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2015/10/8 15:51

休日はなんと300分待ちの大盛況! 「魔法少女まどか☆マギカ」のキャラクター原案者初の個展、「蒼樹うめ展」に行ってみた

ⓒ蒼樹うめ/芳文社/Magica Quartet ⓒ蒼樹うめ/芳文社 ⓒMagica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion
ⓒ蒼樹うめ/芳文社/Magica Quartet ⓒ蒼樹うめ/芳文社
ⓒMagica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion

 

漫画家・イラストレーターの蒼樹うめ先生は、漫画「ひだまりスケッチ」の作者でありアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のキャラクター原案を担当したことで有名。この度、先生初の個展「蒼樹うめ展」が、10月3日(土)より10日間限定で、上野の森美術館にて開催中とのこと! 4日(日)はなんと300分待ちという大盛況ぶりだったそうです。

 

「時間を見つけて是非行ってみたい!」「300分待ちなんて一体どんな展覧会なんだ!?」そう思った方のために、今回は10月2日に開催された「蒼樹うめ展」報道内覧会の様子をレポートします!

 

ファン垂涎の設定資料や新たな描き下ろしイラストがてんこ盛り!

本展では、「ひだまりスケッチ」「魔法少女まどか☆マギカ」という先生を代表する2大作品にフィーチャー。それぞれの作品のデザイン画や設定資料などが公開されています。本展のために描き下ろした新作イラストや未公開の設定画も多数展示!

 

いまだからこそ語れる創作秘話や、作品に込めた思いが各展示の横にフキダシで示されるなど、創作現場の裏側までたっぷりと体感することができます。

↑「ひだまりスケッチ」のイラストや設定画とともに、先生のコメントが展示されています
↑「ひだまりスケッチ」のイラストや設定画とともに、先生のコメントが展示されています

 

↑「魔法少女まどか☆マギカ」の展示では、各キャラクターデザインを徹底解剖。蒼樹先生がどのようにしてキャラクターを形にしていったかを知ることができます
↑「魔法少女まどか☆マギカ」の展示では、各キャラクターデザインを徹底解剖。蒼樹先生がどのようにしてキャラクターを形にしていったかを知ることができます

 

さらに、蒼樹先生完全監修のもと、“実際に体験できる仕掛け”として、「ひだまりスケッチ」の主人公、ゆのの部屋が再現されるなど、新しい展示の試みも行われています。

 

まるで漫画やアニメの世界に入ってしまったかのよう!

↑キッチンやリビングなど、ゆのの部屋を細かく再現。その完成度は原作そのもの!
↑キッチンやリビングなど、ゆのの部屋を細かく再現。その完成度は原作そのもの!

 

↑先生考案の「ゆのの絵描き歌」でゆのを描いてみよう!というコーナー。来場者が描いたゆのの絵を展示できるスペースも設けられています
↑先生考案の「ゆのの絵描き歌」でゆのを描いてみよう!というコーナー。来場者が描いたゆのの絵を展示できるスペースも設けられています

 

デビュー前の作品や実際の仕事の様子が体験できる展示も

また、幼いころの創作物やデビュー前の作品、愛用の品々も展示。仕事場を再現したコーナーや、仕事の様子を記録した動画を見ることができるコーナーも設けられ、どのようにして素晴らしい作品が生み出されているのかを感じることができます!

 

先生の綿密な仕事ぶりに驚くこと間違いありません。

↑仕事場の再現展示。ここから作品が生まれる
↑仕事場の再現展示。ここから作品が生まれる

 

↑展覧会のために描き下ろしたイラストがどのように制作されたかを記録した動画も上映。緻密な仕事ぶりを体験することができます
↑展覧会のために描き下ろしたイラストがどのように制作されたかを記録した動画も上映。緻密な仕事ぶりを体験することができます

 

ライブドローイングの様子を実際に拝見してみた

そして、な、なんと会期中は先生みずから会場に訪れ、不定期にライブドローイングを開催されるとのこと! 何を描くのかはまだ未定ということですが、これはファンならぜひ遭遇したい!

 

さらにサイン会も10月9日(金)の15時から行われるそうです。定員が100名とのことなので、非常に貴重な機会となりそうです。

 

10月2日に行われた報道内覧会では、実際に先生をお招きしてのライブドローイングが公開されましたので、その様子をお届けしていきます。

↑まず紫の色鉛筆でアタリを書いてい
↑まず紫の色鉛筆でアタリを書いていく

 

↑アタリをつけ終わったら2種類のペンを使い分け、キャラクターを描き進める
↑アタリをつけ終わったら2種類のペンを使い分け、キャラクターを描き進める

 

↑描いているのは「ひだまりスケッチ」主人公ゆのと、「魔法少女まどか☆マギカ」のマスコット的存在のキュゥべえ。特にゆのは先生自身を投影したところもあり、思い入れの強いキャラクター、とのこと
↑描いているのは「ひだまりスケッチ」主人公ゆのと、「魔法少女まどか☆マギカ」のマスコット的存在のキュゥべえ。特にゆのは先生自身を投影したところもあり、思い入れの強いキャラクター、とのこと

 

ⓒ蒼樹うめ/芳文社 ⓒMagica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion ↑完成した絵がこちら。所要時間15分程度ながら、繊細なタッチの絵にはオドロキ。作品中の名言を使って絵の完成度を表現するなら「こんなの絶対おかしいよ!」(いい意味で。)
↑完成した絵がこちら。所要時間15分程度ながら、繊細なタッチの絵にはオドロキ。作品中の名言を使って絵の完成度を表現するなら「こんなの絶対おかしいよ!」(いい意味で。)
ⓒ蒼樹うめ/芳文社
ⓒMagica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion

 

蒼樹うめ先生は、「大きな規模の個展ということで、不安も大きかったが、多くの人のサポートで開催を迎えることができました。私の絵を見慣れてしまっている人も流れの中で楽しめるような工夫をたくさん凝らしたので、少しでも楽しい思い出を持ち帰ってほしい。」と語りました。

 

そのほか、音声ガイド(税込700円)では、蒼樹うめ先生本人に加え、「ひだまりスケッチ」主人公ゆの役の阿澄佳奈さん、「魔法少女まどか☆マギカ」主人公鹿目まどか役を務めた悠木 碧さんによる作品紹介が楽しめます。制作や収録に関する裏話もたっぷり収録されているとのこと。また、展覧会描き下ろしイラストを中心とした限定グッズも販売されています。10月の3連休は是非“蒼樹うめワールド”を満喫されてはいかがでしょうか?

 

【概要】
会場:上野の森美術館(〒110-0007東京都台東区上野公園1-2)
会期:2015年10月3日(土)~12日(月・祝)※会期中無休
開館時間:10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)
主催:産経新聞社、上野の森美術館
協賛:野崎印刷紙業
特別協力:アニプレックス、芳文社
入場料
当日:一般・大学生1000円/中・高生600円
お問い合わせ:03-3833-4191(上野の森美術館)
公式webサイト:http://www.umeten.jp
公式ツイッター:@umeten_jp