インペリアル・タバコ・ジャパンは、加熱式たばこ「PULZE(パルズ)」および、専用の製造たばこ「iD(アイディー)・スティック」の販売を世界に先駆け日本全国で開始。10月28日に行われた同製品の発表会に、加熱式たばこの最新事情が気になる編集部員野田が行ってきました。
見た目はスマートでスタイリッシュだね!
インペリアル・タバコ・ジャパンは、2018年にニコチンフリーのポッド式電子たばこ「myblu(マイブルー)」を国内で販売しました。人気の電子たばこに、さらに同社から追加されたのが、高温式の加熱式たばこパルズになります。実はコレ、今年の5月から福岡県にて限定販売をしていました。福岡県での成功を踏まえ、今回満を持して日本全国販売に至ったわけです。
発表会のスケジュールを見ると、オープンニングアクトでダンサー登場!? なんだ?なんだ?と見ていると……。ステージにダンサーが現れ、中央のアンベールに包まれたモノに向かって光と音の演出で魂の息吹を灯すように、アクロバティックなダンスを披露。そしてアンベールをはがすと、パルズが登場。ダンサーによるパフォーマンスからはじまるなんてスゲー! 今まで、いろいろな加熱式たばこの発表会に出席しましたが、ここまで演出にこだわった発表会は初めてです。
いきなり度肝を抜かれた発表会ですが、続いて登壇したのはインペリアル・タバコ・ジャパンマーケティング本部 次世代製品マーケティング ディレクター ヤオコビッチ・トーマス氏。「5月からの福岡県でのパルズテスト販売では『吸い応えがある』、『嫌なニオイが少ない』、『手ごろな価格』という多くのユーザーの声をいただきました」と、トーマス氏。
パルズの特徴は、345度の標準モード、および315度のエコモードの2つの加熱温度設定が可能な点。この1台で吸い応えのある味わいとスムースな味わいの両方を味わえます。フル充電時には最大に20本の連続使用が可能なため、バッテリー残量を気にすることなく、1日中楽しめます。
加熱式たばこのカテゴリーには、主に2つのテクノロジーがあります。ひとつは、たばこスティックを外から加熱する「Outside IN」。もうひとつは、たばこスティックを内側から加熱する「Inside OUT」です。Inside OUTは現在の加熱式たばこ市場の中で80%のシェアを占め、満足感のある味わいを提供してくれるのでユーザーたちに好まれています。
本体はスティック状のデザインで、若干長いかなと感じますが、角にアールが付いている形状なので握ってみると違和感なく手の中に収まります。操作方法は、電源ボタンを1回押すと本体が起動します。次に電源ボタンを長押しして加熱モードを選択します。1度目の振動で「標準モード」、そのまま押し続け2度目の振動で「エコモード」。ボタンを離して待つと、本体が再度振動。そしたら、吸引できます。吸引可能な時間が残り30秒になると、本体が振動し、LEDライトが点滅。吸引時間が終了すると自動的に電源が切れます。
USB Type-C端子で充電するので、USBケーブルがひとつで済むのはユーザーにはありがたいです。そして、専用のクリーニングピックが本体に内蔵されている点も、ユーザーが気が向いたらすぐに掃除できるという点においてはうれしいです。
パルズは全国のセブンイレブン、ファミリーマート、その他のコンビニエンスストア・量販店、PULZE福岡、PULZE公式オンラインショップでの販売となります。
発表会最後には、ゲストのトークセッションがありました。登壇したのは、写真家の佐藤健寿さんと建築家の半田悠人さん。お互い愛煙家で、旅や仕事のシーンでの喫煙者の悩みや事情を語ってくれました。
現在、日本国内で加熱式たばこ市場はアイコス、プルーム・テック、グローの3大ブランドが占めています。そこに新勢力として、4ブランド目のパルズの登場となりました。20秒足らずの短時間で起動でき、たばこスティックを使用する高温加熱式の中では、一番リーズナブルな価格も特徴です。標準モードで吸引してみると、たしかに満足感のある吸い応えがありました。パルズが現在の加熱式たばこ市場の関係図にどのような変革をもたらすのか楽しみです。
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