ライフスタイル
2018/7/19 6:00

【朝の1冊】日本一有名なニートが教える「お金」にこだわらない居場所や仲間をつくる10のコツ――『持たない幸福論』

長続きする「人付き合い」のコツ

僕がお金がなくてもそんなに不満がないのは自分が一番やりたいことは実現できているからだと思う。

(『持たない幸福論』から引用)

 

なぜ収入が少なくても不満がないかといえば、phaさんは自分がやりたいことを実現しているからです。

 

ゆるいつながりの仲間と付き合って、料理をしたり、それを分けあったり、散歩したり、ときどき遠出したり、本やゲームソフトの貸し借り(シェア)をしています。

 

人恋しいのに、「お金がないから」「お金が減るから」という理由で会わない、集まりに出かけないことはありませんか? 人付き合いは、お金をかけないほうが長続きします。孤独に陥らないためのコツです。

 

 

ぼーっと楽しく幸福に生きる

「そんな生き方は間違っている」「世の中はそんなものは認めないぞ」とか言ってくる人がいるけど、そういうのはよく分からない宗教の人が「あなたの生き方は我が教の教義に反しているので死後十億年間地獄に堕ちます」とか言ってくるのと同じなので、「ああ、別の宗教の人だな」と思ってほっとけばいい。

(『持たない幸福論』から引用)

 

働きたい人は、好きなだけ働けばいい。ただし、「働くのが当たり前」という考え方を、他者に押しつけるべきではない。体力がない人、収入が少なくても幸せな暮らしができる人は、あまり働きたくないからです。

 

本書『持たない幸福論』の著者であるphaさんは、「絶対にやらなければいけないことは、それほどない」と述べています。生きることですら、権利であっても義務ではありません。あなたは幸福に生きる権利があります。お試しください。

 

 

【書籍紹介】

持たない幸福論

著者: pha
発行:幻冬舎

「正社員にならねば」「結婚しなければ」「子どもを作らねば」「老後に備えなければ」……「こうあらねば」が人を追いつめている。生きるのが苦しいときは、世間の価値観や周りの意見にとらわれずに、自分が好きなものに立ち返るといい。仕事や家族やお金に頼らず、社会の中に自分の居場所を見つけ、そこそこ幸せに生きる方法を、京大卒の元ニートが提唱。

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