アウトドアでの料理は凝ったメニューを考えがちだが、その準備で疲れてしまっては本末転倒だ。YouTubeなどで人気の野外料理研究家、ベアーズ島田キャンプさんが、ラク安キャンプ飯の作り方を教えてくれた!
私が考案しました!
その1.肉メインのラク安キャンプ飯「味噌アヒージョ」
キャンプ飯の定番・アヒージョを和風にアレンジ。余った味噌オイルはバゲットにつけて食べると2度おいしい。鶏肉の代わりにエビを入れたり、きのこを加えたりしても良い。
インスタント味噌が決め手の和洋折衷メニュー
島田流レシピを公開!
材料…2人分
・豆腐……1丁
・長ねぎ……1本
・鶏もも肉……1枚(180g程度)
・オリーブオイル……適量
・インスタント味噌(液状)……2袋
作り方
豆腐の水をキッチンペーパーなどに吸わせておく。
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スキレットに長ねぎ、鶏もも肉、豆腐を並べ、オリーブオイルを入れて火にかける。
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肉に火が通ったらインスタント味噌を入れて軽く混ぜる。
《ココがポイント!》 調味料はなくてOK!市販の味噌におまかせ
「キャンプ料理は、いかに楽できるかがポイント。そのままでおいしいインスタント味噌は、味の調整が不要な便利調味料です」(島田さん)
その2.魚メインのラク安キャンプ飯「チリコンサバ」
サバは和洋中どんな料理にも合う万能食材。酸味のあるトマトとの相性も抜群だ。サバのうまみが溶け出した汁ごと調理すれば間違いナシ。
万能食材・サバの存在感が光る王道料理
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材料…2人分
・サバの水煮缶……1缶
・ミックスビーンズ缶……1缶
・トマト缶……1缶
・ケイジャンスパイス……適量
・醤油……適量
・パクチー……飾りつけ程度
・フランスパン……6〜8切れ
作り方
サバの水煮缶を汁ごとクッカーで炒める。
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ミックスビーンズ缶、トマト缶を入れて煮詰める。
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ケイジャンスパイスと醤油で味付けをする。
《ココがポイント!》 缶詰を上手に活用して長時間煮込んだ味に
「缶詰の食材を組み合わせるだけで本格的な味が実現。缶詰の汁は食材のうまみを含んでいるので、そのまま調理が正解です」(島田さん)
その3.野菜メインのラク安キャンプ飯「カルボナーラおやき」
カルボナーラソースとチーズの組み合わせは最強! 多めのバターで外側をパリッと焼けば、おやつ感覚で無限に食べられる。生地を混ぜるとき固めに練り上げるのがコツだ。
何個でも食べられちゃうヤミツキポテト
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材料…2人分
・粉末マッシュポテト……100g
・とろけるチーズ……60g
・パスタ用 カルボナーラソース……2人前
・無塩バター……15g
・塩……適量(味をみて調整)
作り方
ボウルに粉末マッシュポテトととろけるチーズを入れ、少量の湯(分量外)と混ぜる。
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温めたパスタ用カルボナーラソースを入れて混ぜる。
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スキレットに無塩バターを溶かし表面が色づくように焼く。
《ココがポイント!》 表面はサクッと食感で中はしっとり仕上げに♪
「多めのバターをしっかり溶かして、揚げるように焼くのがポイントです。焦げやすいので火加減には注意してください」(島田さん)
その4.カンタンおやつに「キャラメルポップコーン」
コーンの弾ける音が耳に心地良い、楽しく作れるおやつ。濃厚なキャラメルソースで
ワンランク上の風味に。余ったキャラメルソースはパンにつけて食べるのもオススメ。
作るのも楽しいエンタメ系スイーツ
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材料
・砂糖……100g
・水……30cc
・生クリーム……100cc
・サラダ油……小さじ2強
・ポップコーン用のトウモロコシ……50gほど
作り方
砂糖と水を火にかける。少し茶色になってきたら火からおろし、生クリームを加える。
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ダッチオーブンまたはクッカーにサラダ油を入れ、蓋をしてポップコーンを作る。
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コーンが弾けきったら蓋を開け、適量のキャラメルソースを絡める。
《ココがポイント!》 濃厚キャラメルソースがいい仕事をするんです!
「キャラメルソースがゆるいときは、少し煮詰めてとろみを出してください。塩味と2種類作って味の違いを楽しむのも◎」(島田さん)
撮影/並木政孝、吉川昌志