ライフスタイル
2023/11/23 21:15

2023年ブラックフライデーの狙い目は? チェックすべき10のアイテム

毎年11月第4週の木曜日、アメリカでは“サンクスギビングデー”と定め、その年の収穫を喜ぶ“感謝祭”が祝われます。前後はホリデーモード一色に染まり、それに合わせて巨大な商業マーケットが仕掛けるのが「ブラックフライデー」。日本でも、普段より格段にお得な買い物ができるとあって、例年“セール週間”として注目の的となっています。

 

では、2023年のブラックフライデーではどういったアイテムが注目なのでしょうか? 最新の家電やガジェットに詳しいモノトレンドメディア「GetNavi web」の山田佑樹編集長に解説していただきます。

 

出費がかさむライフイベントを控えているなら必ずチェックを

アメリカ発祥のブラックフライデーは、簡単に言えば「年末商戦前の大安売り週間」。これに合わせ、日本でもAmazonや楽天市場、各種メーカーがECサイト、あるいは実店舗で大規模なセールを開催しています。2023年の開催は基本的に、11月24日(金)から12月1日(金)まで(※通販サイトやメーカーによって異なります)。

 

毎年、家電や家具、日用品、食品といった生活必需品からパソコンや携帯電話などのガジェット類まで圧倒的な品数が出品され、物によっては半額になることも! 欲しいものをお得に手にいれるなら、これ以上ないチャンスです。

 

「年明けには引っ越しシーズンが到来します。結婚したり、就職で一人暮らしを始めたりなど予定しているなら、大物家電のチェックは不可欠。また、入学や就職の予定があるのならパソコン類は見逃せません。贈答品や自分へのごほうび購入に活用するのもいいでしょう」(GetNavi web編集長・山田佑樹さん、以下同)

 

また、大物家電に比べると少額の日用品でも、お得感は高いとか。

 

「ほかの商品と合算することで実質お得になります。たとえば、Amazonが実施するポイントアップキャンペーンでは、セール期間中に合計金額10,000円以上をショッピングアプリから購入すると最大11%のAmazonポイントが還元されます」

 

GetNavi web編集長がイチ押し! 狙い目のブランドと商品は?

せっかくなら、いま注目のアイテムで普段高額なものをお得に入手したいもの。そこで、山田編集長がイチ押しする注目アイテムを紹介します。セール情報は随時更新されるので、こまめにチェックしましょう。

 

1.ナイキ、アディダス、GAP、H&M…グローバルブランドに注目

「元々ブラックフライデーは米国発の文化であり販促の施策。世界的に同時キャンペーンを行うことで効率的にセールスができるので、グローバル展開しているブランドは狙い目です。ナイキ、アディダス、GAP、H&Mといったブランドは、例年30〜50%オフの商品がかなり出てくるのでお買い得。さらにこれらのブランドはブラックフライデー期間だけでなく、その後も積極的にセールを行う傾向があるため、12月に入ってもチェックしておきましょう」

【ブラックフライデーセール会場】
・ナイキ
・アディダス
・GAP
・H&M

2.超基本のAmazon系デバイスは「Echo Pop」が狙い目

Amazon「Echo Pop(エコーポップ)」
通常価格=5,980円(税込)
Alexa搭載のスマートスピーカー。半球型のコンパクトな形状で、フロント全面にスピーカーを配置。音楽の再生はもちろん、スマートホーム製品やスマートプラグ、スマートリモコンなどと接続すれば、音声での家電操作が可能に。

 

「ブラックフライデーでお買い得になる定番アイテムといえばAmazonのデバイス。とくに、スマートスピーカーのエントリーモデルとなる『Echo Pop』は、2023年に発売されたばかりなので期待したいところ。通常プライスが5,980円とそこまで高い商品ではないので、セール価格になっても大きな値下げ額にはならないかもしれません。一方で、Z世代を狙ったアイテムということもあり、若者が買えるように戦略的な価格をつけてくるかもしれません」

 

実際、67%オフという大幅な値下げが行われました。

【ブラックフライデーセール会場】
・Amazon「Echo Pop」

 

Amazon「Fire Max 11」
通常価格=64GB 34,980円・128GB 39,980円(税込)

11インチの大画面タブレット。最大14時間持続可能なバッテリーや最大128GBの内部ストレージを搭載。Wi-Fi6にも対応し、映画鑑賞や読書、音楽、ゲームなどを快適に楽しめる。容量は64GBと128GBの2種類。

 

また、巣ごもり需要が高まる時期でもあるので、自宅で映像コンテンツが楽しめるストリーミングプレイヤーの『Fire TV Stick』やタブレットのFireシリーズにも注目です。Fireシリーズは今年、『Fire HD 10』と『Fire Max 11』が発売されています。Amazonデバイスの場合、新製品でも値下げ幅はかなり強気でくるので、このあたりがどれくらい安くなるか見ものです」

 

予測通り大幅値下げ。現在23%オフでセール中です。

【ブラックフライデーセール会場】
・Amazon「Fire Max 11」

 

続くページでは、注目のGoogle製品はどうなる? また生活家電は? 引き続き解説していただきます。

3.「Google」製品はスマートホーム系製品をターゲットに!

