「東京モーターショー2015」に登場した約300台の出展車から、ベストモデル22台を紹介していく本シリーズ。最終回となる本記事は、スポーツカー、レーシングカー好きも大満足なクルマのカッコよさを思い出させてくれるモデルが多数登場します。
プレミアムコンパクトカー市場に5ドアワゴンで殴り込み!
MINI
MINIクラブマン
先代モデルに比べ全長を290mm、全幅を115mm拡大し5ドアモデルになったワゴン。リアランプが縦形状から横形状になり、リアの印象も変わりました。
家族で選べる点が◎
「とてもMINIとはいえないサイズになった。が、走りを楽しむ個人だけでなく、家族が選べるクルマになったのが良い」(松下宏さん/自動車評論家)
RC Fと同じエンジンを持つガチ性能のスポーツセダン
レクサス
GS F
アッパーミドルセダンの「GS」の高性能バージョン。同車のスポーツカーRC Fと同じV型8気筒5.0lエンジンを搭載し、スポーツ純度は高いです。
チョイ悪で魅力的
「V8エンジンなどの肩書きに、必然的に期待が高まる。チョイ悪系オーラを放つシブさも持ち併せていて◎」(藤島知子さん/自動車評論家)
パワフルディーゼルエンジンを積む508の最上位&スポーティモデル
プジョー
508 GT
最大トルク40.8kg-mの強力なディーゼルエンジンに、6速ATを組み合わせた同社の旗艦最上位モデル。室内は最高級ナッパレザーで質感が高いです。
待っていましたディーゼル
「プジョー+ディーゼルといえば本国の定番。それだけに『ようやく来た!』という気持ちだ。GTなので走りも期待」(小野泰治さん/自動車評論家)
BMW X3やアウディQ5に挑むミドルサイズのSUVモデル
メルセデス・ベンツ
GLC
GLKから名前を変更したミドルサイズSUV。Cクラスのプラットフォームを使ってはいるが、ホイールベースなどはGLC用に最適化が図られています。
GLEよりも知的!
「日本の道にジャストサイズ。押し出し感の強いGLEよりエレガントで都会的なうえ、オフロード性能も期待できそう」(田畑修さん/自動車評論家)
巨大なリアウイングが突出した運動性能を生み出す
ポルシェ
911 GT3 RS
911の最高峰モデル。見所はリアウイングが生み出す高い性能で、ダウンフォースは同車のカップカー(レースカー)の80%まで近づけられおり、グリップ力が凄まじいです。
デザインに惚れ惚れした
「スタイリングでやられた一台。初見で素直にカッコいいと思ったポルシェは久しぶり。走りも911史上最強でしょう」(小野泰治さん/自動車評論家)
クーペ版とほぼ変わらぬ車重でオープンエアを楽しめる
アルファ ロメオ
4C スパイダー
ミッドシップスポーツカーの「4C」のオープン。新デザインの後部アウターパネルやヘッドライトがエレガント感を強調する。車重は1060kgとクーペ比10kg増に抑えました。
オープンのほうがカッコいい
「4Cは屋根ナシのほうがデザインがカッコいい! アルファは最近、元気が回復しつつあるようで純粋にうれしい」(岡本幸一郎さん/自動車評論家)
0-100km/h加速が2.6秒公道を走れるレーシングカー
ラディカル
RXCターボ
公道走行可能な本格レーシングカーブランド初のクローズドボディ。フォード製3.5lV6ツインターボエンジンを積み、0-100km/hは2.6秒。
最高に目立つ最新最速車
「イギリスの小規模スポーツカーメーカーの最新かつ最速モデル。これで街を走ったら超目立つこと請け合い!」(岡本幸一郎さん/自動車評論家)
今年はビッグサイトの外観をつかったプロジェクトションマッピングも話題となった東京モーターショー。エコフレンドリーな車種の開発に踏み切ったり、一方でクルマ本来の走りやスポーツ性を極めたりと、現在過渡期に立たされている自動車業界での各ブランドの姿勢が垣間見えるイベントとなりました。果たして次回はどんなクルマが登場してくれるのでしょう?
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