アウトドア
2020/8/22 10:00

”BBQ芸人”たけだバーベキューが教えるBBQの間違いないグッズとおすすめレシピ

長い梅雨を経て晴天続きの夏本番がやってくると、再びバーベキューのハイシーズンが到来です。開放的な屋外でワイワイと楽しめれば最高ですが、なにかと遠出を控えがちな今、自宅のベランダや庭、さらには“部屋の中”でのバーベキューも楽しいもの。今回は、屋外はもちろん、家の中でもバーベキューを楽しめる便利グッズを、日本で唯一の“BBQ芸人”、たけだバーベキューさんに、教えていただきました。

 

車の免許取得がきっかけでバーベキューライフがスタート!

芸名に「バーベキュー」と付けるほどバーベキューに魅了されている、たけだバーベキューさん。車の免許を取得した18歳頃から、バーベキューを楽しむように。車を運転したいからという理由で、海や山、川を目的地にドライブへ出かけるようになったことが、きっかけだったのだとか。自然豊かなスポットをドライブで訪れ、昼食にはバーベキューを楽しむ、というコースが定番になっていったそうです。

 

「ドライブ先で昼ごはんにバーベキューをし始めたのがきっかけで、気づけばバーベキューの回数が増えていきました。レシピのマンネリ化を避けようとした結果、レパートリーが増えていき、新しい料理を振舞うたびに、仲間にも喜んでもらえたので、『バーベキューっていいなぁ』と思うようになったんです」(お笑い芸人・たけだバーベキューさん、以下同)

 

こんなにたくさん! バーベキューレシピ本を続々と出版

その後、2011年から始めた、バーベキューのことだけを書き続けたブログがきっかけで、2013年には『豪快バーベキュー』(池田書店)を上梓。以降、今までに9冊ものバーベキューに関するレシピブックを手掛けています。初心者でも簡単に作れるバーベキューレシピや後片付けがラクになる調理法は、今すぐマネできるテクニックばかり。YouTubeチャンネル「たけだバーベキューTV」でも、イチオシレシピを動画で公開しています。

 

「食材を購入し、下準備をし、調理して食べる。バーベキューには、すべての工程に“盛り上がりどころ”がたくさんあります。みんなで買い出しに行くのも楽しいし、あーだこーだと意見を出し合いながら下準備を進めるのも盛り上がります。“バーベキュー奉行”がアレコレ仕切るというよりも、全員が参加できる雰囲気が好きですね。

 

着火剤を忘れてしまい、炭に火をつけるために、炭の入った段ボールを燃やして対処したこととか、火の入りにくい備長炭を持って行ってしまい、3時間もかけて火起こしをしたこととか、いろいろなハプニングを経験していますが、それは“失敗”にはならないんですよ。すべてが笑い話になるし、その場であれこれアイデアを出して対処したことが思い出に残ります。

 

自然の中で食事をすることで、日常から開放されて心や体がどんどん元気になるし、エンタメ性は高いし。バーベキューには楽しいことしかないし、魅力がいっぱいですよ」

キャンプインストラクターの資格以外にも、狩猟免許や鉄砲所持許可を取得。冬場はハンター活動にも力を注いでいるとか。お肉検定1級、スパイス&ハーブ検定2級も取得し、日々、バーベキューに関わる知識を深めています

 

なるべく家で過ごしたい時期には “おうちバーベキュー”も!

今年の夏は、海水浴場やキャンプ場、川遊びなどのレジャースポットに出かけるのが難しく、バーベキューをやりたくてもできないという人も少なくないでしょう。こんなときこそ家で、気になるバーベキューアイテムを試してみるチャンス。たけだバーベキューさんが例として挙げた楽しみ方は、

・アルコールランタンの光で夜を過ごしてみる。
・YouTubeをテレビに接続し、焚き火の動画を流してみる。
・森の音のBGMを流してみる。
・飯盒(はんごう)や「メスティン」でごはんを炊いてみる。
・ステンレスのマグカップやシェラカップなどのアウトドア用カトラリーで食事をする。
・ホットプレートでステーキを焼いてみる。
・カセットガスであみ焼きグリルを使って焼き鳥を焼いてみる。

 

