秋の恒例行事「エボルタNEOチャレンジ」が今年も開催されました。今回は2部構成。第1部は9月下旬から11月上旬まで「世界最長遠泳チャレンジへの旅」と題し、大阪府守口市の乾電池工場から広島県の宮島口までの約400kmを走破。第2部は「世界最長遠泳チャレンジ」で宮島口から嚴島神社までの約2.5kmを泳いで「ギネス世界記録™」も目指すという内容です。
第1部はすでに成功、第2部も結果は公式サイトほか多くのメディアで公開されているように、距離3.002km、所用時間3時間22分34秒で見事成功! おめでとうエボルタNEOくん!
というわけですが、今回の記事のメインは結果報告ではありません。このエボルタNEOチャレンジ、長丁場なのでリザルトを見るだけではわからない、予期せぬ出来事やハプニングがてんこ盛り。というわけで、現地観戦組だった私・ヤマダが、とにかく共有したいトピックを3つほどピックアップしてみました。今年は特に題材が豊作で、「来年は見てみようかな」と思える内容に仕上がっていますよ!
【その1】影のMVP、ギネス世界記録™公式認定員・佐藤コーマさん
エボルタNEOチャレンジは年によって、チャレンジと一緒にギネス世界記録™挑戦がセットになっています。このとき、審査に立ち会うのがギネス世界記録™公式認定員。以前のエボルタチャレンジでは海外の方が公式認定員を務めていたので、今回もそうなのかなと勝手に思い込んでいたら、開会式に登場したのは細身の超美形日本男子! 「王子」という形容がピッタリで、クールな表情に毅然とした口調。開会式で、今回のチャレンジ名を流暢な英語で突如喋ったときには、会場の雰囲気を一気に持って行きました。圧倒的オーラ。
その佐藤コーマさん、チャレンジ中の船上でも表情を崩さず厳しい目線。ちょいちょい中継カメラに抜かれていて、キャラ立ち抜群でした。チャレンジ終了後のセレモニーでは、ギネス世界記録™認定書をエボルタNEOくんの生みの親の高橋智隆さんに渡したのですが、一番頑張ったのはエボルタNEOくんということで、特製の手旗をエボルタNEOくんに贈呈。会場は暖かい拍手で包まれました。圧倒的オーラに、絶対モテるマンに、粋な演出もデキる男。影のMVPといえる存在で、今回のチャレンジを盛り立ててくれました。
【その2】伏兵、藻
2011年にエボルタくん(当時)はハワイ島でトライアスロンを完走しています。そうした実績もあるので、今回のチャレンジはそこまで高難度ではないのかな? と思っていたら大間違い。敵は水面にいました。藻です。
実は当日、華々しくエボルタNEOくんを見送った直後、藻が絡むアクシデントが発生し再スタートとなりました。再スタート後もエボルタNEOくんが進む方向の藻を取る、トル、採る。コントロールする高橋さんはもちろん、水中でスタンバイしているスタッフも藻を取りながら進むという事態に。「藻取りクルー」という言葉も生まれ、コメント欄は結構な盛り上がり。藻取りクルーは中盤以降安全のために離脱してしまいましたが、彼らの職人技も今回の成功に不可欠な存在でした。
【その3】年々、レベルアップする中継力
エボルタNEOチャレンジ、近年はニコニコ生放送でチャレンジの模様を中継しています。当初は素朴な内容でしたが、今年は本格領域に迫らんばかりの充実度。特に、会場およびニコ生で反響が大きかったのがリプレイ&スロー映像です。
今回のチャレンジでは、エボルタNEOくんが進行方向を見失ったり、潮の流れで押し戻されてしまう場面があったのですが、そこで唐突なリプレイ&スロー画像がインサート。懸命に泳ぐエボルタNEOくんに振りかかる困難を視聴者に印象づけました。これには、生放送を見ていたユーザーから、「スポーツみたい」「MLBみたい」との声。ちなみに、水中から撮影するカメラマンも用意していて、この徹底したお客様目線は「さすがパナソニック」と唸る内容でした。いや、企業が主体でやるレベルは確実に超えちゃってます。
このほかにも、「応援ソングがカラオケ」「フェリーの波に翻弄」というシェアポイントは沢山! なお、昨年の「エボルタNEOフィヨルド1,000m登頂チャレンジ」は初日の天気が非常に悪かったように、例年天候に翻弄されがちなエボルタNEOチャレンジですが、今年は最高に天気が良かった。日本三景に数えられる「宮島」の最高に美しい季節を舞台に、最高の結果で無事終了。本当に、エボルタNEOくん、お疲れ様でした&おめでとう!
というわけで、GetNavi webは来年もエボルタNEOチャレンジを応援していきます!