3月某日、東京駅直結のランナーズステーション「MARUNOUCHI Bike&Run」にメディア関係者が集結。目的は、リーボックの新ランニングシューズ「FOREVER FLOATRIDE ENERGY(フォーエバー フロートライド エナジー)」を体験できる試走会に参加するためです。「そろそろ暖かくなってきたし、お腹まわりのお肉も気になるからランニングでも始めようかな……」という個人的な理由もあって、意気揚々と参加した筆者でしたが……。
税別で1万円を切る高コスパランニングシューズ
リーボックの「FLOATRIDE(フロートライド)」シリーズは、独自の軽量クッショニング素材「フロートライド フォーム」を搭載した先進的なランニングシューズ。昨今の長距離界ではナイキをはじめとする厚底シューズが話題ですが、試走会の前に行われた製品説明会では、リーボックはこのフロートライド フォームで勝負していく旨が力強く宣言されました。
その勝負の一手となるのが、ファンランナー向けモデルの市場投入です。これまでのFLOATRIDEシリーズは、どちらかというとトップランナーや一定以上のスピードで走る人向けのものが多く、価格帯も税別で1万7000円~2万5000円とやや高めでした。
その点、今回の「FOREVER FLOATRIDE ENERGY」は十分な機能性を持ちながら税別9900円とコスパにも優れ、これからランニングを始めたい人からフルマラソン初チャレンジ層まで幅広い人のニーズに応えるモデルとなっています。
疲労困憊の末、フロートライドの真価を知る
本モデルのメリットを学んだうえで、いよいよ試走会です! 会場に来る途中、雨がパラパラ降っていたこともあり、やや心配しつつ外に出てみると……。
雨! しかもかなりの本降り!
しかし、シューズの説明を聞いて、早く試したくてうずうずしていた我々は、雨をものともせず勢いよく走り出しました。
今回の試走会のコースは、皇居のお堀のまわり?をまわるコース(1.2km)。日頃デスクワーク中心で、休日も半分は寝て過ごしている運動不足の筆者でも、この距離ならなんとか走りきれそうです。
走り始めてまず感じたのは、心地よい反発性です。これまでに感じたことのない軽やかな感覚で、これは明らかに普通のランニングシューズとは異なりました。これがフロートライド フォームの効果なのでしょう。また、路面が雨で濡れていたのですが、滑ってヒヤッとする瞬間もなく、特に晴れているときと変わらずスムーズに走ることができました。
さて、1週走り終わったあとは、公園のようなスペースに移動して簡単なアクティビティを実施。ジャンプやスクワットを中心に、フロートライド フォームのクッション性や反発性を存分に実感しようというプログラムでした。
が、これが想像以上にハード。最初こそジャンプしながら「自分、ジャンプ力すごくな~い?(※フロートライド フォームのおかげ)」と調子にのっていたのですが、後半はひと言も発せないほどバテバテ。雨も振り続けるなか、正直、「ここまでやらなくても、もう(フロートライド フォームの良さは)わかったから!」という気分でした。
シメのランニング(なんと、もう1周……)が始まるころには脚が棒のようになり、最後尾でなんとか集団から離れないようについていくのでせいいっぱい。ただ、それでも走りきることができたのは、「1人だけ脱落したらいろいろまずい……」という危機感だけではなかったように思います。
というのも、脚がパンパンで満足に上がらない状態だったのですが、フロートライド フォームのおかげかシューズを重く感じることがなかったのです。疲れがたまってきてフォームが崩れてくると、シューズによっては一気に負担を感じることもあるそうなのですが、「FOREVER FLOATRIDE ENERGY」は最後まで変わらずサポートし続けてくれました。もしかして、このことを参加者に実感してもらうためにあそこまでハードなメニューを…?
今回試したランニングシューズ「FOREVER FLOATRIDE ENERGY」は、はっきりそれとわかるほど走り心地が快適でした。1万円弱と価格のハードルも低く、特にこの春からランニングを始めたいと思っている人やファンランナーにおすすめです。筆者もそうなのですが、モノから入るタイプの人は、こうした最新シューズを手にするだけでも走るモチベーションになるかも!?
撮影/我妻慶一