「こういった要素をひとつ加えるだけでも、新鮮な時間が過ごせます。“おうちバーベキュー”の経験を重ねることで、バーベキュースキルを上げていってはいかがでしょうか」

 

【たけだバーベキューおすすめ】
迷ったらコレ! バーベキューの便利グッズ5選

バーベキューグッズコーナーへ行くと、そのラインナップの多さに目移りしてしまうもの。少しずつ買い足すと言っても、最初はどこから手を付ければよいのか途方に暮れてしまうことも。そんなときは、たけだバーベキューさんオススメの、以下の5アイテムをチェック。

 

1. おつまみから朝食まで出番が多い「ミニスキレット」

ニトリ
「スキレット鍋 15cm(6インチ スキレットナベ)」

実売価格:499円(税込)

直火やオーブン調理が可能で、そのまま食卓に出せるスキレット(フライパンのこと)。普段使いはもちろん、バーベキューでも活躍します。「直径15cm程度のミニサイズならば、軽くてかさばらないし、肉を焼いている網の上にも置けて便利です。ディップソースやアヒージョを作ることが多いですね」

 

2. 塊肉や丸ごと野菜をのせて焼くだけの「岩塩プレート」

ロゴス
「LOGOS岩塩プレート」

実売価格:759円(税込)

岩塩を切り取って作ったプレート。バーベキューグリルの網の上に岩塩プレートをのせ、その上に肉や野菜をのせて焼くだけで、ほどよい塩の旨味が行き渡る上に、遠赤外線効果で食材の中心まで素早く火が通ります。「網に直接置いて焼くときよりも、食材にじんわりと火が通ります。タンやキノコ類を焼くときに重宝します」

 

3. ライターがなくても火が起こせる、マッチ型の「着火剤」

クリケットジャパン
「ファイヤーライターズ」

実売価格:660円(税込)

マッチを大きくしたような形で、箱に擦り付けて火を出せば、そのまま約8分間燃え続けます。「ライターやチャッカマンがなくても火が起こせるし、オイル系の着火剤に起こりがちな気化をする心配も不要なところがいいですね。長期保存ができるので、持っていて損はないと思います」

 

4. 暑さ対策に加え、火起こしでも役立つ「ハンディ扇風機」

BLUEFEEL PRO+
「超小型ヘッドポータブル扇風機」

実売価格:2970円(税込)

暑い時期は普段の生活でも役立つハンディタイプの小型扇風機。アウトドアでも欠かせないアイテムのようです。「基本的にバーベキューをするのは屋外なので、やはり暑い。ハンディ扇風機があると便利です。そして、バーベキューの火起こし時には、この扇風機の風が役立ちます」

 

5. 火起こしから燻製、直火調理まで! 万能タイプの「チャコールスターター」

コールマン
「チャコールスターター」

4980円(税込)

火起こしを円滑にするチャコールスターター(通称:チャコスタ)。うちわで仰ぎながら炭に火を移す作業が不要になるので、炭のコンディションにかかわらず、10分ほど放置しておくだけで簡単に火起こしができます。「火起こしをしている間にほかの作業ができるので、一度使うと手放せないアイテムです」


テンマクデザイン
「5WAYチャコールスターター」

1万780円(税込)

たけだバーベキューさんが商品開発に参加したテンマクデザインの「5WAYチャコールスターター」は、①炭おこし、②焚火台、③スモーカー(燻製器)、④ロケットストーブ、⑤BBQコンロ(網は別売り)と、1台で5役の万能“チャコスタ”です。「チャコスタとしては高い商品ですが、燻製を作ったり、コンロとして使えたりするので、“おうちバーベキュー”でも活躍しますよ」

 

バーベキューグッズは実店舗で購入を!
自分に合うものを揃えることが大事

バーベキューアイテムを購入する際に、たけだバーベキューさんが心がけていることはなんでしょうか?

