小学生の頃から文房具の魅力に引き込まれ、現在「文具ソムリエール」として活躍する菅 未里さんは、テレビ番組『マツコの知らない世界』(TBS系)に何度も登場するなど、今や文房具を語るプロとして、テレビや雑誌の取材にひっぱりだこ。菅さんの文房具愛溢れるトークと幅広い知識に触れ、文房具に魅了される人が増えているようです。
そんな菅さんに、おうち時間が楽しくなるような、大人の女性におすすめの文房具を7点教えてもらいました。ファミリーにもぴったりのセレクトです。
1. 日常生活がスマートになる“収納美人なポーチ”
菅さん一押しの女子文具、トップバッターはこちら。ベストセラー「ほぼ日手帳」でおなじみのほぼ日オリジナルのポーチです。使ってみると手放せなくなる便利アイテムのようですが、菅さんはどのように愛用しているのでしょうか?
「家の中でも外でも、ふとしたときにペンやハサミ、絆創膏、付箋など、使いたくなる小物がありますよね。それらのアイテムを、ひきだしにまとめておく感覚で、まるごと持ち歩けるポーチです。メッシュポケットを開くとゴムバンドでペンが固定できるようになっているので、ペン同士がこすりあって表面を傷つけることはなく、ガチャガチャ音が出ないのもうれしいポイント。そして、通帳やパスポートがぴったり収まるサイズなので、非常に“気持ちいい”です。バラエティ豊かな使用例が公式サイトで紹介されているので、参考にしてみてください」(文具ソムリエール・菅 未里さん、以下同)
ほぼ日「ちいさいひきだしポーチ」
3024円〜
サイズ:H208×W117×D20mm
さまざまな小物をすっきりと収納できるポーチ。裏面には通帳やパスポートがすっぽりと入るポケット付き。ジッパーを開けると平らに開くので、中身を一度にパッと見渡せます。布地のデザインは11種類から選べます。ほかにもA5サイズのノートが入る大きめのもの、お財布代わりになるじゃばらタイプのものがあります。
2. 撮った画像をその場でプリントできる“カメラ一体型のプリンター”
「iNSPiC」は、昨年秋にスマホ専用のミニフォトプリンターとして登場。今年6月には、同シリーズに新たにカメラ機能を持つインスタントカメラプリンターが発売されています。すでに菅さんの中では、日常の記録ツールとして、欠かせないアイテムだとか?
「普段からスマホやカメラで撮影する機会は多いものですが、撮った画像をプリントすることはなかなかしませんよね。そのうち、ついうっかりデータを消してしまうなんてことも。それらの何気ない日常の一コマを、プリントしてカタチに残そうと思わせてくれるのがiNSPiCです。プリントした画像を手帳やノートに貼っておくだけで、アルバムや日記のように見返す楽しみが増えます。私は、友人や親戚などからプレゼントをいただいたときに、それらを撮影して手帳に貼り、『おつきあい手帳』としても活用しています。画像の横にいただいた方のお名前を記しておくだけで、写真を見ればパッと思い出せるので、非常に助かっています」
キヤノン「iNSPIC ZV-123」
オープン価格
サイズ:H121×W80×D22mm
カメラ機能が付いた小型プリンター。自撮りミラーとリングライトがついており、スマホのインカメラのように、被写体をミラーで確認しながら撮影できます。専用アプリを使えば、スマホで撮った画像のプリントも可能。スマホからの印刷時には分割印刷ができます。
3.豊富なリフィルで自由にカスタマイズ!“ライフログが楽しくなるノート”
マークスから昨年秋に発売された女性向けのシステム手帳。日々のスケジュール管理だけではなく、カフェ巡りのメモや旅の記録、ダイエットや家計簿など幅広い用途で使えます。菅さんは、iNSPiCとの併用使いの楽しさに注目しています。
「このシステム手帳は、おしゃれなカバーとリフィルの使いやすさを兼ね備えているので、女性のライフログノートに最適です。トライアルリフィルとして、日付を自分で書き込むダイアリー、ドットや横線、無地などのメモ用紙が付いています。別売りのリフィルには、勉強の内容や時間をログする『勉強ノートセット』やダイエット、トレーニングなどの記録を残す『ガールズノートセット』、『家計簿・家事ノートセット』などがあり、とにかくバリエーションが豊富です。さらに、今年5月に新発売されたのが、iNSPiC対応のリフィル。カフェ、トラベル、育児専用の3種のリフィルがあり、iNSPiCでプリントした写真を所定の枠に貼るだけで、簡単にクオリティの高いライフログがつくれます」
マークス「システム手帳」
3456円〜(リフィル540円〜)
サイズ:A5正寸
女性のライフログ用につくられた手帳。全8種類のカバーは、シンプルなものからかわいいものまで幅広いデザインから選べます。軽量でソフトカバーのバインダーにはリボンのフープがあり、お好みのチャームをつけてカスタマイズすることができます。
4.手紙グッズを見やすくまとめて筆まめに!“商品棚のようなレターボックス”
レターセット類をクッキーなどのかわいい缶に入れて保管している方もいるでしょう。ところが、缶の中は雑然として欲しいものが見つけにくいことも。そんなお悩みを解決してくれるのがこちらのボックス。この中で管理すると、自然と筆まめになれるとか。
「レターセットや便箋を立てかけるスペース、封筒や一筆書き用のスペース、ハガキやメモ帳コーナーに、中身が見えるミニボックスと、4つの仕切りに区切られています。この紙文箱の中にレターアイテムを並べれば、中身が一目瞭然! 箱を開けるだけで『久しぶりにあの人に手紙を書いてみようかな』とか、メモを添えるときには『あのかわいい付箋を使おう!』と思えることでしょう。残り数枚になった切手は左下のミニボックスコーナーへ。最後の1枚まで折りジワがつくことなく、切手を使い切ることができます。いただきものについていたリボンもこの中で保管すれば、ちょっとしたギフトに活用できます」
キングジム「紙文箱」
サイズ:H75×W246×D243mm
各1998円
レターセットなどの手紙用品を整理・収納するための専用ボックスです。ストライプグリーン以外に、アカとチャイロがあります。シンプルな形状なので、リビングに置いてもインテリアの邪魔になりません。
引き続き、菅さんがピックアップしたカワイイ文房具をチェックしてみましょう。