ライフスタイル
2020/4/10 21:00

最近よく聞く「リモート飲み会」って、本当に面白いの? 14の「コツ・注意点」

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、不要不急の外出を控える動きが広がる一方、自宅でビデオ通話をしながら食事やお酒を楽しむ「リモート飲み会」が話題。でも、それって実際どうなのか? 面白いのか?  お酒好きが多い、我々GetNavi web編集部もテレビ会議アプリ「Zoom」を使用して、コロナストレスを発散すべくリモート飲み会を行なってみました。

 

それぞれの個性が光るお部屋! 気分はまるでYouTuberのよう

リモートワークやオンライン授業が増加するなか、テレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」の人気が急上昇中。我々GetNavi web編集部も編集部の企画会議をするのに利用してます。Zoomは映像と音声を使って、相手とのコミュニケーションを可能にするアプリケーション。ちなみにチャット機能も付いているので、会議中にちょっとした雑談も可能です。

 

リモート飲み会当日は、皆それぞれ好きな飲み物と食べ物を持ち寄り参加。居酒屋ではそのお店のメニューにあるものしか飲めなかったり、食べられなかったりしますが……。リモート飲み会ではそういった店舗とは違い、自分の好きな飲み物や食べ物を自由に持ち寄り、自分の好きなペースで飲み食いできることです。それでは、当日のレポートを“お下戸”編集部員・野田がお送りします。

 

【その1】いきなりギターを引き出す輩がいる

副編集長・尾島の趣味は自転車とギター。飲み会スタート時から、Zoomの画面に愛機のレスポールが見切れています。普段はなかなか分からない趣味が垣間見れて、リモート飲み会っぽいなぁと思っていたら、飲み会中盤に突然弾き出しました。オアシスを披露するものの、単音は全然聴こえない(コード演奏はかろじて聴こえました)。趣味がある人は、その趣味にまつわるものを置いておくと、盛り上がりますね。編集部員・浦和からとってもカジュアルな感じで「B’z弾いて!」が飲み会らしい無茶ぶりでした。

↑見切れていた愛機。Zoomのキャプチャーじゃ嫌だっていうことで撮り下ろした写真を送ってきました

 

【盛り上がるコツ01】趣味のものは置いておくとネタに困ったときに助かる

 

 

【その2】風呂場で足湯をしだす奴がいる

女性編集部員・和田は、「部屋の様子は見せられない!」という理由で風呂場でリモート飲み会に参加。先日行われた編集部リモート会議の際も風呂場からでしたが、今回はその経験を生かして、湯船に湯をはって足湯をしながらの、極楽状態を構築。確かに、風呂場は背景が白で光が回りやすいので映像もキレイ。YouTuber感も出て、なんか玄人ぽい印象。2時間も足湯に浸かっていると、足もポカポカで1日の疲れも吹き飛んだそう。

↑足湯セット。そういう楽しみ方もリモート飲み会ならできるのかと感心

 

【盛り上がるコツ02】風呂場はアリ

 

【その3】マンガを読み出して一体感ゼロ

トークテーマがあったほうが会が盛り上がるかなと思い「最近、買ったもの」という話をしていたところ、マンガを担当する玉造と乗り物担当の私が、その日発売だったワンピースの最新刊を取り出します。いや、それ最近、買ったものじゃなくて、「さっき買ったもの」だろというツッコミも束の間、読み耽る始末。誰も咎めない優しい世界で、画面の絵面がカオスでした。

↑新製品情報をお届けするサイトだけど、最近買ったモノで書籍やマンガを挙げた部員が多かった! みんな本も好きなのね

 

【盛り上がるコツ03】大人数の場合、ラジオを聴く感じで参加しつつ、入れる話題で加わるのが円滑な会につながる

 

