250本って! シャフトのラインナップも豊富ですね
で、こうなるとさらに欲が出ます。もっと飛ぶクラブはないかと。そこで、銀座店にある250本のシャフトラインアップの出番です。「私に合ったシャフトで、見た目がカッコ良くて、もっと飛びそうなやつ」という、なんとも漠然としたリクエストで阿部さんに2本を選んでもらいました。
↑ずらーっと並ぶシャフトとヘッドは壮観!
まずは、フジクラのスピーダー・エボリューション。ブルーがカッコいい。でも、合いません。同じRシャフトなのに飛ばないのです。オリジナルシャフトより軽いけど、硬く感じて合わせづらい。「このシャフトは先調子なので、先程の中調子よりタイミングを合わせづらく感じるかもしれません」(阿部さん)。
↑普段使っているクラブがフジクラのスピーダーなので愛着があるけど、実は筆者には合わないシャフトだったことが初めて分かりました
次は三菱ケミカルのディアマナ。ブラックボディにレインボーロゴが強そう! でも、これもちょっと硬い。そして突然、右に飛んでしまう。「オリジナルがつかまりすぎて左に飛んでしまいスピードが乗らない人には、ディアマナのようなヘッドが返りづらいシャフトがおすすめなのですが、硬すぎるようですね」(阿部さん)。筆者のひ弱なスイングではヘッドを返すことができず右に行ってしまうようです。
↑ディアマナも世紀末覇者みたいに強そうでカッコいいのだけど、合いませんでした
↑ディアマナに変えたら突然大きく右に曲がってしまいました(水色のライン)
このように、同じRシャフトでもメーカーによって、ブランドによって性能が全く異なることが、試打によって体感できるのです。たくさんの種類のシャフトから自分にあった1本を探せるのがクラブフィッティングの醍醐味ですね。ちなみにフィッティングは無料で、筆者はオリジナルシャフトがばっちり合っていたため+αの費用はかからず、標準価格でクラブが購入できることになります。
世界で1本の自分だけのオリジナルパター
なお、銀座店ではオリジナルパターの制作も大人気。テーラーメイドと言えば「スパイダー」。そのスパイダーおよび「スパイダーX」をマイカラーに染め上げて世界で1本のパターに仕上げることができます。
選べるのはネック形状、真っ直ぐ打ち出すためのサイトラインの有無と形状/カラー、そしてヘッド/ウエイト/フェースインサート/テーラーメイドバッジ/スパイダーバッジ/グリップそれぞれのカラー、シャフトの長さ。その組み合わせは実に400億通り。銀座店でカラーサンプルを見ながらパソコンに打ち込むだけでマイスパイダーが注文できます。仕上がりは4週間後とのことです。
↑構え方やスイングのクセを見て、最適なパターの選び方も指南してくれます
↑カラーサンプルも用意されているので実際の出来上がりをイメージしやすい
【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】
↑テーラーメイド銀座。ここでしか買えないグッズもあります ↑地下1階にはフィッティング用のたくさんのドライバーシャフトが並んでいます。その数250本! ↑フィッターの阿部さんは一打ごとに数値を見ながら丁寧にアドバイスしてくれます ↑左から「SIM」、「SIM MAX」、「SIM MAX-D」。ヘッドサイズは460ccで変わらず、フェースサイズの大きさだけが異なります ↑ツイストフェースの利点を模型を使って説明する阿部さん ↑クラブヘッドの下側に搭載した「イナーシャ ジェネレーター」がダウンスイング中の空気抵抗を減らしてヘッドスピードを上げます ↑まずは基準を作るために標準仕様で打ってみます ↑やはり中上級者向けのスペックではうまく飛ばず、バラツキがあります。まあ、クラブじゃなくて筆者の腕の問題なのですが(笑) ↑当たり損ないでも200ヤードまで転がるクラブ性能の高さに驚きです。でも、相変わらずヘッドスピードが遅いなあ ↑Rシャフトにして再挑戦。さあ、どうなるか ↑Rシャフトにして再挑戦。さあ、どうなるか ↑シャフトを変えて2球目、3球目でキャリー190ヤードが出ました ↑2球目はヘッドスピード38m/sをマークしています。こんなの初めて! ↑3球目はトゥ側に当たっているに関わらず真っ直ぐに打ち出され、ランで217ヤードも飛びました。さすがミスヒットに強いツイストフェース ↑3球目の弾道(緑のライン)は本当に真っ直ぐ! それまで左に曲がっていたのが嘘のよう ↑ずらーっと並ぶシャフトとヘッドは壮観! ↑筆者のわがまま、かつ、曖昧模糊としたリクエストを受けて真剣にシャフトを選ぶ阿部さん ↑普段使っているクラブがフジクラのスピーダーなので愛着があるけど、実は筆者には合わないシャフトだったことが初めて分かりました ↑ディアマナも世紀末覇者みたいに強そうでカッコいいのだけど、合いませんでした ↑ディアマナに変えたら突然大きく右に曲がってしまいました(水色のライン) ↑構え方やスイングのクセを見て、最適なパターの選び方も指南してくれます ↑自分に適したネック形状を選んだら、パーツごとのカラーバリエーションを選択して世界に1本のマイスパイダーを制作します ↑カラーサンプルも用意されているので実際の出来上がりをイメージしやすい