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2019/5/16 18:30

ファンが選手のプレイを“査定”!? ルートインBCリーグで始まった「FAN FUND」サービスが面白い

高いレベルで闘っている、あるいは闘おうとしているアスリートにとって、応援してくれるファンの存在は、競技を続けていくうえで大きな励みとなる大切な存在だ。また、ファンにとっても、応援している選手やチームが活躍するとうれしいし、もっと応援したい気持ちも強くなる。そんな、アスリートとファンを結ぶ関係を、「応援」とも「支援」とも少し違う、「査定」という形で新たに構築しようという、ユニークな試みが始まっている。

 

その名も「FAN FUND」(https://fanfund.jp/)。これは、ファンが選手のプレイを「プラス査定」することで、チームの給与制度とは別に、ファンの視点やファン独自の評価軸での新しい年俸制度を確立するためのサービスだ。4月27日より野球の独立リーグ「ルートインBCリーグ」のウェブサイトに、査定決済ができる「FAN FUND ボタン」が実装され、サービスがスタートしている。

 

その仕組みは、表向きはかなりシンプルだ。ファンが一番訪れる場所といえば、各チームや組織が運営するWEBサイト。ファンはスタジアムや配信等で試合などを観覧したうえで、あるいは見ている途中でも、チームのオフィシャルサイトでファンボタンをタップすることで、簡単に選手のその日のプレイを査定することができる。

 

チームやリーグ等の運営側にとっても、ボタンのシステムを実装するだけで、簡単に新しい収益スタイルを構築することが可能になるという。

 

査定された金額はクレジットカードで決済され、集まった査定金額から80%がリーグやチームに還元される。チームや運営側は、選手へのサラリーの一部としてや、レベルアップのための設備投資、あるいはファンへの還元に活用するなどの用途で活用できることになるというわけだ。

 

さて、このまったく新しい仕組みを最初に導入したBCリーグだが、著名な元プロ野球選手が監督や選手で各チームに在籍しており、今季は元阪神タイガースの西岡剛選手が栃木ゴールデンブレーブスに加入し、さらに注目度も高まっている。

FAN FUNDによると、「ファンへの浸透度は徐々に広がっており、球団やFAN FUND運営側にもサービスへの問い合わせが多く寄せられている」とのこと。FAN FUND側としては、現在のサービスを発展させて、たとえば「新しいアスリートの積立保険」のようなサービスに発展できないかなど、サービスの将来像も含め各リーグや関係各社と協議を重ねているという。

 

多くのアスリートやスポーツクラブ、そして競技団体にとっては、FAN FUNDはファンの応援を実のある形で受け取ることのできる、意義のあるサービスの1つとなりうる。BCリーグでは、今後は定期的に“査定イベント”などを行い、ファンが査定するタイミングを意識的に作り出し、サービスの浸透を図っていくとのこと。日本のスポーツ界をさらに良い環境にしていくためにも、FAN FUNDのユニークな展開に大きく期待したい。

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