Google「Google Pixel 7 Pro」
通常価格=124,300円(税込)
Google Pixelシリーズ屈指のカメラ性能をもつのが「Google Pixel 7 Pro」。広角および超広角レンズと望遠レンズが搭載され、クオリティの高い遠近撮影が可能。

 

「Googleのデバイスもセール時期に合わせて安くなります。例年、ChromecastやGoogle Nestといったデバイスがお得に購入できるので注目。さらに、スマホの『Pixel』シリーズも安く買えるチャンスがあります。昨年はブラックフライデーのセールとは別で下取りキャンペーンを行っていました。セール期間は、一般的なブラックフライデーの日取りよりも早い11月17日(金)からスタートします」

11月24日時点では、2023年の下取りキャンペーンは行われていません。

【ブラックフライデーセール会場】
・「Google Pixel 7 Pro」

 

4.人気の「Apple」製品もセール価格で手にするチャンス

Apple「iPad mini(Wi-Fi・64GB)」
通常価格=78,800円〜(税込)

2021年秋モデルで、第6世代のiPad mini。第2世代のApple Pencilに対応する。

Apple「Apple Watch Series 8」
参考価格=59,800円〜(税込)

2022年9月発売。手首皮膚温測定や衝突事故検出する機能を搭載。IP6X等級の防塵性能、WR50の耐水性能でよりタフに。

 

「Apple製品というと積極的にセールを行わない、もしくは行ったとしても値下げ率は控えめというケースが多いのですが、昨今の傾向を見ると今年は少し様相が変わるかもしれません。直近の10月に行われた『プライム感謝祭』でApple Watchが30%オフ以上のセール価格になっていたり、iPad miniもセール対象になっていたりしました。なお、セールを実施するのはAmazonなどのECサイトで公式では基本的に実施しないのでご注意を!」

【ブラックフライデーセール会場】
・「Apple Watch Series 8 GPS + Cellularモデル 45mmケース」/Amazon

 

5.ロボット掃除機は競争激化! 激戦区下での大幅値下げに期待

「ロボット掃除機はブラックフライデーでも一番の激戦区といっていいカテゴリ。ロボロックやエコバックスといった中国メーカーがセール時期に最大50%前後のセールを毎回実施しています。これらのブランドは最新モデルもかなりの値下げが期待できます。

 

そのロボット掃除機といえばアイロボットのルンバが定番。モデルによっては50%オフ近いセール価格で販売された実績もあり、狙うならこの時期がおすすめです。ルンバは発売からある程度経過したものが大幅なセール価格になる傾向があります」

アイロボット「ロボット掃除機 ルンバ i7+」
通常価格=142,868円(税込)
2019年3月発売モデル。従来の600シリーズと比較すると吸引力は10倍に強化、マッピング機能で間取りを把握し効率よく掃除する。自動ごみ捨て機能搭載。  

アイロボット「ロボット掃除機 ルンバ s9+」
通常価格=186,780円(税込)
ロボット掃除機 ルンバ s9+。2020年2月発売。マッピング、自動ごみ捨て機能に加え、3段階で吸引力を選択可能。自動で吸引力をアップするパワーブースト機能を搭載。アレルゲンを99%カットするクリーンベースが魅力の最新モデル。

 

【ブラックフライデーセール会場】
・「ルンバ コンボ j7+」「ルンバ i3+」/Amazon
・「ルンバ j7+」「ルンバ i7+」/楽天市場

 

6.モバイル充電ブランドとして定評ある「アンカー」は値下げ常連

Anker「Anker Nano Charging Station (6-in-1・67W)」
通常価格=6,990円(税込)
デスクの整理や旅行に最適な6-in-1電源タップ。厚さわずか約19mmの薄型デザインにもかかわらず、最大67W出力かつ6ポート搭載で6台同時に充電可能。電源コードは約1.5mと適度な長さがうれしい。

 

