ライフスタイル
2017/6/1 11:00

まだまだ知られていないポーランドの魅力! 特にグルメは日本人好みの味付け

いま、ポーランドと日本の距離が近くなっています。2016年1月、ポーランドの首都ワルシャワと成田を結ぶ直行便が就航し、ポーランドを旅行先として選ぶ人が増加中。

 

また、去年末には全日空とのコードシェアを拡大し、札幌、仙台、福岡からのアクセスもよくなっています。そして2017年7月、早くも従来の週3便から週4便へと増便が決定!

 

こんなに簡単に行けるなら、行ってみたくなりませんか? ポーランドは、アクセスしやすさ以外にも魅力がある国です。そこで、この夏の海外旅行はポーランドにすべき5つの理由を在住者がお伝えします。

 

【その1】治安がいいので安心して旅ができる

ヨーロッパ旅行と聞いて真っ先に気になるのは、治安やテロの危険性。ポーランドもテロに対する警戒や対策はしているものの、そもそも他ヨーロッパ地域のように移民があまり住んでいないため、比較的テロが起こりにくい状況であると言えます。

 

また、ポーランドではこれまで一度もテロが発生したことはありません。ドイツやフランス、イギリスなど西欧と比べると、事件が発生する確率は限りなく低いと考えられています。

 

さらにポーランドの治安は全体的に良好であり、現地に住む人々はとても穏やか。旅行者としての最低限の注意を払っていれば、危険だと感じるようなことは滅多にないでしょう。

 

【その2】見どころが数えきれないほどある

ポーランドは1050年の歴史を誇る国であり、それだけに中世ポーランド王国から第二次世界大戦時の重要な史跡が数多く残っています。欧州の旅行会社が主催するランキングでは、古都クラクフがヨーロッパで最も美しい街として1位に輝くことも珍しくありません。

 

琥珀の産地として有名な港町グダニスクから南部のクラクフまで行くと、高速列車を利用しても5時間30分の距離。人気の観光スポットは東西南北に点在しているため、一度ならず二度や三度と訪れる観光客が多いのも特徴です。

 

1978年に世界遺産第一号として登録された2つの観光名所、ヴィエリチカ岩塩坑と古都クラクフは絶対に見逃せません。他にも人生の中で一度は訪れてみたい、魅力的な観光都市や史跡があなたを待っています!

 

【その3】ポーランド人が外国人にやさしい

筆者はポーランドで観光ガイドをしていますが、お客様にポーランドの印象を聞いてみると10人中8人は「ポーランド人は優しくて親切」と口にします。

 

道に迷えば自ら歩みよって教えてくれたり、スマホやデジカメなどを不用心なところにしまっていると「危ないよ」と注意をしてくれたり、また、タクシーやお土産屋さんなどでは何も言わなくても安くしてくれることがあります。

 

また信号のないところが目立つポーランドでは、道を渡ろうとするとほぼ必ず車が止まってくれます。これは、日本人が最もよく驚くことのひとつ。筆者はポーランドに暮らして3年弱となりますが、未だ外国人だからといって危険な思いをしたり、差別を受けたこともありません。

 

【その4】物価が安くて滞在費用も非常にお得

ポーランドはユーロを導入していないEU加盟国のひとつ。独自通貨を持っているからこそ物価は安く、誰もが知る5つ星ホテルでも1万円から2万円台で泊まれてしまうことがあります。

 

観光施設や博物館では入場料が500円もしないところが多く、ほとんどのレストランはひとりでも気軽に入れるような雰囲気と価格設定。そのため、低予算でヨーロッパ旅行を実現したいという方や学生の卒業旅行にもおすすめの国です。

 

【その5】ポーランド料理が日本人の口に合う

日本から一歩外に出ると、遠く離れた国でなくても珍味に出会うことはあるでしょう。しかし、ポーランドでは日本とは異なる食文化を持っているにも関わらず、食材や味付けは意外と馴染みやすいものが多いです。

 

その証拠にポーランド風と呼ばれる料理はいくつも存在し、例えばポーランド風カツレツのコトレット、ポーランド風水餃子のピエロギ、ポーランド風ロールキャベツのゴウォンプキなど、一度食べたらまた食べたくなるようなメインディッシュがたくさん!

 

また絶品と言われるスープやスイーツなどもあり、観光地巡りだけでなく食巡りも堪能できてしまうのがポーランドの魅力です。

 

これらの5つの理由を知ってしまうと、ポーランドに今すぐにでも行きたなくなってしまいますね。

 

まだマイナーな旅行先のひとつとして数えられることの多いポーランドですが、ポーランド航空は最終的に週7便のデイリー運航を目指しており、日本人観光客を歓迎しいます。今年の夏休みやシルバーウィーク、クリスマス休暇はポーランドで過ごしてみてはいかがでしょうか。