GWが近づき、アウトドア好きは自然の中の解放感が恋しくなってくるこの季節。まだテントをお持ちでないなら、この春こそマイテントデビューを飾ってみてはいかがだろう。
キャンプ初心者の中には、子どもがまだ小さかったりキャンプ仲間の人数が決まらなかったりで、「テントはキャンプ場でレンタルしている」という向きも多いだろう。とはいえ、そろそろ家族も落ち着き、メンバーも固定されてきたらのなら、マイテントの購入を検討したいもの。そこで、数あるテントの中からどれを選べばいいのか、まずはテント選びのポイントを3つ紹介しよう。
テント選び3つのポイント
(1)人数
キャンプの人数は、家族、仲間と大人数、そして一人で行うソロキャンプと大きく分けて3種類。例えば、家族3人の場合、室内に運び込む荷物の量を考えると、テントは4~5人用タイプが快適サイズ。参加人数+1名用のテントを選ぶことがポイントだ。
(2)テントのタイプ
最近は新しいタイプも登場しているが、基本はドーム型、2ルーム、ティピ型の3タイプ。設営が簡単なのがドーム型でコスパがいいのも特長だ。2ルームタイプはリビングの役割を持つタープが一体となっていることで設営と撤収が一度に済むのがメリット。そして円すい形のワンポールテント、ティピ型は、こだわりのある個性派キャンパーに好まれている。
(3)耐水性などの機能
急な天候の変化などのアクシデントは、キャンプとは切り離せないもの。フライシートの耐水圧の理想は1500mm以上など、機能性も細かくチェックして、あとで後悔しないようにしよう。
さて、徐々に理想のテントが見えてきただろうか。最近、特にファミリーに人気なのが、オールインワンとも呼ばれ、寝室とリビングが一体となった形の2ルームテント。タープが一体となっていることで、設営の手間が省け、寝室とつながったリビングに荷物が置けるので寝室を広く使うことができる。ここからは、その人気の2ルームテントの中から最新の人気モデルを紹介しよう。
[01]
独自のPANELシステム機能により開放的なリビングスペースが実現
ロゴス(LOGOS)
neos AL PANEL リビングプラス XL-AI(6人用)
実売価格3万7584円
ロゴス独自のPANEL SYSTEMを搭載。テント前面のタープは、2本のキャノピーポールで簡単に自立するので、居住空間を広く使える。また、タープのフレームはXの中心点を起点に湾曲しており、雨水が溜まるストレスも解消。別売りのカーセット用ジョイントを装着することで、車とのリンクが簡単に行える。
フレームには軽量で丈夫なアルミを採用することで、流れるようなシルエットを生み出している。リビングスペースのサイド部分には大型の出入り口がデザインされ開放感は抜群。インナーテントとフライシートの間に隙間を設けることで、風通しのよい抜群の通気性を実現している。フライシートの耐水圧は2000mmでUV-CUT加工もされている。総重量は約9.2kgと軽量
<注目ポイント>
- アルミフレームならではのしなやかな流線型デザイン
- 2本のキャノピーポールでタープが簡単自立
- 車体連結用ジョイント(別売り)使用で車と簡単リンク
[02]
広くて開放的なメッシュ付リビングはプライバシー保護と通気性を両立
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
モンテ スクリーンツールームドームテント(5~6人用)
実売価格3万9900円
広いリビングスペースの3方向を、開閉可能なメッシュパネルにすれば、虫の侵入を防ぐとともに、プライバシーを保護しながらも通気性を確保できる。さらにリビングスペースを広げる張り出しひさしを左右2か所に装備(セットのひさし用ポールは1か所分)。サイド面には雨水を逃すフラップを装備し、縫い目はシームレス加工を施すことで雨の侵入を防いでいる。
寝室となるインナーテントの前後には、大型のD型出入り口を採用し、後面の出入り口には便利な荷物室も兼備している。重量は約16kgあるが、コンパクトに収納できる付属のキャリーバッグにまとめれば持ち運びは便利。
<注目ポイント>
- 広くて開放的なリビングスペースを前面に確保
- 左右2か所の張り出しひさしでリビングスペースを拡張
- コンパクトに収納できるキャリーバッグ付
[03]
原価を抑えることに成功したテントファクトリーの最上級モデル
テントファクトリー(TENT FACTORY)
AOBA450(4~5人用)
実売価格6万4800円
最上級モデルをできるだけ低価格に、をコンセプトにした最新モデル。一般的な2ルームテントのメインフレームは4本だが、3本にしたことで、ポールをスリーブに通す煩わしい作業が減り、組み立て時間を短縮。同時に、商品自体の原価を抑えることも実現した。
標準付属のトップルーフはシルバーコーティングされており、耐水圧や遮熱・遮光性、結露の軽減などにプラス効果をもたらし、グラウンドシートはテント底面へのダメージ対策や、底冷え・雨の浸み込み対策に対応する。また、通気性も徹底的に考慮。ベンチレーションは上部に2か所配置し、インナーテント装着時でも左右の扉や後方のメッシュで完全通気が可能となっている。重量は約20.6kg。
<注目ポイント>
- 3本ポールの採用で組み立て時間を短縮
- トップルーフとグランドシートを標準付属
- 最上級モデルでありながら低価格を実現
[04]
キャンプビギナーでもスムーズに設営が可能なエントリーライン
スノーピーク(snow peak)
エントリー2ルーム エルフィールド
実売価格8万6184円(4人用)
色分けされている4本のアーチフレームと、リッジポールを用いたシンプルな構造。張り網は必要最低限に抑えられるなど、キャンプビギナーでもスムーズに設営ができるエントリーライン。
吊り下げ式で簡単設営のインナールームと、シールドルーフは標準装備。リビングスペースには外気の侵入を遮断するスカートが備わっているなど、必要十分な機能を備えながら、多くの人に手の届きやすい価格帯を実現した。大判のメッシュパネルを備えた、天井の高いリビングスペースは開放感があり、雨の日や風の日も快適に過ごすことができる。重量は約15.5kgで、耐水圧は1800mm。
<注目ポイント>
- シンプルな構造で設営は容易も必要十分な機能を完備
- 天井は高く、開放感のあるリビングスペース
- 年間を通じて楽しめるエントリーモデルの決定版
[05]
快適装備ながら簡単設営を実現したシリーズ最少最モデル登場!
実売価格9万200円(3人用)
人気のティエラシリーズの最小最軽量モデル。子どもがまだ小さなファミリーや、カップルなどの少人数のキャンプで使いやすく無駄のないサイズ感となっている。シリーズならではの快適装備はもちろん完備しながらも設営は簡単。
風通しと換気性を高める開閉可能な大型のメッシュパネルや、テント内部からも換気調整が可能なベンチレーターを装備。コンパクトながら開放的なリビングスペースも、前面フラップを張り出させることでよりゆとりを演出することができる。総重量は9.4kgと軽量で、収納サイズは70×28×28cmとコンパクトに持ち運べる。フライシート、グランドシートの耐水圧はともに1800mm。
<注目ポイント>
- 子どもがまだ小さいファミリーやカップルに最適なサイズ
- コンパクトながら広々とゆったりしたリビングスペース
- メッシュパネルやベンチレーターなど快適装備も充実
協力:楽天市場