「アンカーも例年最大50%オフセールを行なっており、今年のブラックフライデーでも実施してくることは確実。11月上旬に新製品関連が多く発表になっており、新製品も割安で買える可能性があります。モバイルバッテリーやケーブルなどを買い足そうと思っている人はおすすめです」

【ブラックフライデーセール会場】
・「Anker Nano Charging Station (6-in-1・67W)」

 

7.PC・スマホアクセサリーブランド「ベルキン」も要チェック

Belkin公式サイトより

 

「スタイリッシュなスマホ関連アクセサリーを取り扱うベルキンもまた、ブラックフライデーでお買い得に買えるブランドのひとつ。最大30%前後で買える商品が多いでしょう」

【ブラックフライデーセール会場】
・Belkin/Amazon

8.スマート家電メーカー「スイッチボット」はQOL向上に一つは欲しい

スイッチボット「SwitchBot カーテン3」
通常価格=8,990円(税込)
スイッチボットカーテンの最新モデル。自動でカーテンを開閉するだけでなくスケジュール設定も可能。開閉時の静音性、バッテリーの持ち、ローラーの耐久性など全面的にグレードアップ。

 

「スマートホーム関連のアイテムを多く取り扱っているスイッチボットも、ブラックフライデーで安くなることで有名です。とくにカーテンを自動開閉できる『スイッチボットカーテン』は第3世代が登場したばかりで、第2世代と併売状態。機能面を考えると、『3』は『2』からの正常進化なので、今後『3』に置き換わっていく可能性が高く、『2』が安くなるのではないかと推測しています。なお、同ブランドはロボット掃除機も出していて、こちらもセール時期にかなりの値下げが期待できます」

【ブラックフライデーセール会場】
・スイッチボット/Amazon

 

9.人をダメにすることでお馴染みのクッション「ヨギボー」が全モデル50%オフ再び!

ヨギボー公式サイトより

 

「ヨギボーのブラックフライデーセールでは、日付が変わった瞬間からセールをスタートする『ミッドナイトセール』を行っています。ユニークなのは実店舗でも実施しており、過去のセールでは整理券が配布されて行列ができるほどの賑わいに。2020年と2021年はコロナ禍だったこともありオンラインのみでセールを行っていて、2022年は実店舗での開催が復活して、店舗のみ50%を実施していました。このときは高価格帯のモデルも50%オフで対象となり一瞬で完売。イベントとしてブラックフライデーを楽しみたい人にはうってつけといえます」

 

2023年のミッドナイトセールはというと、11月24日(金)AM0:00から実店舗とオンラインの両方で対象商品50%オフを実施。イベント終了後も、通常のブラックフライデーセールとして、10%オフで開催されています。

【ブラックフライデーセール会場】
・ヨギボー公式サイト

 

※以上は、11/24(金)時点で情報更新。

 

ブラックフライデー後もチャンス。 狙い目はニューバランス「996」

ニューバランス公式サイトより

 

「商品紹介冒頭にて、グローバルブランドはブラックフライデー後もセールを継続するとお話ししました。そのなかで、個人的にも今年も買ってしまいそうなのがニューバランスです。毎年12月上旬に年間で最大級のセールとなる『サイバーセール』を実施しています。今年も『最大30%オフ、2点以上購入で10%オフ』が予告されており、しかも『MADE IN UKモデル』や『MADE IN USモデル』といった同社の高額モデルも対象。とくに今年は、同社の代表的モデルの「996」が35周年のアニバーサリーだったので、996関連商品が充実しているのでお見逃しなく」

 

買いたいものを事前に調査し
お得にブラックフライデーを楽しんで

「ブラックフライデーをお得に楽しむには、何よりも事前の下調べが重要です。開始直後に慌てないように、欲しいものリストを作成しておくとスムーズに買い物ができるでしょう。欲しいものが決まったら、各メーカーの公式サイトや公式SNSをブックマークして、ブラックフライデーの情報が更新された際はすぐに気づくようにするといいですね。どのECサイトで販売されるのか分からない場合は、販売が予想されるECサイトをブックマークするのも有効です」

 

Profile

GetNavi web編集長 / 山田佑樹

カメラ誌「デジキャパ!」、自動車誌「ル・ボラン」を経て、新製品情報誌「GetNavi」とGetNavi webを担当。お金がかかる40オトコの趣味、カメラ/クルマ/オーディオ/時計を幅広く網羅する。興味があるのは「その製品を使うと人生がどのように変わるのか?」。スペックや機能だけでなく、生活するうえでどう良くなるのかを追求した記事作りを行う。

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