 

「まず、必ず手に取ってみることです。一度も触れずにネットで“ポチる”のではなく、実際に店舗へ行き、大きさや組み立てやすさを体感したほうがいいと思います。バーベキューを楽しむようになった当初、とりあえず価格の安い4〜6人用のバーベキューグリルを購入しました。買った後で、バーベキューグリルは火炭が引き出せるタイプの方が、網を移動せずに炭を追加できて便利だと気づきました。バーベキューグッズは一気に揃えるのではなく、レンタルも活用しながら、自分好みのものを少しずつ買い足していくと、失敗がなくなると思います」

 

【たけだバーベキュー選】
最近買ったお気に入りグッズと今欲しいアイテム

日々、バーベキューの知識をアップグレードしているたけだバーベキューさんは、最新グッズにも精通しています。最近購入したお気に入りアイテムと、今、気になっているアイテムを教えてもらいました。

 

最近買って良かったもの


プラスモーション
「Q2モデル ポータブル珈琲グラインダーセット」

実売価格:3万580円(税込)
ステンレス刃で均一な粒度にコーヒー豆を挽けるグラインダー、ペーパーレスの二重型フィルター、二重構造のステンレスマグ2個が付いたセット。

専用のコンパクトケースに収納して総重量がたったの385g。アウトドアはもちろん、出張先に持っていくのもオススメです。「このグラインダーで豆を挽いていると、最後に全く無力の状態になります。これがすごく気持ちいい!」

 

今欲しいもの


コールマン
「クールスパイダープロ/L ファン」

実売価格:1万6800円(税込)
今年発売した電動ファン付きのバーベキューグリル。角受け皿の裏に電動ファンがあり、ツマミで送風量を調整できます。これにより、火起こし時にうちわであおぐ必要がなく、安定した送風ができるので、火力調整の手間がありません。

「ファン付きのバーベキューグリルを使ったことがないので、ぜひ試してみたいですね!」

 

【たけだバーベキュー イチオシ】
簡単おいしい「丸ごとメスティントマトごはん」レシピ

ご紹介したようにレシピブックを多数出版しているたけだバーベキューさんに、自宅でも簡単にできる、丸ごとトマトを使ったバーベキューレシピ「丸ごとメスティントマトごはん」を教えていただきました。

「メスティン」とはアウトドア用の調理道具のひとつで、アルミ製の取っ手付きの飯盒のこと。取っ手部分が折りたためるのでコンパクトに収納でき、これひとつで、煮る、焼く、蒸す、炒めるなど、さまざまな直火調理が行えます。

【材料】

・米…1合
・水…150cc
・ブイヨン…2個
・湯…50cc
・トマト…中1個
・塩…小さじ1/2
・オリーブオイル…大さじ1
・黒こしょう…少々
・パセリ(お好みで)…適量

 

【作り方】

1. メスティンの中で米を研ぎ、150ccの水を加えて30分間浸水する。
2. カップに湯とブイヨンを溶かす。
3. (1)に塩を振り、(2)を加え、ヘタを取ったトマトを置き、メスティンの蓋をする。
4. 弱火で12分加熱し、火を止めて5分蒸らす。
5. メスティンの蓋を開け、オリーブオイルを回しかけ、上から黒こしょうを振り、お好みでパセリを添えれば完成。

 

「トマトをほぐしながら、ごはんにからめて食べると絶品です。オリーブオイルにガーリックを加えると、さらに食欲をそそります。メスティンを使った料理はインターネットで検索すると、いろいろと見つかるので、ぜひ、『おうちバーベキュー』のキーワードでも挑戦してみてください。“ナイスバーベ!”(たけだバーベキューさんの合言葉)」

 

なかなか思うように出かけられない……と嘆きたくもなりますが、自宅でもできる楽しみを見つけることが、有意義に過ごす第一歩。まずは、おうちバーベキューを極めてみるのはいかがでしょうか。ベランダや庭で楽しむ際には、ご近所への配慮もお忘れなく!

 

【プロフィール】

BBQ芸人 / たけだバーベキュー

兵庫県出身のお笑い芸人。2012年12月より「たけだバーベキュー」として活動開始。趣味はアウトドア全般(キャンプ・釣り・登山・ロードバイク・鹿狩りなどの狩猟)。豪快なバーベキューレシピを披露する一方、誰でも簡単におしゃれで盛り上がるバーベキューレシピも提案し、バーベキューを通してのコミュニケーションを広げる活動をしている。現在は、雑誌や本・舞台・テレビ・ネットコンテンツ・イベントなど多方面で活躍中。
HP=http://takeda-bbq.com

 

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