「●●さんは英語ペラペラだよね!」
よく聞きますよね。最近は集客にいろんな英語教材の宣伝文句でもよく使われるペラペラ。そもそも英語がペラペラとは、どういう状態ですか?
正解はないですよね。でも、これを考えることは、目標設定に大きく影響します。
では日本語ネイティブのみなさんにクイズです。
「どうもありがとう」
「どうもすみませんでした」
「どうも苦手なんだよね」
上の3つの「どうも」の意味の違いと、他に「どうも」が使われる言葉を教えてください。
「どうも」は日本人がとてもよく使う、ワードですよね!
正解は?
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わかりましたか? 私にはわかりませんでした。(笑)
何をお伝えしたいかというと、英語を一つ一つこのレベルで理解しようとして、混乱してしまって、何も話せない、英語は難しいと勘違いしている人が多いのです。
私が生徒に教えるときには、生徒が混乱することは、できるだけ敢えて説明しないようにします。
英語学者、受験英語の先生になるなら必要な知識かもしれません。
でも海外旅行や日常会話をしたいための英語なら、最初から完璧に習得しておく必要がありますか?
そもそもみなさんは、完璧な日本語で話されていますか?
さらにいうと、英語が話せない人から見たペラペラに話している人でも、いろんなレベルの人がいます。
発音や文法がめちゃくちゃな人もいっぱい。講師でも完璧ではありません。
私のスクールではネイティブ講師もいますが、ネイティブ講師の文法が間違っていることもあります。
自分にとってのペラペラとはどういう状態なのか?を考えてみると良いでしょう。
重森ちぐさからみた英語がペラペラな人とは?
辞書に頼らなくても、楽しんで英語を話している人。
最低限必要な情報がざっくり伝えられて、ある程度相手の言いたいことが聞けて、わからないことに対応できて、自分の課題を補える対応力がある状態。
自分自身で英会話しながら成長できる土台ができている状態。
でしょうか。
いろんな国のいろんな人と英語で話していると、いろんな英語を話す人がいることがわかります。
全ての単語や情報を知ることはできないので、会話で補うことが当たり前と気づきます。
必要なのは単語力でも文法力でもなく、対応する力です。
完璧を求めすぎて英語が話せないのは、本末転倒です。
自分がどのレベルを目指すのか?を明確にして、気負いすぎず、間違いながら英会話をはじめてみることをオススメします。
今日のオススメ動画は「中学英語だけでどこまで話せるの?」ということで、私の趣味を中学英語だけで紹介している動画です。
ペラペラに見えるかな?笑