ライフスタイル
2018/10/4 7:00

住み替えで得をする! 専門家が教える賃貸物件を上手に借りる方法

5. 家賃や手数料がお得に!

住み替え特典を上手に利用して

不動産会社によっては、賃貸の住み替えに特典を用意しているところもあります。たとえば、ダイワリビング賃貸物件「D-room」では、同社の管理する物件に住み替えるなどの条件をクリアすれば、1カ月分の家賃か仲介手数料が無料になります。また、引越しを予定している人を紹介すると、紹介者に2万円分の商品券がプレゼントという特典も!

 

「管理会社も仲介会社も、お客さんと長くつきあえるようさまざまな特典を考えていますから、“住み替え 特典”といった検索ワードで探してみるといいと思いますよ」

「スマイル×スマイル」キャンペーン http://www.daiwaliving.co.jp/smile/
「住み替え特典」 http://www.daiwaliving.co.jp/sumikae/

 

6. 家賃は交渉できる!

値下げ交渉のポイントとは?

家賃は貸主が決めるもので、その値段は変わらないと思っていませんか? 実は、家賃は交渉することのできる物件もたくさん存在するのです。上手な値下げ交渉のチェックポイントを見ていきましょう。

 

・ほかの物件を引き合いに出して交渉する

以前の住人がずいぶん前に退去している物件や、マンションなどで空室が目立つ物件は、貸主が早く貸して家賃収入を得たいと思っている場合がありますから、交渉のチャンスです。「どのくらいの金額を提示したらよいかわからない場合は、ネットで付近の相場を調べて、“この物件と同じ値段だったら借りたい”などと交渉をはじめてみるのがよいでしょう」

 

・「1000円でも安くしたい!」という気持ちで聞いてみる

家賃は、1000円でも安ければ年間の支出を大きく抑えることができます。貸主と直接つながっている不動産会社であれば、貸主の意向がよくわかっているので、交渉可能か一度聞いてみるのがよいでしょう。「1000円安かったらすぐ決めます!などと言ってみるのもいいと思います。端数の切り捨てや、口座振込手数料分だけ安く、というような交渉もしてみてください」

 

・家賃は無理でも礼金など初期費用を安くできる場合がある

家賃が同じ物件でも、敷金や礼金、その他仲介手数料などの初期費用はさまざま。礼金と呼ばれる貸主へのお礼の発生や、家賃保証会社との契約が必要なことも。「家賃が難しい場合は、初期費用を交渉する方法も考えてみましょう。また、フリーレントやクレジットカードによる分割払いなどを交渉してみるのも手だと思いますよ」

 

・住んだあとも交渉することができる

長く住んでいると、一般的には入居したときより、その物件の価値は下がっているものです。「更新時期などに、古くなってきたから家賃を下げてもらえるよう聞いてみるのがよいでしょう。更新時期は交渉の絶好なタイミングなので、経年によって生じた修理してほしい部分をリストアップしたり、エアコンなど設備の交換を提案したり、これからも長く住みたいという気持ちで交渉してみてください」

 

借りたい物件をどのように探すか、どんな交渉をするかで、家賃や初期費用などかかる金額は変わってきます。借りる前にしっかりと契約書を読み、どういった費用がどれくらいかかるのか、交渉できる余地はないのかを不動産会社に相談してみましょう。同じ物件でも、たくさんの会社が一斉に扱っている場合もありますから、交渉をしっかりしてくれる担当者かどうか見極めることも大切です。

 

【プロフィール】


住宅・不動産ライター/椎名前太さん

大学卒業後、OA機器販売や中古車情報誌「カーセンサー」の広告営業、GCDFキャリアカウンセラーとして大学講師など複数の職業を経験。在職中に注文住宅の自宅を建築。大満足したことから「多くの人にこの充実感を味わってほしい」と住宅・不動産ライターに転身。
https://zenta1.com/

 

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