ライフスタイル
2019/2/19 17:30

今さら聞けない「湾岸エリア」入門。進化する街と「タワマン」を巡る旅(豊洲・勝どき・月島・佃編)

地に足をつけて考えよう

湾岸エリアのタワーマンションは、内容にこだわらなければ、都心部での一戸建も十分買える価格帯ですが、どういった層から支持を得ているのでしょうか? また、購入する際の注意ポイントはどんなところなのでしょうか? 渕ノ上さんに聞きました。

 

「湾岸エリアのタワーマンションを求める方は、まず利便性を重視されますね。東京駅まで出やすい地域でマンションを選ぶとすれば、当然、湾岸エリアが視野に入ってきます。そして、環境がよく、景色がきれいなほうがいいわけですから、湾岸エリアのニーズはさらに高まりますね。

 

実際にご購入いただく方は、かつて多くあったような『見栄』『ステイタス』といった目的で湾岸エリアを選ぶというより、かなり合理的に考えられています。20~30代の若い方が多い一方、定年退職をされて『もう一戸建てで庭いじりするのも大変だし……』という年配の方も多いですね。

 

湾岸エリアで分譲タワーマンションを購入する際によく吟味していただきたいことがいくつかあります。

 

まず、一番大事なことが資産性。マンションという性格上、経年によって価値がどうしても下がってしまうことが多いのですが、例えば、その地域、物件が将来どう変わるかを見極めたほうがいいです。安易に『きれいで高級そうだから』と買わないようにすることが大事。

 

そして『自分たちの生活に本当に最適かどうか』。例えば、お子さんがいないご夫婦やカップルなら多少遠いマンションでもよいでしょう。お子さんがいらっしゃるご家庭なら、利便性に加え、保育施設や病院などのことも優先して考えないといけません。

 

こういったことを考えていくと、必ずしも豪華なマンションでなくてはいけないとはなりません。一生に何度もある買い物ではないですから、客観的視線を常に持ってお選びいただくことが大事だと思います」

 

マンション探訪が趣味で、自身も複数のマンションを住み歩いてきたという渕ノ上さんの言葉には強い説得力がありました。渕ノ上さんが代表を務めるハウスマートが運営する「カウル」では、湾岸エリアのみならず、都内23区や首都圏のマンションも、AIを使って詳しく案内してくれます。これからマンションを購入したいと考えている方はぜひチェックしてみてください。

  1. 1
  2. 2