サイクロン掃除機からヘアケア製品まで卓越した技術で我々を常に魅了し続けている。今回は日本法人設立25周年を記念し、常に斬新なモノづくりで世界を魅了し続ける唯一無二のテクノロジーカンパニーを深掘り!

 

まずは、満を持して日本市場に登場したロボット掃除機の新モデルをフィーチャーし、有識者にいち早くレビューしてもらった様子をお届けする。

※こちらは「GetNavi」2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

先進のモーターとナビ技術で部屋中を強力かつ効率的に清掃

ダイソン

Dyson 360 Vis Nav ロボット掃除機

ロボット掃除機屈指のパワーを誇り、床を賢く効率的に掃除する360シリーズの新モデル。360度カメラで周囲を視認、26個のセンサーと独自のSLAM技術で障害物を避けつつ部屋中を効率良く掃除する。D字型形状採用と新搭載のエッジノズルで壁際のゴミも逃さず捕集。

SPEC●サイクロン技術:Radial Root Cycloneテクノロジー●ナビゲーション技術:360°ビジョンシステム●段差乗り越え:最大2.1cm●最長運転時間:約50分●充電時間:2.5時間●サイズ/質量:W330×H97×D345mm/4.5kg

 

常識にとらわれないダイソン、アッと驚く機構で隅まできれい

一般的なロボット掃除機には、部屋の隅や壁際にあるゴミをかき集めるために回転するサイドブラシがある。それが当たり前と思われていたが、「Dyson 360 Vis Nav」がそんな常識を一蹴。本機は驚きの機構を備える。

↑独自開発のDyson Hyperdymiumモーターを搭載。毎分最大11万回転し、フローリングの溝の微粒子ゴミもパワフル吸引する

 

サイドブラシはなく、前方にブラシと吸引口を備えたD型のデザイン。ブラシは3種類のブラシを組み合わせたもので、幅が広く、一度に広範囲を掃除できる。実際に稼働させると、微細なホコリからペットのトイレ砂のような大きなゴミまで逃さず一気に吸い込んだ。フローリングの溝に溜まった細かいゴミまでかき取っている。

↑カーボンファイバーなど3種のブラシを融合したブラシバーでゴミを除去。カーペット奥のゴミは硬いナイロンブラシでかき取る

ロボット掃除機が苦手としてきた壁際のゴミは、サイドブラシではなくエッジノズルで解決している。壁を検知すると自動で赤いノズルがサイドから飛び出し、そのまま隅のホコリを取り除いて壁際を離れると引っ込む。まわりの状況も検知しており、家具などもきちんと見分けて避けている。

↑通常時は本体横に格納されている「エッジノズル」。壁を検知すると自動的に作動し、隅々までゴミやホコリを吸引する

360ビズナビは、スティック掃除機がそのまま自走しているような、掃除力を極めたモデル。美しい佇まいもダイソンならではだ。

 

検知能力の向上で高度なビジョンシステムを確立

チーフエンジニア

ジェームズ・ダイソン

「我々は1999年にロボット掃除機のプロトタイプを作るも発売には至らず、そこでビジョンシステムの必要性を痛感しました。新製品は検知能力が洗練され、その課題を克服しています」

 

<Close Up>魚眼レンズ&カメラで経路を判断

魚眼レンズとカメラを用いた「360°ビジョンシステム」を採用。天井や家具など多くの参照地点を基に自己位置や掃除が必要な場所などを判断し、最も効率的な掃除経路を自動設定する。

 

私がCheckしました!

家電プロレビューアー 石井和美さん

ダイソンのロボット掃除機はデザインも色も好き。戸建てのテストスペース「家電ラボ」で4年前のモデルを愛用中。