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2018/7/6 20:38

まるで「モンスト」のテーマパーク!! 4万人超が熱狂した「XFLAG PARK 2018」イベントレポ

6月30日と7月1日の2日間、幕張メッセにて、「モンスターストライク」(以下「モンスト」)でお馴染みのXFLAGによる年に一度のお祭り「XFLAG PARK 2018」が開催されました。

 

メインは全国5か所で予選会を開催し、闘会議2018でプロライセンスを得た2チームを加えた8チームによるeスポーツイベント「モンストグランプリ2018」。ほかにも、きゃりーぱみゅぱみゅのライブがあったり、台湾、香港、日本の代表チームによる「モンストスタジアム三つ巴決戦!」、モンストの人気?キャラ・落武者による「NENBUTSU DANCE」、4アーティストによる音楽ステージ「モンソニ!」、オーケストラの演奏で楽しめる「XFLAG SYMPHONY」、ホラーハウスの「Alice in Madland」、そして「モンストアニメ」の新作発表、XFLAG PARKでしか買えない物販、新作ゲームの試遊など、盛りだくさん。

 

その様はまるでXFLAGのテーマパークの様相で、2日間合わせて4万人以上が来場したビッグイベントとなりました。その熱狂を会場写真を多数交えながらお伝えしましょう!

↑メインステージは3000人以上が集まり、ライブやゲーム大会を観覧

 

賞金総額はなんと6000万円!! 「モンストグランプリ2018 チャンピオンシップ」

まずはメインイベントの「モンストグランプリ2018 チャンピオンシップ」から紹介します。

 

4月29日に開催された九州予選大会を皮切りに、北海道・東北、中部、関東、関西の5か所で予選会が開催されました。そして、各地の予選を突破したチーム(関西のみ2チーム)と、闘会議2018で勝ち抜いてプロライセンスを獲得した2チームの計8チームが本大会に出場。大会賞金総額は6000万円で、優勝チームは3000万円が贈られます。

 

ちなみに「モンストグランプリ2018」は、「モンスターストライク」のスピンオフ作品である「モンスターストライク スタジアム」を使用し、ステージクリアのタイムを競い合います。4人ひとチームで、陸上競技の400mリレーのように順番に操作していきます。

 

大会前のタイムアタックの順位の上位チームが、キャラ選択の先攻/後攻を選ぶ権利があり、このキャラ選択によって、作戦が変わってきます。

 

いつもであれば、キャラ選択の先攻を獲得したほうが有利になるのですが、大きな大会で出場選手も緊張していたのか、先攻を選んだチームが軒並み敗退するという波乱含みの展開に。

 

そんななか優勝を手にしたのは、闘会議2018で初のプロライセンスを獲得した「今池壁ドンズα」。優勝賞金3000万円に加え、自動車やゲーミングチェアなどの副賞の数々が贈られました。

 

試合後の囲み取材では「賞金は均等に配分します。プロがうらやましいと言われるようにしていきたい」と答えていました。ほかのeスポーツイベントに比べて参加者(決勝トーナメント出場)の年齢層が高く、モンストを楽しんでいる年齢幅の広さを感じます。そのことについても「チーム戦であることで大人が優位になっているのかもしれません。1対1だと若い人には勝てませんが、チームプレイだから勝てます。大人だから時間の管理もしっかりしていますし、オンラインですが、毎日3時間くらいは4人でプレイしています」と語っていました。

↑決勝は闘会議2018枠の「今池壁ドンズα」と関西代表の「アラブルズ」の一戦。3戦で先に2勝したチームの勝利です

 

↑今池壁ドンズαが2連勝して優勝! 2戦目のタイム差はわずか0.5秒と超僅差。アラブルズのLeadがクリアしたと思いガッツポーズが出るほど、わずかな差でした

 

↑優勝賞金3000万円のほか、トヨタの新型カローラスポーツ、ロボット掃除機のDEEBOT OZMO 930、オーバーチュアのゲーミングチェア、ゼンハイザーのゲーミングヘッドセット、RyzeのトイドローンTelloが贈られました

 

↑大人ならではのチームワークで優勝をゲットした今池壁ドンズα

スペシャルゲストも多数登場! 落武者のダンスにはあの3人が!?

