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2020/5/24 18:00

PTA本部vs.推薦委員! 次期本部役員がまさかの定員オーバー!? すれ違いから大問題勃発!

やっぱり組織はホウ・レン・ソウ必須! まさかの事態に驚愕!

推薦委員さんのリクルート活動は、なかなか調子良く進んだようで、候補者との面談が次々と決定していきます。本部役員が最低2名は同席して、ざっくばらんに話をする面談初回。その後は、推薦委員さんにお任せです。

 

たしか、面談をした人は軽く10人以上いたんじゃなかったかな。これは、スムーズに次期役員が決まるかも!? なんて盛り上がってました。ただ、初回の面談が終わって以降、推薦委員さんから一向に連絡がありません。規約通り、外部には情報を漏らさないようにしているんだろうとは思いつつも、大丈夫かな? と不安が募ります。こちらからさり気なく様子をうかがっても、「いい感じに進んでいます」としか教えてもらえないし(苦笑)。

 

そうこうしているうちに、師走に突入。あれ、去年の今頃には、確か内定をもらっていたような。しびれを切らした私たち、カイチョーから様子を聞いてもらうことに。すると……。

 

「無事、来年度の役員の方が内定しました!」

 

との返事が。なんだ、決まったのね! よかった! でも、一体誰になったのか、どんな構成なのかがわかりません。メンバーについて、もう少し詳細を尋ねたところ、思わぬ言葉が返ってきた。

 

「会長1名、副会長6名、書記2名、会計1名の合計10名です!」

 

合計10名……!? ちょ待てよ!(キムタク風)。ただでさえ、去年から今年1名増えてるのに、それが来年はさらに3名増となると、明らかに多すぎます。副会長がそもそも多すぎるし、書記もなぜ2名に?

 

これらはグループLINEで報告を受けたのだけど、読んでいる本部役員7名全員が青ざめたであろうことは想像できました。なんで途中経過の報告がひとつもないのよ。ホウ・レン・ソウって、どこの組織でも必要でしょうが……。これも、情報を漏らすなっていう規約のせいなの?

 

とにかく、まだ推薦委員さん内での決定事項よね? 当事者たちに伝えてないよね? と祈るように追加で状況を尋ねると、「もう全員に内定通知を出しました!」だと……。

 

いやいやいやいや、このままじゃマズイ! 10名は多い! 一刻も早く、なんとかせねば!

 

 

本部役員、推薦委員、それぞれの想い

結局LINEだけでは埒があかないので、急遽推薦委員さんと合同ミーティングをセッティングしました。そもそも、どうしてこんなに人数が増えたのか。すると、推薦委員さんたちなりの気遣いからということが判明。

 

本部の仕事は、側で見ていてすごく大変そうだった。だから、少しでも人数が多いほうがうまくまわると思った。また、候補者の性格とか仕事の有無など踏まえると、今回は全体のバランスを見て10名いたほうが良いと思った。書記に関しても、「(今年は新規作成資料ばっかりだったから)もし2人いたらかなり助かったな~」と私が話していたことを聞いて、それなら増やすべきだと思った。

 

というか、人数は7名が希望とのことだったけど、増やしちゃいけないとは聞いてません! というのが、先方の言い分でした。

 

そうか……。まあ確かに、人数に関しては「7名希望」と伝えただけで、その理由までしっかり話してなかったんですよね。

 

じつはPTAのスリム化を進めていて、仕事数も委員数も減らしているなかで、「本部役員の人数はなぜ減らせないのか?」って声が一部であがってたんです。

 

「スリム化で本部の仕事もラクになってるはずなのに、人数が多すぎるのでは? それで永免もらえるなんて、ズルいのでは!」なんて声が保護者向けのアンケートに書かれていたりしていて。実際は委員数を減らした分、本部の仕事だけどかんと増えてるんですけども……それはなかなか伝わらないよね(涙)。

 

そこまで赤裸々に推薦委員さんに説明するのもあれかな~、あんまり大変だって言っちゃうと立候補者が減っちゃうかな~なんて邪な考えがよぎって、サラッと「人数は現状のままが希望」と伝えていたんだけど、これが大失敗でした。

 

それにしたって、増やすなら増やすなりに相談してほしかったのが本音ですが、正式なマニュアルもなく、引き継ぎもままならないうちに推薦活動が始まって、推薦委員側としてもかなり試行錯誤していたようです。本部から「内定を出す前に、状況を報告してください」と言われていなかったから、事前報告も必要ないと思っていたとのことでした。

 

その後いろいろ話し合った結果、正直無理くりメンバーを集めた感もあったらしく、10名中3名には丁寧に理由を話して、辞退していただくことでまとまりました。こちらからお願いしておいて、なんたることだと激高する人もいるかもしれないと覚悟していましたが、幸い、皆すんなり納得してくれたとのこと。いや、本当にすんなりいったかは怪しいけども。とにかく、3名の方には申し訳ない気持ちでいっぱいです……。

 

 

それにしても、立候補者ゼロの状況から10名を内定まで持っていくなんて、今年の推薦委員さんの手腕には感服ですよ。意思の疎通がうまくできなかった点は悔やまれますが。

 

やっぱり、ちゃんと状況を言葉で伝えあって、わかっているかもしれないけど、改めて確認しながら進めていかないと、何らかのトラブルが起こるものだと痛感しました。

 

何事も 言葉に出さなきゃ 伝わらぬ。(花楓 心の俳句)

 

そんなわけで、すったもんだありましたが、無事来年度の本部役員さんが決定。現・本部役員メンバーとの顔合わせの日はもうすぐです!

 

 

イラスト/環えり

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