文房具
2019/8/13 19:15

【菅未里の自腹買い文房具】あのフェラガモのノートがさすがの美しさ!

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは何なのか?

 

前回・前々回に引き続き、イタリア出張に際して入手した文房具を披露いただきます。2度目のイタリアで運命的な出会いを果たした、念願のアイテムとは?

「菅未里の自腹買い文房具」バックナンバー
https://getnavi.jp/author/misato-kan/

 

イタリアの至宝、サルヴァトーレ・フェラガモに文房具があった

サルヴァトーレ・フェラガモ、いわゆるフェラガモはイタリアを代表するファッションブランド。そのフェラガモが、文房具を出していることをご存知でしょうか?

 

イタリア出張では、フィレンツェを代表する美術館、ウフィツィ美術館のミュージアムショップを訪れましたが、このフェラガモの文房具を買うことも目的のひとつでした。ガイドブックに、ウフィツィ美術館のミュージアムショップにフェラガモの文房具が置いてあると書いてあったからです。

 

なるほど、確かにありました。素通りしてしまうような場所にそっけなく置いてあるのですが、人気なのかかなりの品が売り切れ。まあ、フェラガモの靴を履いたオードリー・ヘップバーンの写真があったりと充実してはいたのですが、文房具はほとんど買えませんでした。

↑フェラガモ博物館(MUSEO Salvatore Ferragamo)のホームページ。オードリー・ヘップバーンやマリリン・モンローに愛されたブランドの軌跡やアーカイブを確認できる
↑フェラガモ博物館(MUSEO Salvatore Ferragamo)のホームページ。オードリー・ヘップバーンやマリリン・モンローに愛されたブランドの軌跡やアーカイブを確認できる

 

そこで私は、文房具を求めて近所のフェラガモ博物館に歩いて行ったのですが、今度は文房具が置いてありません。私は諦めて、ピッティ宮殿に向かいました。

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ピッティ宮殿のミュージアムショップで見つけた、イタリアの名画に仕込まれた文房具

 

レア文房具を買うならミュージアムショップへ

そうしたら、なんと館内のミュージアムショップにフェラガモの文房具が置いてあったのです。前回書いたように、ピッティ宮殿はあまりメジャーなところではないのですが、やはり穴場だったということですね。

 

さて、思わぬ展開で手に入れたフェラガモの文房具ですが、実に美しい。写真のノートは、中は無地で、表紙と同じ紐がしおりにも使われています。そして表紙に描かれた靴は、どれも実際にフェラガモが作っているものです。使い勝手が良いとは言えませんが、そんなことを言うのは野暮というものでしょう。

↑お馴染みのブランドロゴが表紙に輝く。白地・黒地のいずれも、同ブランドのシューズのイラストがあしらわれており、表紙を留めるリボンと同じリボンが、しおりとしても備わっている
↑お馴染みのブランドロゴが表紙に輝く。白地・黒地のいずれも、同ブランドのシューズのイラストがあしらわれており、表紙を留めるリボンと同じリボンが、しおりとしても備わっている

 

↑リボンを解き、中を開くと無地の中ページが覗く。開くとまるでハートが寄り添っているよう
↑リボンを解き、中を開くと無地のページが覗く。開くとまるでハートが寄り添っているよう

 

海外でこのようなレア文房具を手に入れるなら、ミュージアムショップをこまめにチェックしてください。とくに今回の私のように、美術館に掘り出し物がある可能性もありますよ。