【その4】飛び入りゲストで混迷さアップ

通常の飲み会の場合、ある程度の参加人数だと2〜3グループに分かれたり、途中で席替えがあったりと、場の転換がそこそこありますがリモート飲み会の場合、それがありません。なので、意外と単調になりがちです。ですので、飛び入り参加メンバーがいると盛り上がります。今回のリモート飲み会中には、編集長・山田に営業メンバーの滝口からメッセージが。招待を送って参加してもらうと、すでに結構出来上がった状態。不甲斐ない編集部員にバシバシ絡んでいました。

 

【盛り上がるコツ04】途中参加メンバーがいると盛り上がる。途中参加者は一杯ひっかけて加わるぐらいがテンション的にちょうどよい

 

【その5】息子さんがフレームインして「こんばんは」

リモート飲み会は自宅でやるものなので、ファミリー世帯では家族が見切れたり、飛び入り参加したりしてくれることも。今回も、尾島と滝口の息子さんがやってきてご挨拶。父親の顔になっていて、仕事場では見れない表情と相まってほっこり。一方、編集長・山田がトイレに行っていると、入れ替わるように山田の奥さんが登場。「いつも主人がお世話になっておりまーす。山田の妻でーす」。出たがりか。お宅にお邪魔するのはハードルが高いですが、ちょっとご挨拶なら気軽。山田が戻ってくるころには、何事もなかったかのように奥さんも戻っていました。出たがりか。

 

【盛り上がるコツ05】仕事場では見れない表情にほっこりする

 

【その6】家着のクセが強い

オフィスとは違う服装で新たな一面が見れるのもリモート飲み会の特徴。服装で面白かったのは本・書籍など文化色の強い記事を担当する芦田と、記事の各種サポートをする鈴木。両者とも、いつもは襟シャツにパンツと無難な格好ですが、芦田がこの日着ていたのは犬神家の一族のTシャツ。胸にはどでかく「SUKEKIYO」のロゴが鎮座し、他の編集部員からツッコミを受けまくり。

 

同じく、ロック大好き部員の鈴木も我の強いTシャツで自分の存在をアピール。パンクロックバンドHi-STANDARDのベースボーカル難波章浩さんが愛用しているストリートブランド「MISHKA」のTシャツを着用。まったく持ってクセがすごい! 何の集団なのかだんだん分からなくなってきた編集長の山田は、頭を抱えていました。

【盛り上がるコツ06】リモート飲み会は服装で個性をアピールせよ

 

【その7】回線落ちが意外と面白い

Zoomは割と音も映像も安定しているアプリケーションですが、自宅の通信環境によってはときどき落ちます。飲み途中で突如、画面がひとつ消えて、「誰かが消えた」となるのが(今のところ)新鮮。しかも、11人もいれば一瞬誰が消えたのか分からず、早押しクイズ的な楽しみ方ができます。何を隠そう、私野田は当日回線が不調で出たり入ったり。まあ、それでもまったく関係なく飲み会は進んでいたようです。寂しい……。だけど、出オチ(再登場した瞬間がすでに笑いを取る状態)的なネタを用意しておくのもアリかもしれません。私はなぜかサングラスをかけて、シュールに再参加しました。

↑再登場時にこのサングラスをかけて「こんばんは、カート・コバーンでーす」と言ったら、信じられないぐらい滑りました

 

【盛り上がるコツ07】落ちたら落ちたで盛り上がる

 

【その8】いるけど、いない。

編集部員の小林は一風変わったところがあり、おでこより上しかカメラにいつも映っていません。今回の飲み会では、それが加速し、飲み会の半分以上カメラに映っていませんでした。たぶん、金曜日で疲れていたのでしょう。そっとしておきました。すぐ寝れるし、また起きて復帰できるからいいよね、Zoomは。

 

【盛り上がるコツ08】: いない人は、復帰すると盛り上がる

 

