スポーツ
2017/3/22 22:00

これは無念……ミラクル至学館、最後はまさかの「守備妨害」でセンバツ敗退

選抜高等学校野球大会が19日に開幕を迎えた。波乱が多いともいわれるセンバツ甲子園。今大会では、開会式直後の第1試合がまさかの幕切れとなった。

 

ともに春初出場の至学館(愛知) と 呉(広島)との対戦(※至学館は2011年の夏に出場)。試合は拮抗した展開となるも、2点を追う呉が9回に粘りを見せる。8番、9番の連続タイムリーで試合を振り出しに戻したのだ。

 

延長戦となった激闘が再び動いたのは、12回表。ここまで機動力で相手を揺さぶってきた呉の攻撃が思わぬ形で効果を発揮する。足を警戒する至学館バッテリーが連続で牽制悪送球……。これで勝ち越すと、さらにスクイズでもう1点をもぎ取った。

 

エラー絡みで勝ち越された至学館だったが、諦めていなかった。その裏の攻撃で1アウト2、3塁のチャンスを掴むとサードゴロの間に1点を返す。

 

1点差として、なお2アウト2塁。迎えた9番藤原という場面でまさかの出来事が……。

 

ここまで1人で投げてきた左腕池田の160球目は外のストレート! この渾身のボールを藤原が強振、鋭い当たりが三塁に飛ぶ。すると、痛烈な打球を捕球した呉のサードと二塁ランナーが交錯……。場内がざわついたその直後、三塁塁審がランナーの守備妨害をとりアウトを宣告! まさかの幕切れに甲子園はさらなるざわつきに包まれた。

 

至学館側はこのジャッジについて確認を行ったが判定は覆らず。審判も場内アナウンスで説明したとされているが、野球規則に定められている「守備側の権利優先」によって守備妨害となった形だ。逆転に次ぐ逆転となった熱戦は、呉の甲子園初勝利という結果に。それにしても、守備妨害での決着はかなり珍しい。

 

至学館は大学のレスリング部出身である吉田沙保里選手らがスタンドに駆けつけていたが、初勝利はまたもお預け。CD化もされた特徴的な校歌の全国披露も持ち越しに……。

 

さて、今回と同じようなケースといえば、2013年のMLBワールドシリーズ、ボストン・レッドソックスとセントルイス・カージナルスとの第3戦。この時はサードの走塁妨害で、カージナルスがサヨナラ勝ちを収めた。

 

走塁妨害で試合が決着するのは、MLBのポストシーズン史上初めての出来事。当時、マウンドに立っていた上原浩治投手は「難しいですね」とこぼしていた。

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