現在開催されている平昌冬季オリンピック。95の国と地域を代表する選手たちが毎日熱戦を繰り広げている。
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— Olympics (@Olympics) February 13, 2018
そんなオリンピックに出場できるのは、国際オリンピック委員会(IOC)に承認されている選手のみだ。現在IOCが承認しているのは206の国と地域。それを上回るのが国際サッカー連盟(FIFA)で、加盟数は211。実は微妙な差がある。
IOCとFIFA、どちらか一方に承認されている国や地域は具体的にどこなのか。日本オリンピック委員会とFIFAのデータから調べてみた。
IOCのみ承認国
・ミクロネシア連邦
・ナウル
・パラオ共和国
・キリバス
・マーシャル諸島
・ツバル
・イギリス
・モナコ
FIFAのみ承認国
・キュラソー
・タークス・カイコス諸島
・モントセラト
・マカオ
・タヒチ
・ニューカレドニア
・イングランド
・ウェールズ
・ジブラルタル
・スコットランド
・フェロー諸島
・北アイルランド
代表的な“違い”は、サッカー発祥の地イギリスが、FIFAの場合、英国4協会(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)としてそれぞれ承認されていること。
IOCのほうが加盟国は少ないのだが、それでもミクロネシア連邦、ナウル、パラオ共和国などはIOCのみ承認されている。IOCとFIFAで所属の大陸が異なるのは、カザフスタン(IOCではアジア)、オーストラリア(IOCではオセアニア)、グアム(IOCではオセアニア)だ。
ちなみに、国際連合の加盟国は193。IOCとFIFAはいずれも国連より多い国と地域が承認されており、「スポーツの力」を感じさせる。