【ド腐れ文具野郎 古川 耕 の文房具でモテるための100の方法】
No.94
デザインが揃った文房具シリーズでトータルにモテる
近年の文房具シーンを語るうえで欠かせないのが、SNSや動画サイトで見られる「勉強垢」です。何のこと? という人は、いますぐインスタグラムで検索してみましょう。自宅や喫茶店のテーブルにノートや教科書を広げた投稿が、わんさか出てきます。勉強時間の管理や情報共有、モチベーションアップのため、3年ほど前から学生の間でジワジワ盛り上がってきたそうです。わかるよ、オレもそうやって文房具で現実逃避してきたから……(嫌がられるタイプの共感)。
ともあれ、こうなるといわゆる「映える」文房具が欲しくなってくるもの。しかも単体ではなくトータルでコーディネートできるブツが欲しい。と、そんなニーズを狙い撃つかのように発表されたのが、コクヨの「KOKUYO ME」とTSUTAYAのオリジナル文房具「HEDERA」です。同社こだわりの10商品にトレンドのデザインを取り入れたKOKUYO MEに対し、HEDERAがその3倍以上もの品数を揃えているのは、売場から逆算して隙間を埋めていく小売店らしい発想といえるでしょう。そしてもちろん、こうした戦略は誰もが手を出せるものではありません。2020年は体力とネットワークを持つ大手と、一芸に秀でた中小メーカー(海外含む)のコラボが増えていくはず。ますます賑やかになりますよ。
コクヨ
KOKUYO ME(コクヨミー)
132円(税込)〜
「ツール」としてではなく、持つ人の個性を表現する「アクセサリー」としての価値を提供する文房具ブランド。ノートやシャープペンなど10アイテム45品番で揃えています。トレンドを捉えた色展開や質感の表現が特徴で、服を選ぶように組み合わせも楽しめます。
TSUTAYA
HEDERA
99円(税込)〜
「こだわりの文房具を いつもの文房具に」をコンセプトに、飽きのこないデザインや色、素材にこだわりながら、使いやすさも追求。2019年10月発売の第3弾ラインナップでは、オリジナルインクを搭載したボールペンも登場しました。TSUTAYA限定販売。
「ド腐れ文具野郎 古川 耕 の文房具でモテるための100の方法」バックナンバー
https://getnavi.jp/author/koh-furukawa/