文房具
2020/4/10 19:00

【菅未里の自腹買い文房具】ヤマトの“ちぎれる付箋”が暮らしの中でアレコレ使えて便利だった

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは?

 

糊で有名なヤマトの知られざるヒット作

ヤマト糊でご存知のヤマトに、「Chigiru」シリーズという名の付箋の傑作があることをご存知でしょうか?

 

全面糊のフィルム付箋なのですが、5mm方眼状にミシン目が入っており、好きなサイズに手でちぎれるのが名前の由来です。「ちぎれる」という点を除けば、ごく普通の可愛いフィルム付箋なのですが、ちぎれるようにしたことで、実に使い勝手がよくなっているのです。

ヤマト
Chigiru(チギル)
480円(税別)

 

↑5mm角でミシン目が入っているので、最小5mm四方で好きなサイズ、形に切り取って使える
↑5mm角でミシン目が入っているので、最小5mm四方で好きなサイズ、形に切り取って使える

 

暮らしのなかでさまざまに活用できる

縦にも横にもちぎれますから、いろいろな使い方ができるのが特徴。私はまず、ノートのインデックスとして使っています。4×4マス(つまり20mm×20mm)のサイズにちぎって折り返すと、ほらこの通り、インデックスにちょうどいいのです。もちろん、好みに合わせてもっと大きくも小さくもできます。

↑ミシン目の部分を折り目として折り返してノートの端に貼り付け、インデックスとして活用
↑ミシン目の部分を折り目として折り返してノートの端に貼り付け、インデックスとして活用

 

もう一つの使い方は、飲んだ水の量の把握。健康のために1日2Lの水を飲むようにしているのですが、まさか2Lのボトルを持ち歩くわけにもいかないので、500mlのボトルに繰り返し水を汲んで飲んでいます。4回飲み干せば目標の2L、というわけです。

 

ところが問題は、飲んでいるうちに「あれ? 今何回目だっけ?」と分からなくなってしまうこと。そこで私は、「Chigiru」を4マス(5mm×20mm)ぶんボトルに貼り、1回飲み干すごとに1マスをちぎって捨てる、という使い方をしています。

↑「Chigiru」をボトルに貼って、飲んだ水の量を管理
↑「Chigiru」をボトルに貼って、飲んだ水の量を管理

 

↑500mlボトルを空にするたびに、「Chigiru」をちぎって何ml飲んだか、あと何ml飲むべきかが一目瞭然
↑500mlボトルを空にするたびに、「Chigiru」をちぎって何ml飲んだか、あと何ml飲むべきかが一目瞭然

 

勉強用の「Chigiru」付箋も

もっとも、私の使い方は一例にすぎません。「ちぎれる」というだけで使い方が一気に広がる例として挙げただけですから、もっと便利な使い方はたくさんあるでしょう。「Chigiru」シリーズは色も豊富ですし、ロール状になっているものが基本ですが、シート状になっている商品もありますから、手帳のポケットにストックすることも可能です。

 

中には、参考書の特定の行を隠すための「Chigiru 暗記用」などもあります。文章の上に貼って赤か青のシートで覆えば文章が見えなくなるというわけです。マーカーを付箋で代用するわけですが、付箋は後から剥がせますから、参考書を綺麗なまま勉強できます。

ヤマト
Chigiru 暗記用 赤シートセット
520円(税別)

 

↑覚えたい単語や文章の上に、マーカーで線を引く代わりに貼り付け、シートで覆って暗記できる。暗記できたら付箋をはがせば元通りだ
↑覚えたい単語や文章の上に、マーカーで線を引く代わりに貼り付け、シートで覆って暗記できる。暗記できたら付箋をはがせば元通りだ

 

仕事に勉強にと便利なこの付箋、ぜひオリジナルの使い方を探ってみてください。

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「菅未里の自腹買い文房具」バックナンバー
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