ともに戦う! 本部役員同期メンバーの面々
4月からの激務について語る前に、これから一年間共に活動していくメンバーをご紹介します。
実は、昨年秋に推薦委員さんから電話がかかってきて以来、何度か詳しい話を聞くためPTA室に赴き、十分検討した結果「やります」という意思を伝えたわけなのですが、それら一連のやりとりは、「PTA総会で承認されるまで口外禁止」という箝口令が敷かれていました。
たとえば、PTA室に行って話を聞くときは推薦委員しか同席せず、昨年度の本部役員はおろか誰とも顔を合わせないように仕組まれている。もちろん、ほかに誰が候補に挙がっているのか、結果誰がどの役職に決まったかも一切情報が入ってこない。
めちゃめちゃ閉鎖されてんなー。やっぱり、なんか怖いかも……。
事前情報がまったくなかったこともあり、一体どんな人と一緒に活動していくんだろう…と不安も大きかったんですよね。
そしてついに迎えた、PTA総会にて初めての顔合わせ。会話をする時間はほとんどなく、取り急ぎグループLINEを作ってすぐに解散でしたが、初対面の感想としては、
男性2名に女性5名、全員女性よりは「女同士のイザコザ」がなくていいかも。パッと見た感じはみんな優しそうだったけど、ホントのところはどうだろう。っていうか、人の顔と名前を覚えるのが苦手だから、すでに誰がなにさんだかわからなくて焦る!
といった感じ。とりあえず、人間関係がややこしくなったら嫌だなーと思っていましたが、結論から言うと、そんな不安はまったく必要なし!でした。
■2019年度本部役員メンバー
カイチョー
会長。見た目は大人、心は少年、子どもたちと一緒になって本気で遊ぶアラフォー男子。4児のパパ。観察力&記憶力バツグンで、混沌としたPTA室から欲しい物をすぐに見つけ出すのが特技。地域の人にも顔が利く頼れるリーダー。
にいやん
副会長。唯一の本部役員経験者であり、PTAスリム化を実現した発起人。各方面の事情通。迷いや不安も「ガハハ!」という笑い声で吹き飛ばしてくれる、PTA活動の水先案内人。
おーちゃん
副会長。おっとりやさしい性格&九州弁のほんわか癒やし系女子。いろいろなところに気が利く、PTAのお母さん的存在。細かな作業も完ぺきにこなす。たまに毒を吐くとき有り。
姐さん
副会長。頭の回転が早く、司会進行役をやらせたら右に出る者なし。私より年下ながら「姐さん!」と跪きたくなる、頼れるチャキチャキ姉御肌。勢い余って暴走しがちなところがたまにキズ。
あかねん
副会長。今期メンバー最年少。責任感が強く、周りに気を遣っていろいろ考えすぎた挙げ句、よくパニックに陥っている真面目さん。「花楓さーん」と頼ってくれるかわいいヤツ。
タロちゃん
会計。頭脳明晰、冷静沈着。普段は穏やかだけど、時折ボソっと呟く一言が黒くて刺さる。絶対年下だと思ってたら、実は同い年と判明して驚愕!な超ベビーフェイスの持ち主。
プラス私の7人体制です。
とにかく、キャラクターが七人七様で、全体のバランスが良い。なんでも、候補者は他にも数名いたようなのですが、「このメンバーなら、チームとしてうまくやっていけそう」と推薦委員さんが選りすぐって決定された7人なのだそう。推薦委員さんの観察眼たるや、おそるべし!です。
そんな7人での記念すべき最初の任務は、小学校の入学式に出席することでした。
新・PTA本部役員として入学式で紹介され、保護者の皆様に向けてPTA活動の説明をします。とはいえ、挨拶は会長、説明するのは副会長だから、私は来賓席にちょこんと腰掛けているだけだったけど。
ドレスコードは、スーツもしくはそれに準じた正装。我が子がいない入学式に、スーツを着て出席するなんて新鮮だったな…。
そして入学式が終わると、そのままPTA一番の繁忙期ともいえる怒涛の4月5月に突入です。
やっぱりブラックじゃん! こんなに忙しいなんて聞いてないよ!
なぜ、4月5月が忙しいのか。
それは、前年度からの引き継ぎに委員選出の準備、決定した委員が集まる合同委員会、5月のPTA総会に向けて今期の活動計画や予算案などをまとめ、当日配布する資料作成、会場準備と進行のシミュレーションなどなど、やることが短期間にぎゅぎゅっと詰まっているから。
なかでも一番の大仕事が、各クラスで行う委員選出、つまり「恐怖のクジ引き」に向けた下準備でした。
うちの学校では保護者全員のPTA委員歴をもとに、「○年○組はクジ引き対象○名、委員歴1回○名、永免○名」などを一覧表にして、事前に保護者に配布しています。
「どんだけ親切なの!」
「前の学校なんて、自分がクジ引き対象者かどうか把握する術がないし、当日の行き当たりばったり感ハンパなかったよ!」
と心の中で叫びつつ。まあ、学校ごとにやり方があるわけで、そこは致し方ありません。
先生から新しいクラス編成と名簿がもらえるのが、始業式がある月曜日。翌月曜日に高学年の参観日が行われるので、クジ引き対象者を記した一覧表を金曜日配布が必須、そのためには遅くとも木曜の夕方には印刷して各クラスのポストに入れておく必要があります。
そしてすぐ後には、低学年の参観日も控えています。
つまり、実質4日間で作業をほぼ完了しなくてはいけない。もちろん、きょうだいがいる家庭も多いから、これまでの委員歴にきょうだい状況も照らし合わせてチェックするんです。その数約650! この事実を知って、震えました…。
こんなに忙しいだなんて聞いてない、ちょっとした詐欺だよ! こちとら原稿山程抱えちゃってて、徹夜必至なんですけど!
若干騙された感がありましたが、とはいえ、前年度役員さんが全面的にサポートしてくれるので、とにかく目の前の作業をやればいい! そう思っていた私に、早速ピンチは訪れたのです。