創業1967年の東洋製作所(本社:愛知県弥富市)は、お年寄りが一人で気軽に日常の外出を楽しめるようにと「ハンドル式電動車いす(てくてっくん)」を発売しました。価格は49万8000円です。
タッチセンサー式ハンドルと衝突防止センサーを搭載
本品は、家庭用のコンセントから充電でき、最高時速6キロで1回の充電で25キロまで走行することができます(※)。人体の微弱な電流を感知するセンサーをハンドルに内蔵し、ハンドルに軽く触れるだけで始動できます。これにより、走行中もハンドル上部に軽く触れておくだけでよいので、背中や腰への負担も抑えられます。
※運転免許は不要で、ヘルメット等の着用義務もなし。道路交通法では「歩行者」に該当
また、車体の前後に取り付けた衝突防止センサーは、車体と一定の距離内にある障害物を検知し、その信号を受けて速度を自動制御し、停止させることが可能。物損事故や人身事故の可能性を低減することができます。
坂道などでの加減速を抑制する速度自動制御機能も搭載。キーには、車体から約5m以内でのみ電源がONになるスマートキーを採用し、盗難も予防できます。音声案内による運転補助機能や、身体をやさしく包み込むパッケージタイプのシートもうれしい限り。価格は約50万円と高いですが、それだけに安全性に配慮した機能を満載しています。本機があれば、外出をおっくうに感じていたお年寄りも、快適な外出が楽しめますね。