個性豊かなフォーマットをもつ手帳
最後に紹介するのは個性豊かな手帳たち。懐かしいデザインをそのまま受け継いだクラシカルな手帳から、365日分を横展開で確認できる手帳まで。
・博文館「懐中日記(B7)」
博文館
「懐中日記(B7)」
1210円(税込)
1月始まり。明治時代から使われており、日本最古の手帳とされる「懐中日記」。カバー表紙の絵柄は毎年の干支に合わせて作られ、これを楽しみに愛用しているファンも多いそう。文庫本ほどの大きさなので、本棚やカバンに常備しておき毎日忘れずに書き込めるはず。
・新潮社「マイブック 2022年の記録(文庫サイズ)」
新潮社
「マイブック 2022年の記録(文庫サイズ)」
440円(税込)
1月始まり。新潮文庫をモチーフに、手帳へとアレンジしたもの。毎日1ページずつ書き込んでいくことで完成させる、自分だけの文庫本。文庫本と同じく右開き(縦書き)なので、たまには縦書きを楽しみたい、という人にもおすすめです。
・Scikaku「ポケットプロジェクト」
Scikaku(サイカク)
「ポケットプロジェクト」
2485円(税込)
12月始まり。一見すると短冊のようですが、経本専門の製本職人の技術が集約された蛇腹形状になっており、広げると表裏で365日分超のスケジュールを網羅。ひたすら横方向へ展開するので、入り組んだプロジェクトの進行管理などにも重宝しそうです。付属のスリーブケースに収納して、角折れなどもなく持ち運べます。
・佐々木印刷「四角い手帳 3年ウィークリー(B5変形)」
佐々木印刷
「四角い手帳 3年ウィークリー(B5変形)」
2860円(税込)
1月始まり。ウィークリーを上下に3年分併記したフォーマットで、正方形のため、横一列に1週間をレイアウトしつつカレンダーも横に配置。記入スペースも十分なので、子育ての記録や3か年プロジェクトの進行管理などにも便利です。
選ぶのも楽しみのひとつ。試して投票して、1年の相棒を見つけよう
まだ紹介したい手帳はたくさんありますが、続きはぜひ手帳総選挙で確かめてみてください。東京では11月下旬に東急ハンズ銀座店で開催予定です。またクライマックスとして、12月には「手帳収穫祭2021」が開催予定。手帳総選挙の結果発表に加えて、ミニショップやミニギャラリーも多数出店するとのこと。毎年個性豊かな手帳がランクインしているとのことなので、今年の1位を予想しながら楽しめそうです。
【イベントデータ】
手帳100冊! 書き比べ総選挙!! @東京
日時=2021年11月27日(土)11:00~20:00/11月28日(日)11:00〜18:00
場所=東急ハンズ銀座店(東京都中央区銀座2-2-14 マロニエゲート銀座1)
参加費・予約=なし
イベント情報 https://tsj.connpass.com/event/200431/
問い合わせ https://twitter.com/NipponTecho/
手帳収穫祭2021
日時=2021年12月19日(日)10:00〜18:00
場所=すみだ産業会館ホールD(東京都墨田区江東橋3-9-10 墨田区・丸井共同開発ビル8階)
チケット購入=要
イベント情報 https://tsj.connpass.com/event/200440/
問い合わせ https://twitter.com/NipponTecho/
【プロフィール】
日本手帖の会代表 / 折比嘉育郎(おりひか・いくお)
本職はITエンジニアで知的生産システムの開発・運用に従事。日本手帖の会では、交流の場「手帳サロン」、書き比べ「手帳総選挙」等のイベント開催や、書籍監修、企業・学校向け講座、海外交流等の活動を行っている。