ライフスタイル
2024/12/20 19:15

ふるさと納税はまだ間に合う! ポータルサイトの“中の人”が明かすオススメ活用法

年末に忘れずやっておきたいのが、ふるさと納税の申し込み。税金の還付や控除を受けられたり、おいしい返礼品を受け取れたりと、うれしいこと尽くしだ。

 

そこで今回は、有名ポータルサイト「ふるさとチョイス 」の“中の人”、広報担当の遠藤香澄さんに取材。より良い活用法や、オススメのジャンル、商品などを教えてもらった。

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オーダー前に要確認! ふるさと納税活用のコツ

01 控除の上限を超えないよう事前にシミュレーションを

税金控除の対象となるふるさと納税額は、総所得金額等の40%が上限。その額を超えて寄付しないよう、事前に源泉徴収票(今年なら2024年の)を確認し、ふるさとチョイスなどのシミュレーション機能を使って確認しよう。


02 12月31日の締め切りは決済が完了するまで

ふるさと納税の締め切りは、毎年12月31日。具体的には、その23時59分59秒までに決済まで完了できなければ翌年の扱いとなってしまう。期限を守るべきは、「注文」ではなく、その先の「決済」であると覚えておこう。


03 特例制度の書類申請は早めの記入と送付がベター

「ワンストップ特例制度(※)」を活用する場合は、申請書と必要書類を、寄付した翌年の1月10日必着で送る必要がある。間に合っても、記入漏れなど書類に不備があると再申請となるため、余裕をもった記入と送付がオススメだ。
※:1年を通し寄付先が5自治体以内であれば、確定申告をせずに寄付金控除を受けられる仕組み。自営業など給与所得ではない人や、年収2000万円以上で確定申告が必要な人は利用できない。

 

年間で寄付の分散が理想的。初心者は訳アリ品がオススメ!

ふるさと納税は、故郷や応援したい自治体に寄付することで税金の還付や控除が受けられ、さらに返礼品も受け取れる制度。開始から15年以上が経ち、すでに利用したことのある人も多いはず。ただしその間、たびたびルール改定が行われ、返礼品のトレンドも変わっている。そこで今回は、「食」をテーマに、最新活用法を聞いた。

 

「当サービスでは9~12月に寄付の約7割が集まります。ただそのぶん、品切れになってしまうケースも多いので、当社としては複数回に分けて旬の食材を選ぶ寄付をオススメしています」(遠藤さん)

 

一気に寄付すると支払いも集中するので、注文時期の分散は財布にもやさしい。では、初心者にオススメの返礼品のカテゴリーは?

 

「食品でしたら、訳アリ返礼品ですね。自然災害によって規定サイズに達しなかった品もあり、食品ロス削減に貢献できるだけでなく、『自分の応援したい地域に寄付としてその気持ちを届けられる』というふるさと納税の醍醐味を味わえます。名産品を通じてその土地を知り、いつか訪れてみようと思っていただけるとうれしいです。なお、ふるさとチョイスでは、受け取りたい返礼品だけでなく、寄付金の使い道からも検索できるので、ぜひ活用してみてください」

 

解説したのは……
ふるさとチョイス 広報担当/
遠藤香澄さん

2023年より現職。地元・北海道を中心に、ふるさと納税で全国の食を楽しむ。今年は、地域自慢のクリスマスケーキに熱視線を送る。

 

ふるさとチョイスって?

全国初のふるさと納税総合サイトとして2012年スタート。約95%の自治体が利用し、返礼品の数も57万点を超える(202 4年3月時点)。納税のコツなどのコンテンツも豊富な業界最大手のサービスだ。

 

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※「GetNavi」2025月1号に掲載された記事を再編集したものです