Adobeがオンラインからオフラインへ!
いま私の前には、Adobe Photoshop REALという新製品が置いてある。
本製品は、Photoshopの25周年を記念し、デスクトップの枠を超えてリアリティの先にできた究極のツールだ。
プレスリリースによると
カバンに入れて持ち運び可能で、アプリやオンラインでの加工なしにレイヤー補正ができる次世代のオフライン画像編集ツールです。本製品はフィルムカメラのユーザー様にも利用していただける世界初のリアル画像加工ソフトウェアツールセットで、(以下略)
という何とも革命的な機能が満載そうな、興味をかきたてるツールである。
中身を空けてみると、「REAL」の意味がわかる。
……「REAL」なレイヤーである。
……「REAL」なツールたちである。
確かに、オフラインですぐに補正/修正ができ、しかもカバンに持ち運べるツールたちが満載だ。
4月1日は編集者&記者のセンスを問われる日だ。
本製品、勘のいい読者なら気づいているかもしれないが、完全なるエイプリルフール的お遊びアイテムだ。
時刻はすでに4月1日の午前8時。本製品を楽しく紹介した記事が続々とアップされている。
25周年を迎えオフラインに回帰。Adobeから「Photoshop REAL」登場 (PC Watch)
“Adobe Photoshop REAL”が発表 次世代のオフライン画像編集ツールを実際に試してみた (ファミ通.com)
【4月の嘘】アドビ、カバンで持ち運ぶ「Adobe Photoshop REAL」発表。ただし本当にプレゼント(動画) (Engadget)
……しまった、完全に乗り遅れている。
しかも、うちは最近ウェブ版をはじめたばかりの弱小サイト。他のサイトにない見せ方を見せなければ、ユーザーにも楽しんでもらえないし、PVも伸びないし、こんなツールを作ってくれたAdobeさんにも悪い。そして何より、「常にオリジナルなチャレンジを!」はGetNaviのコンセプトである。でも、コレで何をすればいんだろうか。編集者としてのセンスが問われる。
嫁の肌をリアルに修正する企画はどうだろうか?
「Adobe Photoshop REAL」は、現実のモノを修正できるところがポイントである。写真に撮ったデータの世界を直すのではなく、リアルなものを治せる。説明書にはこう書いてある「常に持ち歩くことで、いつでもどこでもアイデアがひらめいた時に、さっとカバンから取り出して使用。あなたのクリエイティビティを刺激します」。
というわけでまず私が思いついたのは、嫁の肌を修正するという案だ。
最近お肌の曲がり角の嫁の肌を「リアルズームツール」で拡大。
「リアルスポイトツール」でくすみと毛穴を消した!さすが「Adobe Photoshop REAL」
殴られた。
でも安心! 「リアルクリエイティブクラウド」を綿代わりに「リアルスポット修復ツール」で顔の傷も簡単に応急処置ができるからね。
「Adobe Photoshop REAL」の不具合発見!??
話はいきなり変わるうえに私事で大変恐縮なのだが、近々に入籍予定である。ゼクシィのピンクの婚姻届に証人の欄も記入済みで各種書類も揃えた。あとは下書きした鉛筆書きを消して、役所に提出するだけの段階だ!
鉛筆書きを消して……
次なる企画が思いついた! 「Adobe Photoshop REAL」の「リアル消しゴムツール」で、婚姻届の余計な部分を消そうとしたけど、
鉛筆書きしか消せませんでした!
Adobeさん、コレって不具合じゃないですか!
Adobeさんでも「愛」までは消せないようだね!
個人的にはなかなかイケそうな気がするので、早速嬉々として嫁に報告してみると、
え、それって婚姻を取り消したいってこと!(怒)と殴られました
でも、大丈夫。「リアルクリエイティブクラウド」を綿代わりに「リアルスポット修復ツール」で顔の傷も簡単に応急処置ができるからね。(「リアルスポット修復ツール」は1個しかなかったから、普通の絆創膏張りました)
これじゃあ単なるノロケブログになってしまう。
いかん……当初は「Adobe Photoshop REAL」を楽しく使ってみたという大きな志で書いてきた本記事だが、これでは、単なるブログである。こんなクオリティでは読者にも悪いし、Adobeさんも悪いし、何となく個人的にも“サムい”感じが出ていないか心配になってきた。
とはいえ、私の残されたツールは、「リアルなげなわツール」しかない……。「もう出ていく!」という嫁を「リアルなげなわツール」でキャッチ!というネタも微妙だし、「リアルなげなわツール」でハートマークを作って謝罪!というネタも完全に行き詰っている。
あっ、猫転送措置はどうだろうか。
ウェブと言えばネコ、ネコと言えばウェブである。うちの実家のかわいいアメショ(11歳)を「リアルなげなわツール」で猫転送装置をすれば、それなりに形になりそうだ!(PV数も伸びそうだ!) ちなみに猫転送装置とは、床にテープや縄で輪を作ると、そのなかに猫が入ってきて絶妙に可愛い! というもので昨年、ウェブ上で話題になった猫撮影方法である。
本当にいま思いついたので、写真はなんとか今日中にっ!
といった形で、今年もすでに色々な企業がモノをテーマにしたジョークを展開中! GetNaviのTwitterでも面白いのを見つけたら、どんどんRTしていくので、ご注目ください!