文房具
万年筆
2022/9/21 19:30

サインペンでもiPadでも楽しめる「カリグラフィー」の始め方と揃えるべきアイテム

気軽にトライできる!iPadアプリで楽しむカリグラフィー

最近はアプリでも気軽にカリグラフィーが楽しめるのだとか。

 

「iPadとタッチペンがあれば、気軽にカリグラフィーが楽しめます。デジタルの最大の魅力は、消したいところだけ簡単に消すことができ、書いたものをコピーして増やしていくこともできる点。私は、プリンターやレーザーカッターなどほかのデジタルツールと組み合わせた制作をしたいときに、iPadで使える創作アプリを活用しています」

 

Mayuさんが愛用しているのは、iPad専用のイラスト制作アプリ「Procreate(プロクリエイト)」(1220円/税込)。Apple Pencilを使って、鉛筆や水彩などのアナログ風のある絵やイラストが書けるツールです。

 

Apple Pencilを使って、ささっとモダンカリグラフィーの文字を書いてみせてくれたMayuさん。「Apple Pencilを使っても強弱をつけたラインが簡単に書けてしまうので、ある程度、カリグラフィーを習得していれば問題なく使いこなせます」

 

書いたものをコピーして柄のように配置するのも簡単。「手書きではなかなかここまでの作業をするのは大変ですよね。便利な機能です」

 

↑トレーシングペーパーに印刷して、花束やお菓子のラッピングペーパーに。

 

「モダンカリグラフィーの魅力は、自分らしい美しい文字を追求できるだけではなく、その文字をいろいろな用途でアレンジして使いこなせることだと思います。友人へのギフトやパーティシーンだけではなく、手帳を彩ったり、お部屋の収納のラベリングに活用したり。ライフスタイルの中で使いたいシーンを見つけて、自分らしく楽しめたらいいですね」

 

カリグラフィーのような美しい文字を楽しめるツールとして、ほかにもガラスペンがあります。Mayuさんはつい最近購入し、今は試用期間中なのだとか。ペーパーレスで手書きを楽しめる電子ノート「クアデルノ」で、モダンカリグラフィーのアレンジを楽しむのもいいですね。

 

紙にインクと専用ペンを使って書くこと、サインペンを使うこと、デジタルコンテンツを使うこと、いろいろな手段を使って、オリジナルのカリグラフィーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

【プロフィール】

Mayugraphy Tokyo 代表 / Mayu

2016年、バースデーパーティやプロップスタイリングを中心に活動する中、モダンカリグラフィーに出会い魅了される。以来、自身の手書きデザインを取り入れることで洗練された世界観に手書きの温かみが加わり、見る人を一瞬で惹きつける。2021年、動画コースのオンラインスクール開校。オリジナルWorkbook発売。対面、Zoom、動画の3つのレッスンには、趣味として楽しむ人や、お仕事に活かしたい人まで、国内外のべ300名以上が受講。個人向けのレッスンの他、Webメディアへの作品提供、百貨店や結婚式場でのブランドPRの筆耕サービス、オリジナルアイテムのデザイン開発など企業とのコラボレーションも手掛ける。
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