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2018/7/12 16:00

【2018上半期】プロが解説! 売れたモノ・バズったものランキング30位~21位

【27位】

プラス100円でパティが倍増!「夜マック」

ありそうでなかった、マクドナルドの新サービスが大きな話題に。それがパティを倍増できる「夜マック」だ。17時以降に受けられるサービスで、夜の時間帯の売り上げを引き上げた。

倍グラン クラブハウス

590円

手丸めでスチームしたもっちりバンズやスモークベーコン、ホワイトチーズ、ジューシーな100%ビーフのパティなどが魅力。そのパティが倍となり、おいしさもボリュームもアップしている。

 

【夜マック ヒットのツボ】

「ハンバーガー=ランチ」の概念を変えた!

日中に食べるイメージの強いハンバーガーだが、プラス100円でパティが倍増というキャッチーかつおトクなサービスで、夜の利用が急増。結果、3月の売上が、前年同月に比べ10%増加した。

 

夜だけ100円で倍という わかりやすいお得サービス  

マクドナルドで昨今人気なのが「夜マック」。プラス100円でパティを倍増できるというものだが、ヒットの要因をフードアナリストの中山秀明さんはわかりやすいおトク感だと力説する。 「100円でごちそう感が増すうえ、夜限定というお楽しみ感も。個人的には肉のパティだけでなくえびフィレオも対象なのがうれしい」  また、定番バーガーに好きなトッピングができる「マックの裏メニュー」も開始。今夏も注目だ!

 

【26位】

ビールメーカーの 本気を感じる新ジャンル!「本麒麟」

上半期のビール類では、新ジャンルビールにおいて高アルコール商品の新作ラッシュが目立った。しかし、別の方向性で断トツにヒットしたのが「本麒麟」。そのワケを明らかにする。

キリン

本麒麟

130円

従来の1.5倍の長期低温熟成を採用。さらにアルコール度数は高めの6%で、コクと飲み応えを強化。また一部にドイツ産ホップを使用し、低価格ながら上品な苦みと爽快感を実現した。

 

【本麒麟 ヒットのツボ】

商品の質と消費者への伝え方の相乗効果

メーカーの威信をかけた確かな商品力と、魅力の伝え方が功を奏したといえる「本麒麟」。3月の発売から約3か月で、年間目標の5割を超える1億本(350㎖缶換算)を突破した。キリンが5月にアンケートを実施したところ、本麒麟を飲んでうまさに驚いた人は93%に。また、CM好感度の「アルコール」銘柄では2か月連続1位(3・4月)に。

 

ビールにひけをとらない味とそれを伝える印象的な広告

各社が様々な新商品を投入するなか、なぜ「本麒麟」が一歩抜きんでるヒットとなったのか。ビアジャーナリストの高梨 良さんは、味だけではないと説く。

 

「あっさりした飲みやすさではなく、コクのあるしっかりしたテイスト。個人的には新ジャンルとは思えない、ビールのようなおいしさに驚きました。また、アルコールが6%でやや高め。赤くて目立つパッケージ。ストーリー性より、味の感想を著名人がストレートに伝えるという商品訴求。高アルコール人気の波に乗るとともに、インパクトのある広告が消費者に伝わりやすかったともいえるでしょう。私自身、『時代が変わる』というCMに『大げさすぎでは?』と思いましたが飲んで納得! 新ジャンルにありがちな、酒臭さがない点も気に入っています」

 

【コチラもチェック!】

同じ聖獣マークを入れたキリンレモンも大ヒット!

90周年を記念し味もデザインも刷新し、キリンの象徴である「聖獣」マークを配置。発売2週間で1000万本売り上げるのがヒットの目安といわれる飲料業界で、約1週間で1000万本を売り上げた。

 

【25位】

都内法人タクシーの 1割近くを占める!「JPN TAXI」

昨年10月の発売から今年3月までに約4000台を売り上げ、都内法人タクシーの1割近くを占める。2020年にはタクシーの3台に1台が同車となる見込みだ。

トヨタ

JPN TAXI

327万7800円〜349万9200円

日本の「おもてなしの心」に 基づいた配慮が満載! トヨタ JPN TAXI 327万7800円〜349万9200円 「おもてなしの心」を反映した、トールワゴンタイプのタクシー専用車。余裕のある前後席間距離を確保したほか、左のリアドアは大開口電動スライド式を採用。乗客が快適に利用できる配慮がなされている。

SPEC【匠】●全長×全幅×全高:4440×1695×1750㎜●車両重量:1410㎏●パワーユニット:1496cc直列4気筒エンジン+モーター●最高出力/最大トルク:74PS(54kW)/11.3㎏-m(111Nm)

 

【JPN TAXI ヒットの数字】

昨年10月の発売から今年3月までに約4000台を売り上げ、都内法人タクシーの1割近くを占める。2020年にはタクシーの3台に1台が同車となる見込みだ。

 

【24位】

“ガソリンで走るEV”の 第2弾が登場「e-POWER」

2016 年にコンパクトカーのノートで採用された「e-POWER」の第2弾として2月に登場。高い燃費性能と環境性能が好評で、ノートとともに高い売り上げを誇る。

日産 セレナ

e-POWER

296万8920円〜340万4160円

ガソリンエンジンで発電した電力を利用してモーターで走行する「e-POWER」を、人気のミニバンに搭載。力強い動力性能と高い静粛性を両立した。高速道路同一車線運転技術「プロパイロット」を採用。

SPEC【X】●全長×全幅×全高:4690×1695×1865㎜●車両重量:1730㎏●パワーユニット1997cc直列4気筒DOHCエンジン+モーター●最高出力/最大トルク:150PS(110kW)/20.4㎏-m(200Nm)

 

【e-POWER ヒットの数字】

2016年にコンパクトカーのノートで採用された「e-PO WER」の第2弾として2月に登場。高い燃費性能と環境性能が好評で、ノートとともに高い売り上げを誇る。

 

【23位】

いま日本で “一番売れている”クルマ!「N-BOX」

全面改良された2017 年9月から18年5月まで、9か月連続で販売台数トップに。その他の軽トールワゴンも軒並み好調で、ユーザーの節約志向を反映している。

ホンダ

N-BOX

138万5640円〜227万4480円

2011年に初代モデルが登場以来、累計130万台以上を売り上げている、日本を代表する軽トールワゴン。同社の安全運転支援システム「ホンダ センシング」を、軽自動車として初めて全車に標準装備する。

SPEC【G・L ホンダ センシング(FF)】●全長×全高×全幅:3395×1475×1790㎜●車両重量:890㎏●パワーユニット:658cc直列3気筒DOHCエンジン●最高出力/最大トルク:58PS(43kW)/6.6㎏-m(65Nm)

 

【N-BOX ヒットの数字】

全面改良された2017年9月から18年5月まで、9か月連続で販売台数トップに。その他の軽トールワゴンも軒並み好調で、ユーザーの節約志向を反映している。

 

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