実はレインブーツを1足も持っていませんでした。最後に履いたのは、小学生の頃……とかじゃないかな。しかし、今年の5月は結構雨も降りましたし、「そろそろ1足くらい持っていた方がいいのでは?」と思い、ついに購入を決意。以前から気になっていたこちらをお迎えしました。
MOONSTARのレインブーツ
MOONSTAR 「810s ET027 MARKE MODI CHARCOAL」
8800円(税込)
筆者が買ったのはMOONSTARの「810s ET027 MARKE MODI」というレインブーツ。MOONSTARといえば上履きや長靴などの業務用シューズを中心に販売しているイメージでしたが、近頃はスタイリッシュなスニーカーや革靴なども多数販売しています。中でもこの810sシリーズは、MOONSTARが専門分野で培った靴作りのノウハウを日常の道具として提案するプロダクトライン。筆者が履いている「MARKE MODI(マルケ・モディ)」をはじめ、いい意味で「業務用すぎないデザイン」のアイテムがラインナップされています。

製品ページによると、「MARKE MODI」はMOONSTARのベストセラー長靴である「BESTER L 03」を参考に生み出されたとのこと。プロユースの性能を残しつつ、デイリーユースなデザインに落とし込む。そのバランス感覚に脱帽です。
長靴特有の「ゴム」っぽさがない
初めて履いたとき、想像していたよりも履き心地がいいことに驚きました。特に長靴を履くときって「ゴムを足にまとっているような感覚」があったのですが、「MARKE MODI」はそんなゴムっぽさがほぼないため不快感ゼロ。スニーカーのような履き心地……とは言えませんが、筆者がイメージしていた「長靴」とは全く異なる履き心地でした。

側面部分も中敷と同じようなサラッとした素材でできているため、直接肌が触れても気になりません。短めの靴下を選んでもストレスなく履けるのはうれしいポイント。厚さのある中敷きのおかげか、朝から晩まで歩いても足裏が痛くなることもなし。歩き心地、良好です。
雨の日のマンホールもそこまで怖くない
底面にはサクション(吸盤)ソールが採用されているため、足裏の防滑性もなかなか! コンクリートはもちろん、雨の日にマンホールの上を歩いても全然滑らなかったので、予想以上のグリップ力です。足元が滑るかどうか気にせず、安心して歩けるのってありがたいですね〜。

雨の日の外出はただでさえストレスフルですが、「歩きやすさ」を確保できるだけで、少しだけ心の余裕が生まれるように感じました。ただ、真夏に履くと蒸れが気になるかも?とも思うので、その辺りの使用感はもう少し確かめてみようと思います。
水たまりの上を歩きたくなる
普段26.5cmの靴を履いていますが、これは27.0cmを選びました。0.5cm刻みで販売されていないため、少し大きめサイズを選ぶのが吉です。
最も大事な防水性も申し分なし。台風並みの大雨が降る中でも、ブーツの中に水が入ってくることはありませんでした。……と、ここまで散々「機能面の魅力」について紹介してきましたが、なんだかんだいちばん気に入っているのはこのデザインです(笑)。
好きなデザインだからこそ、履きたい。けれど雨が降らないと、履けない。そう思うと、なんだか雨の日が「特別な日」のように思えてきます。さすがに「雨の日が待ち遠しい!」とはなりませんが、このブーツのおかげでこれまでよりも少しだけ雨の日を好きになれました。