ハワイ旅行での滞在先には、一般的なホテルのほかにコンドミニアムという選択肢があります。コンドミニアムは、現地の人々も実際に生活しているようなマンションの1室を客室として借りるイメージ。では、ハワイ旅行でホテルとコンドミニアムのどちらに滞在するべきでしょうか? 現地在住の筆者がそれぞれのメリットとデメリットのほかに、おすすめの宿発施設をご紹介します。
【ホテル編】
メリット: ロケーションとサービス
ホテルに滞在する最大のメリットは、ビーチの目の前など抜群のロケーションにあることが多いこと。さらに、至れり尽くせりのサービスがあるという点です。「ハワイに来たら、ガイドブックに載っているようなオーシャンフロントの部屋に泊まりたい!」という方は、やっぱりホテルがいいでしょう。また、滞在中のアクティビティがビーチ中心という方にはビーチに直結しているホテルがおすすめです。
デメリット: 高い宿泊料金
高まるハワイの人気と比例するように、ぐんぐん右肩上がりで上昇しているのがハワイのホテル代金です。2017年12月のハワイ全体の平均ホテル料金は1泊1室$319(約3万5900円)と過去最高を記録。17年の1日当たりの平均料金でも$264(前年比4.1%増)となりました。この傾向は18年も変わらず、ハワイ旅行ではホテル代はかなり高額になると覚悟しなければなりません。
しかも、ホテルによっては「リゾートフィー」というものが設定されていて、1室あたり数十ドル程度の支払いも加算されます。リゾートフィーにはWi-Fiのサービスなど、ホテルごとに宿泊客へのさまざまな特典が用意されているのですが、サービスの利用の有無を問わず宿泊者は支払わなければなりません。
[観光客に人気のホテル]
ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・リゾート&スパ
1泊2万9941円~(12月10日時点)
ワイキキの中心地にありワイキキビーチも目の前。ロケーションもサービスも文句なしのホテルです。
ザ・レイロウ・オートグラフコレクション
1泊2万8371円~(12月10日時点)
最近リノベーションされたばかりのホテル。客室の壁紙がかわいいので、特に女子の間で人気。
【コンドミニアム編】
メリット: 長期滞在に最適、ホテルより格安
コンドミニアムは、一部には高額の物件もありますが、一般的に宿泊料金はホテルより低め(コンドミニアムや旅行サイトによって価格は異なります)。だから宿泊代金は控えめにしたいという方には、断然コンドミニアムをおすすめします。しかもコンドミニアムには部屋に簡易キッチンや冷蔵庫、調理器具・食器類が備え付けられているので、スーパーで食材を買ってきて料理をするという楽しみ方もあります。多くのコンドミニアムで、共同のBBQコンロが備えられているので、仲間とBBQパーティをすることも可能。コンドミニアムなら共同のランドリー(個々の客室にある場合もあり)があるため、赤ちゃんや小さな子連れの方、長期滞在の方にも便利です。
デメリット: 客室サービスに期待は禁物
コンドミニアムでのデメリットは、アメニティの交換や客室清掃といったサービスが毎日行われない場合があることです。これらはコンドミニアムごと、または契約するエージェントごとに異なるため、予約時にきちんとチェックしておくとよいでしょう。
また、コンドミニアムは基本的にオーナーが所有する1室を借りるというスタイルのため、ホテルのように整った客室を想像しているとガッカリしてしまうこともあるかもしれません。
[観光客に人気のコンドミニアム]
アストン・アット・ザ・ワイキキ・バニアン
1泊1万9303円~(12月10日時点)
プールのほか、テニスコート、BBQ施設も共同である大型コンドミニアム。ワイキキビーチまで徒歩数分です。
アクアスカイライン・アット・アイランド・コロニー
1泊1万2976円~(12月10日時点)
ワイキキの中心地からすぐ近く、DFSにも徒歩数分で行ける好立地。プールやランドリーなどの施設もあります。
ホテルとコンドミニアムそれぞれの特徴をチェックして、自分の旅行スタイルにあった宿泊先を選んでみてくださいね。