台湾、香港、日本による三つ巴決戦も開催。以前、ゲットナビウェブで紹介した「台湾のゲーム&eスポーツ事情」の記事の、台湾大会優勝者の「夏夕夏景」も出場しています。優勝したのは2連勝を飾った日本チームのM4。香港チームの天下武功♠唯快不破が1勝1敗、台湾チームの夏夕夏景が2敗という結果となりました。大会前では、日本は一日の長があり、かなりの実力差があるのではないかと言われていましたが、実際には僅差の試合が多く、台湾勢、香港勢の実力もなかなかのものでした。

↑香港版の「モンスト」である「怪物弾珠」のCMに出演している渡辺直美がゲストとして登場

 

↑日本対台湾戦。勝負は一手差と僅差の勝負でした

 

↑白熱した試合展開に興奮し、来年は大会に出たいと語った渡辺直美

 

今年3月にXFLAG Entertainment Partnerに就任したきゃりーぱみゅぱみゅによるライブイベント「XFLAG × KYARY PAMYU PAMYU ~PANDORA’BOX~」も開催。きゃりーぱみゅぱみゅのライブとサーカス的なパフォーマンスが融合し、きゃりーぱみゅぱみゅ自ら胴体切断マジックに挑戦していました。ライブは「ファッションモンスター」や「インベーダーインベーダー」など6曲を披露し、ゲームイベントのワンコーナーとは思えないほど本格的なライブとなっていました。

↑2つの大きなブランコを使って、空中パフォーマンスを展開。きゃりーぱみゅぱみゅは「ファッションモンスター」を熱唱

 

↑きゃりーぱみゅぱみゅ自ら胴体切断マジックを体験。曲は「最&高」

 

↑手に炎を乗せて登場し、最後はオラゴンなども登場して総出演の大団円に。曲は「原宿いやほい」

 

XFLAG PARK 2017で人気だったNENBUTSU DANCEもスペシャル落武者バージョンとして復活。一糸乱れぬ落武者のダンスだけでも見応えのあるステージでしたが、なんとダンスシーンの最終場面では、トレンディエンジェルのふたりと温水洋一の3人が登場。なぜ、落武者がメインのNENBUTSU DANCEに彼ら3人が登場したのか、まったく関係性はわからないですが(すっとぼけ)、とにかくスペシャルゲストの登場に、会場は沸きまくりました。

↑NENBUTSU DANCE RETURNS~スペシャル落武者バージョン~は、ミュージカル仕立てのダンスパフォーマンス。怪我をして踊れなくなったチャイコフスキーを励まし、もう一度踊らそうとする落武者たち

 

↑ミスターホラーに扮したトレンディエンジェル斎藤(写真右)と、落武者に扮した温水洋一(写真中央)とトレンディエンジェルたかし(写真左)

オーケストラに、アニメ発表イベントに、新作ゲームのお試しも!?

XFLAG PARKは幕張メッセの1~6ホールを使用しており、きゃりーぱみゅぱみゅのライブやNENBUTSU DANCE、モンストグランプリ2018を開催したメインステージのXtreme Arena以外にも、多くのステージやブース、ストアなどを用意。それぞれのエリアでも、メインステージに負けないイベントを開催していました。惜しむらくは、どのステージもひっきりなしにイベントを開催していたので、同時刻に観たいものが重なりまくるところ。うれしい悲鳴です。

↑メインゲートをくぐると、超巨大なXFLAG PARKのロゴオブジェが! 記念撮影ができるほか、コスプレイヤーも待機しており、一緒に撮影をすることができました

 

↑Xtreme Arenaと同等の大きさを誇るGrand Stage。オーケストラによるXFLAG SYNPHONYの演奏が聴けました。モンストの各種BGMや「ファイトリーグ」のメインテーマなど、ロックオーケストラのアレンジで聴かせてくれました

 

↑ホラーハウスAlice in Madland。特殊なヘッドホンとスマホから聞こえてくるアリスの声を頼りに、不思議な館に迷い込んだノストラダムスの相棒、アンゴルモアを探すのが目的

 

↑1回500円で楽しめるリアルガチャ

 

↑モンパスプレミアムチケット(6300円税込)を購入した人のみが入れるプレミアムラウンジ。ゆったりしたスペースで疲れた身体を休めることができます。配信用のスペースも用意されており、ゴー☆ジャスやマックスむらいを近くで見ることもできました

 

↑モンストグランプリ2018の優勝賞品のカローラスポーツも展示してありました。え、これ貰えるの? 凄くないですか?

 

↑会場の外にもフードコーナーを用意

 

↑新作ゲーム「モバイルボール」の試遊もできました。今度の新作はニンテンドー3DSとスマートフォンが連携して遊べるとのこと!

 

↑6月30日にはモンストアニメの発表イベントも。「モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ」で主演を演じた広瀬アリスも登場

 

↑ANIME BOOTHでは、新作映画「ソラノカナタ」や7月7日のネット配信が開始される「約束の七夜祭り」の展示もありました

 

まだまだほかにもたくさんのイベントや展示がありました。盛りだくさんで、まさにテーマパークのよう。そして来場したユーザーには、豪華プレゼントも用意。モンストのキャラクター(みくも、エレシュキガル、司馬懿、マグ・メル、エルドラド)を神化合成すると、有名作家陣による描き下ろしデザインの★6キャラクターが入手できる「PARK2018 オラゴン」が6体も貰えてしまいます。モンストファンであれば、もはや行かないという選択肢はない、大満足のイベントでした。

 

(C)劇場版「モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ」制作発表会@XFLAG PARK2018