そろそろ、夏休みの予定を考えはじめる時期になりました。ここ数日おでかけ日和が続いているため、長期休暇が待ち遠しくなっている人は多いはず!
まだ円高ドル安が続いているので、今夏は日本から飛び出してみるのもひとつです。しかし、実際に行くとなると「どこへ行けばいいのか分からない」「治安はいいのだろうか」と、いろんな迷いや不安がでてきますね。
そこで、 世界40か国を旅した筆者が穴場かつ安全な国をおすすめ順に5つご紹介。海外旅行をトラブルなしで楽しみたい人は、これらの国を選んでみてはいかがでしょうか?
【5位】ラトビア
バルト三国に数えられるラトビアは、ひとり旅にピッタリの国。2014年からユーロを導入し、ますます世界中から旅行者が増えているようです。
バルト海の真珠とも呼ばれる首都リガの旧市街は、そのすべてが世界遺産に登録されています。色とりどりの華やかな建築物や、ラトビア名物のハンドメイド雑貨を眺めていると何日いても飽きません。
自然に囲まれたラトビアではグリーンツーリズムも盛んで、アウトドア派には堪らない穴場の国。少し街中を外れると手付かずの自然風景が広がり、森の中で開催される民芸市も必見です。バルト三国と欲張らず、ラトビアだけに絞っても後悔はしないでしょう。
【4位】キプロス
数年前から経済危機が話題を呼び、ネガティヴなイメージのあるギリシャ。しかし、本場の白亜の遺跡と青いエーゲ海を一度でもいいから見てみたいという方にはキプロスがおすすめです。
キプロスはまるで小さなギリシャ。9000年以上の豊かな歴史を持ち、高度な文化で栄えた古代遺跡を見ると息を飲まずにはいられません。四国の半分ほどの面積で非常に小さな国ですが、女神ビーナス生誕地だけあって、どこを見ても美しい絶景を楽しむことができます。
一年中温暖な地中海性気候に恵まれ、年間を通じて過ごしやすいのも大きなポイント。日本と同じく右ハンドル、オートマ車が主流なのでレンタカーを借りてみるのもいいでしょう。
【3位】シンガポール
海外初心者も安心して旅行ができる国といえば、シンガポールが有名です。非常に都会的で、清潔感もあり衛生面も問題ありません。
ガイドブックを見ればおいしそうな中華料理や憧れのアフタヌーンティーがならび、ナイトサファリやクルーズなど大人も子どもも満足できるアトラクションがいっぱい。誰もが一度は聞いたことのある有名ホテルで贅沢なひと時を味わうのも、定番の楽しみ方のひとつです。
東京23区ほどの小さな国なので、短い休暇でも隅々まで観光ができるのもうれしいところ。イギリスの植民地だったという影響もあり、英語も通じるのでコミニュケーションの面でも安心です。
【2位】イスラエル
99%の日本人が一生に行かない国とも言われるイスラエル。国の名前を聞くだけで危ないように感じられる方も多いでしょう。しかし、セキュリティの厳しいイスラエルは想像以上に治安のいい国で、年々旅行者が増加傾向にあります。
3大宗教の聖地として有名なエルサレムは、世界遺産にも登録されている神聖な古代イスラエルの都市。ここに数日間と滞在しているだけで古代イスラエルの神秘と、人々を支える宗教の奥深さを肌で感じることができます。
また、死海で体をぷかぷか浮かばせながら本を読む、という憧れの体験ができてしまうのもこの国の魅力。砂漠に突如現れる遺跡も見逃せません!
【1位】ポーランド
最後に紹介するのは筆者が現在住んでいる国、ポーランド。2016年に成田と首都ワルシャワを結ぶ直行便が就航し、学生旅行ランキングでは去年からの伸び率2位に輝きました。
ドイツとロシアの大国に挟まれたポーランドは、両国との壮絶な戦いを幾度となく繰り返しながらも1050年以上の歴史を誇る国です。世界史ファンには堪らない史跡が数多く残り、第二次世界大戦で80%以上破壊された街を市民がヒビ一本にいたるまで再現したという、首都ワルシャワの復元ぶりも見どころ。
親日で有名なポーランド人は日本人旅行者をあたたかく迎えてくれること間違いありません! 一度の旅行だけではもの足りず、リピーターとして戻ってくる人々が多い注目の国です。
みなさんはこれらの5ヵ国の内、どの国に行ってみたいと思いましたか?
どれも自国の文化を強く持ち、異国情緒あふれる国ばかりです。近場のアジアやハワイもいいですが、せっかく海外に足を延ばすなら思い切ってマイナーと呼ばれる国にも挑戦してみてください。