【机上のお悩み2】
付箋やブロックメモにメモするのがもったいない……
急なタスクや備忘録、電話の取り次ぎなど、ちょっとしたメモに付箋を使っているけど、イチイチ使っていてはもったいないし、すぐ剥がれてどこかに紛失してしまう。どうにかならないか……?
付箋サイズの電子メモ「ブギーボード」が解決!
ビジネスシーンでは、タスクや電話のメモ、備忘録などの“ちょっとしたメモ”が発生することが多い。しかし、電話を取り次ぐたびに、「A社の○○さんからTELアリ」のような、一読して捨てられるメッセージを付箋に書くのは、どうももったいない気がするし、備忘録を貼り付けておいたものの、知らぬ間に剥がれ落ちて忘却の彼方……なんて考えるだけでおそろしい。そして何より、ブロック状になった付箋は、けっこう書きにくいのである。そこで思わず膝を打ったのが、キングジムの付箋サイズ型「ブギーボード」だ。
文房具好きにはすでにおなじみの電子メモパッド「ブギーボード」は、スリムで軽量な本体や、滑らかな書き心地、電源のオン/オフ操作なしですぐに書き込め、ワンタッチで瞬時に消去できる手軽さが人気のデバイス。この特徴をそのまま付箋サイズに凝縮したのが、「BB-12」である。
その秘密は“コレステリック液晶”にあり!
紙にペンで書くように筆圧で線の太さが変わる、ハイコントラストな3.9インチのディスプレイを搭載。このディスプレイは、アメリカのケント州立大学におかれた世界初の液晶研究所によって開発された、究極の低消費電力ディスプレイ“コレステリック液晶”である。筆記=加圧によって液晶の分子構造を変化させることで、筆跡を浮かび上がらせる仕組みで、専用スタイラスや指先などでも直接書き込みができる。何度でも繰り返し使え、書いたものを消す時にしか電力を使わないので、コイン型電池1個で約3万回も書き換えが可能だ。
軽くてコンパクトだと付箋のように失くしてしまわない?
背面にマグネットが付いているので、冷蔵庫など金属面にも貼り付けられ、オフィスのパーテーションや、家庭では家族への“冷蔵庫メモ”としても活用できる。金属面のないところでも、付属のマグネットシールを使えば、この“電子付箋”の定位置を確保できる。
解決!
電子ペーパー系デバイスのディスプレイにはさまざまあるが、「ブギーボード」の液晶は、とにかくスラスラとなめらかに文字や図、絵などが書ける上、黒地に文字がくっきりと浮かび上がる高コントラストのおかげで、メモが目につきやすいのもポイント。また、電池一個でおよそ3万回もメッセージを残せるので、紙の付箋と比較してもコストパフォーマンスは抜群。わずかなスペースさえあれば使えるので、電話をしながら使うメモとしてはぴったりだ。
【商品情報】
キングジム「ブギーボード BB-12」
各2700円+税
サイズは幅86×奥行き5.5×高さ86mm(スタイラス除く)で、質量はわずか約40g。CR2016コイン型リチウム電池1個で約3万回メモが書き消せる。スタイラス、マグネットシールが付属。カラーバリエーションも多く、ブラックとホワイトの基本色のほか、オレンジ、イエロー、ブルーの全5色展開。
https://www.kingjim.co.jp/sp/boogieboard/bb12.html
文/安藤政弘 写真/湯浅立志(Y2)