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2018/3/13 19:00

1レッスンあたり約193円、海外出張で思い出したのは「DMM英会話」でした。

この原稿は出張先のスウェーデンで書いている。某有名インテリアブランドを取材するために滞在中。素晴らしい環境で仕事ができる喜びを噛み締めつつ、悩みが1つ。

 

言語の問題である。

 

スウェーデン、第一言語こそスウェーデン語だが多くの人が流暢な英語を話す。よって、メディア向けのプレゼンテーション、取材とすべて英語でコトが運ぶ。僕の隣には、通訳してくれるスタッフの方が付いている。よって問題はないのだが「直接聞き、話せたら、どんなに良いだろうか」と何度も考えてしまった。

 

その際に毎度思い出したのは「DMM英会話」のこと。

 

「DMM英会話」とは、株式会社DMMが展開するオンライン英会話サービス。それまでのオンライン英会話にはなかった「多国籍な講師陣」や「24時間365日のレッスン」をポイントにシェアを拡大。2013年2月にサービスを開始し、現在ではNo.1のオンライン英会話サービスとなっている。

 

なぜこんな話をするかというと、実は、出張前に「DMM英会話」サービス開始5周年を記念したプレスイベントに参加してきたのだ。英会話はできないが、英会話の周辺事情だけは詳しくなっていた。取材当初は「日本に永住予定の自分には関係ないな」と正直思っていた。

↑DMM英会話5周年記者発表会に登壇した、(左から)安河内哲也氏、上澤貴⽣氏、Luke McCrohon氏

 

しかし、スウェーデン滞在中に「海外取材でも英語が話せれば、ある程度乗り切れる」と実感。マジで「DMM英会話」に登録しようかと考える今日この頃である。

 

「DMM英会話」の最大の特徴は、値段の安さだろう。1日25分間、Skypeで英会話レッスンを行えるスタンダードプランが月5980円。毎日レッスンを受けたとすれば、1レッスンあたり約193円となる計算だ。

 

一般の英会話スクールの相場は週1回40分のレッスンで月2万円だという。それに比べたら、どちらがお得かは明白。Skypeレッスンは、マンツーマンで英語を喋りっぱなし。スクールのように、自分の順番がきたら話すスタイルとは異なる。成長の度合いも早いとか。

 

自分に合ったレッスン内容を指示できるのも特徴だ。無料で配布される7000以上の教材を使い進めていくか、フリートークのみで展開するか。また、講師が文法や熟語のミスを逐一訂正していくか、それとも調子良く喋らせてくれる環境を整備してもらうか――。そんな細かい設定も調節可能で、全く英語が話せない人からネイティブレベルの人まで対応している。

 

「DMM英会話」の代表を務める上澤貴生氏は、「英会話で大事なのはゴール設定」だと説く。

 

記者発表会では、「英語で人を助けたい、海外で働きたい、ウォール・ストリートで働きたい、では学び方が異なってくるんです。自分の目標にあった学習方法が大事なんです!」と熱弁。

 

「『私は英語が話せる』というマインドセットを身につけるためには3000時間かかります。私が繰り返し言っていることなんですが、これらを一足飛びにして英語が話せるようになる魔法はありません!」と続ける。

 

3000時間……、ぐうたらな自分には途方もなく長い時間に思えてくる。いや、ほとんどの人にとってそれはハードロードだろう。英語をマスターすることは、そう生易しくはない。これが現実!

 

その点に関して、上澤氏は「皆さん、仕事をしているなかで学習時間を探すのが難しいはずです。会社の休憩時間、寝る前といった少しの隙間時間を見つけて勉強するのが重要です。『DMM英会話』は24時間いつでも対応できます!」とDMM英会話の利点を語ります。

 

ひと昔前だったら、深夜3時に「ヒマだからと英語の勉強しよう!」など絶対無理。世界中にインターネット回線が張り巡らされているいまだからなせる「DMM英会話」の隙間時間勉強法だ。

 

上澤氏によると、英語は勉強しないと忘れていく。少ない時間でも常に触れていることが大事だと語る。ゆえに、熟練者にとっても安価で英語力をキープできる「DMM英会話」が良いとのこと。

続いて、登壇したのが⼀般財団法⼈ 実⽤英語推進機構 理事で東進ネットワークのカリスマ講師でもある安河内哲也氏。

 

「中学高校と6年間勉強した英語、話せる方いますか?」と強烈な問いかけから始まったプレゼン。カリスマ講師っぷりを見せつけ、DMM本社が一瞬で予備校の雰囲気に。

 

安河内氏はDMM英会話を続けるコツについて、「毎日やる時間を決めること。そして、お気に入りの先生を見つけることです! 僕も最初は金髪の美人の先生ばっかり選んでました。けどね、若い人と話すのってしんどいじゃないですか(笑) 結局、いまは話が合う同年代の親父ばっかり。休日は酒をちょっと飲みながら、レッスンに挑むことも多いです。世界中に友達ができて、目線がワールドワイドになることも魅力なんですよ!」と熱血指導。

 

英語に慣れてくると、先生が話すレッスンから生徒が話すレッスンに変わっていく。これも魅力だという。

 

そして、最後に登壇したのがDMMの創業者・亀山敬司氏。

 

「『DMM英会話』は『亀チョク(新規事業企画を亀山氏に直接プレゼンする機会)』から生まれました。僕は、英語教育への情熱はないが、彼らにはあります。僕にできるのは資金面で支えることだけです。彼らは頑張ってます、プレスの方も応援してください。よろしくお願いいたします」と一礼。すぐに舞台から去っていった。

 

「DMM英会話」、僕自身やっていないので否定も肯定もできないのが本音だ。しかし、気軽にチャレンジできる値段設定は事実。上澤氏も「まだ儲かってません」と言っていたっけ……。いまはコストを度外視して、ユーザーを増やす期間なのだろう。興味を持った方は是非トライしてほしい。