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2018/7/11 6:00

【朝の1冊】片付けは6割でok、分類しないでひとつにまとめる――部屋の片付けから心の整頓まで、今日から始められる3つのハック

副業にパラレルワーク、休日もチャットがピコピコ、休む時間もなくなって、自分の時間を作るための「働き方改革」をしないと…と思う方が多いでしょう。とくに、新しい企画やアイデアをじっくり考えるようなお仕事をされている方は、日々のルーチン業務に追われて、いいパフォーマンスを出せずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

 

そんな方にオススメなのが『片付けHACKS!』(小山龍介・著/東洋経済新報社・刊)です。片付けることが、仕事効率アップに繋がるってどういうこと? と思う方のために、『片付けHACKS!』より部屋の片付けから心の整頓まで、今日から始められる3つのハックをご紹介させていただきます。

 

 

そもそもどうして「片付け」なの?

ただでさえ仕事が忙しくて、片付ける暇もないわ! という声も聞こえてきそうですが、忙しいときにこそ「片付け」が必要なのです。どうして必要なのでしょうか?

 

いっぱいになったコップに水が入らないように、仕事に追われる状態では新しいチャンスをつかめないからです。『片付けHACKS!』は、新しいチャンスを呼び込む余白を作り出すためのハッキング術なのです。

(『片付けHACKS!』より引用)

 

さあ、ご自身の机の上を思い出してみてください。いろんな資料でとっちらかっていませんか? 昨日飲んだペットボトルが置き去りじゃないですか? 同じペンが何本もありませんか?

 

あと個人的に片付ける必要があるのは「デスクトップ」や「ダウンロードフォルダ」などPCの中。謎なフォルダがいっぱいあって、この前見つけたのは「謎」というテキストファイル。名付けたのも自分ですが、「何このファイル!」ととても怖かったです(笑)。

 

キレイに整理整頓しなきゃと思っていませんか?

よし! ではキレイに整理しようと気合が入った方、まずは何を始めるでしょうか? 『片付けHACKS!』によると、几帳面な人ほど片付けられなくなるとも書かれてありました。完璧を目指さず、60%片付いていればOK! と自分で片付けの目標を設定することが大切なんだとか。著者は、自身で「床に物が置かれていない」=「60%片付いている状況」とゆるい設定にしているそうです。ついつい完璧を目指しちゃいたくなりますが、「これくらいなら続けられそう」と思いますよね!

 

また、汚くなりがちな机の上や引き出しもそれぞれ収納場所を分ける必要がなく、「全部まとめてポン」で良いんですって。

 

分類すれば収納したときにきれいに見えますが、分類のルールの分だけ等比級数的に運用が複雑になる。ルールを減らすためにも、分類をしないで片付けてしまうのです。

(『片付けHACKS!』より引用)

 

片付けは毎日のことなので、運用に時間がかかっちゃうとそれこそ時間の無駄になります。ひとつにまとめておけることで、「どこを探したらいいか」という迷いがなくなるので、オススメなんですって。しかしながら、部屋全体が「まとめてポン」になってしまうとどんどん散らかりますので、

 

・運用しやすい、無理しないルールをつくる

・下手に分類しない

を意識して、まずは60%を目指して片付けはじめましょう。

 

 

スケジュール管理に「自分の時間」を入れてますか?

もうひとつゴチャゴチャしてしまいがちなのが、「スケジュール管理」。これこそいろんなハックが出ているので、付箋を使ったり、色分けしたり、手帳を活用したりと色々と試している方も多いでしょう。しかし! それで本当に管理しきれていますか?

 

通常、スケジュールというと他人とのアポイントメントを記入すると思います。自分の作業時間を入れている人は、少ないと思います。そのため、他人へのアポイントでスケジュールが埋まってしまうと、肝心の自分の作業時間がどんどん減っていきます。

(『片付けHACKS!』より引用)

 

そう、自分のスケジュールを管理するためなのに、「自分の時間」を入れていない人が多すぎなのです! 作業時間だけでなく、アイディアの参考になる本を読む時間、散歩でリラックスする時間、ネットで情報を調べる時間などなど、普段の仕事をしているなかでも「自分の時間」はたくさんあると思います。Googleカレンダーを使っている人は、自分の時間とお客さんとの打ち合わせの時間を色分けしておくと便利ですよ! 私も2色で使い分けるようになってから、「余白時間」を意識できるようになって、新しいことに取り組む時間が増えました!

 

 

「デジタルデトックス」できていますか?

みなさんは1日のうちにどれくらいデジタルツールと触れていますか? 朝のアラームから通勤時の情報収拾、クライアントさんとの電話・メール・チャット、飲み会の場所探し、帰りの電車の検索、自宅でスマホゲーム、寝る前のSNSチェック…思い返せば、ずーっとスマホやPCと共に過ごしているなんて人もいるでしょう。気がつかないうちに気持ちも疲れちゃっているなんて方も最近増えてきましたね。

 

こうしたデジタル疲れを解消するために、最近僕は、散歩中にスマホの電源を切るようにしています。一〇分程度の散歩ですが、その間だけでもデジタル機器から距離をおいてみる。

(『片付けHACKS!』より引用)

 

丸1日スマホを使わない! となると「ダメダメ〜!」「何かあったら困る!」という方も多いかもしれませんが、毎日10分くらいなら電源を切っても怒られないですよね。私も数日試してみましたが、なーんにも問題ありませんでした。最初は不安で電源を入れてしまいましたが(笑)、安心してください! 誰からも連絡はありませんでした。災害時や何かあった時には助けになるスマホですから、手放せとは言いません。ぜひ手軽にできるデジタルデトックスで「頭の中」を片付けて、新しいアイディアを入れられる余裕を作りましょう!

 

『片付けHACKS!』には、全部で89のハックが紹介されています。1日ひとつずつ始めても半年くらい楽しめますので、少しずつ片付けを楽しんじゃいましょう!

 

 

【書籍紹介】

片づけHACKS!

著者:小山龍介
発行:東洋経済新報社

楽しいからやめられない。
自由でクリエイティブな生き方を引き寄せる究極のライフハック!

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