ハワイでは、日本の四季のようなドラマチックな季節の変化はありませんが、それでも冬になると夏にはできない魅力やイベントもたくさんあるんです。寒い日本を脱出してハワイに行きたくなる、冬のハワイでできる楽しみをご紹介しましょう。
ザトウクジラの雄大な姿を楽しむホエールウォッチング
冬のハワイのアクティビティとして絶対にはずせないのが、ホエールウォッチング。毎年12月から4月ごろになると、ザトウクジラがアラスカからハワイ周辺の温かい海に、繁殖や出産、育児のためにやってきます。そのため、ハワイの島々からクジラの雄大な姿を頻繁に眺めることができるんです。
ホエールウォッチングのスポットとしてはマウイ島が有名ですが、ワイキキのあるオアフ島でも十分に楽しめます。ホエールウォッチングのクルーズに参加してもいいですし、「マカプウ岬」はオアフ島でホエールウォッチングスポットとして人気。筆者はワイキキビーチから沖を眺めていたときに、クジラと思われる水しぶきがあがったのを目撃したこともあるので、何気なく海を見ていたらクジラを見られるチャンスがあるかもしれません。
南の島のムード満点! クリスマスイルミネーション
12月から正月までの期間はクリスマスイルミネーションも楽しめます。日本の芸術的で華美なイルミネーションには程遠く、“見事”と言えるようなイルミネーションではありませんが、そこは南の島のご愛嬌。その代わり、ホノルル市庁舎で行われるイルミネーション「ホノルル・シティ・ライツ」には、サンタクロースとミセスクロースの巨大サンタ夫婦のイルミネーションが登場します。どこかのんびりとしたハワイらしさを感じられるはず。
ハワイ各地のショッピングセンターでも巨大クリスマスツリーが設置されるので、写真撮影スポットはたくさんあります。クリスマスイルミネーションは11月後半~12月ごろからスタートし、新年のお正月休み頃まで実施されます。
サーフィンの大会も目白押し! ビッグウェーブ
11月~3月ごろのオアフ島近海では、特に北部で波が高くなります。これを目当てに世界中のトップサーファーがハワイを訪れ、数多くのサーフィン大会が開催されます。そのため、現地の人々も週末はビッグウェーブを見にノースショアまでドライブに出かけたりするんです。
ビーチに押し寄せる波と白い波しぶきを眺めると、パワフルな自然の力にきっと圧倒されるはず。高波を見られるビーチなら、ハレイワ・ビーチパークやサンセットビーチなどが有名。ただ、高波の日に海に入ることはとても危険なので、ビーチから眺めるだけにとどめておきましょう。
サンライズにあわせてダイヤモンドヘッド登頂
ハワイを象徴するダイヤモンドヘッドは、10万年以上前に形成されたとされるクレーター。海に面した高さ約230mの位置にかつては軍事監視施設が作られましたが、現在はハイキングコースが設けられています。コースは初心者でも登りやすい、比較的ゆるやかな道。30~40分ほどかけて山頂に辿り着くと、ワイキキの街並みとワイキキビーチ、さらにその周辺まで360度のパノラマビューを望めます。まさに感動の一言。
ダイヤモンドヘッドのハイキングコースは毎朝6時に開園するのですが、冬の時期の狙い目は朝一番のハイキング。夏場は朝6時ごろの日の出時刻が、1月や2月になると7時ごろと遅くなるので、開園と同時に登り始めれば山頂でサンライズを眺められるんです。
常夏のハワイですが、季節ごとに楽しめることも変わります。ぜひ冬ならではのハワイを満喫してみてください。