【その9】無駄な才能が役立つのもリモート飲み会ならでは

滝川クリステルが得意とした「左斜め45度」の角度から参加していた、編集部イチのオタク気質の浦和はなぜか芸能人や著名人の誕生日にやたら詳しい。部員の誕生日を把握して、同じ誕生日の有名人をすらすらと言っていき、場を盛りあげました。「いつその知識使う?」と思われがちなものでも、リモート飲み会だと役に立つことがわかりました。ちなみに、浦和は飲み進めると饒舌になって、夢によく出てくる編集部員の話をしていました。チャットには「(このくだり)地獄」、の文字が踊っていましたね。みんな仲良くしてー。

↑後ろのドアラとかすごいツッコミたいけど、突っ込んだら負けだと思いました

 

【盛り上がるコツ09】誰にも負けないニッチな才能を披露せよ

 

【その10】ひと手間かけるだけでも違う

編集部員・一條のメインはオーディオ・ビジュアル担当ですが、サブで「ランドリースペシャリスト」を名乗るほど洗濯好き。身の回りのことはきちんとしておきたい人間です。それは、つまみのラインナップにも現れていて、ちゃんと爪楊枝で通してして、ひと手間かけています。多くのメンバーが買ってきたものをそのままでしたが、ちょっと手を加えるだけでも、雰囲気がだいぶ変わっていい感じでした。

【盛り上がるコツ10】やりすぎは自慢っぽいので、適度が大事

 

【その11】酒がなくなって買いに行ったまま飲み会終了

編集部でもうひとりの小林、小林史於は日本酒に詳しく、数多くのお酒記事を担当しています。今回の予算は2000円以内という条件でしたが、彼は1600円を費やして日本酒を購入。一点買いですね。普段はチビチビ飲むそうですが、リモート飲みということもあり、お酒が進んだようで途中で飲み切ってしまいました。チューハイ買ってきますとチャットにメッセージを残したまま、会は終了。まあ、ダラダラやっちゃうから強制終了がリモート飲みには向いていると思います。

 

【盛り上がるコツ11】酒は切らすな、飲みすぎるな

 

【まとめ】意外と楽しくて盛り上がるけど、注意点も

リモート飲み会の楽しさは、上記の記事を読んでいただければなんとなく理解していただけると思います。コスパもとてもいいですし、なかなか普段会えない人と会えるのもメリット。ただ、一方で注意点もあると思いました。最後にそれらを簡単にまとめてみます。

 

注意点その①参加強要はダメ。

リモート飲み会は自宅のパソコンの前に座れば参加できるので、参加のハードルが低いです。しかも、昨今は外出自粛で基本は在宅しているでしょうから参加できないこともない。ですが、飲み会が苦手な人もたくさんいると思うので、無理に誘うのはNG。特に会社の飲み会や懇親会をオンラインで開催しようとする場合は、上司に逆えず渋々参加というケースが起きがちなので、基本的には気の置けない友人や仲間と開催するのが良いと思います。

 

注意点その②終了時間がきたら強制終了ぐらいの気持ちで

リモート飲み会はラストオーダーもなければ、終電も気にしなくていいので、エンドレス状態になりがち。ダラダラと語り合うのもいいのですが、リモート飲み会の場合、1人が喋っている時はほかの人は聞き役になるという性質上、お酒を飲むと語りが入っちゃうという人は、つまらない話を永遠にメンバーに聞かせることになります。終了時間がきたら強制的に終了するぐらいが、次回もやってみようかなという気分になります。

 

注意点その③ホスト(幹事)は気遣いがマスト

特に大人数のリモート飲み会の場合は、喋らない人が出てきます。その人が積極的に喋るよりも話を聞くのが好き、飲んでる場の雰囲気が好きという場合なら問題ありませんが、退屈そうにしている場合は幹事がしっかり話を振ってあげるのがベター。参加者全員が楽しく過ごせる場を作り上げていくのが大事だと思いました。

 

私は以前のように近場で他者と対面して飲んでワイワイ馬鹿騒ぎするのも好き。早く新型コロナウイルス問題が落ち着き、今までの何気ない日常が戻るのを願います。