「あおり運転」による事故やトラブルが多発するなか、ドライブレコーダーのニーズがこれまでにないほど高まっている。リーズナブルな価格ながら高い性能を誇る、オウルテックの最新モデルを試してみた!
設置も操作もすこぶる簡単なので“ドラレコビギナー”にもってこい!
“ドラレコビギナー”がまず気になるのは、設置と操作のしやすさである。カーナビやスマホと連動するモデルも出ているが、正直使いこなす自信がない。その点、スタンドアローンで使える本機は安心だ。同梱する東芝製microSDカード(16GB)を本体に挿し込み、シガーソケットに接続して電源を入れるだけですぐ使える。エンジンのオン/オフと連動して記録開始/終了となるため、操作はほぼ不要だった。今回はお世話にならなかったが、事故発生時に役立つ同社独自の「プライバシーオート録音」にも注目だ。これは、内蔵するGセンサーが衝撃を検知して、自動で録音を開始する機能。突然の場面でも録り逃しを防げるのだ。
ひとしきりドライブを楽しんでから、記録した映像を取り出して再生。するとまず、画面左下に撮影時刻と位置(緯度・経度)が表示されていることに気づいた。GPS搭載のため、設定しなくても情報を自動で取得しているのだ。事故やトラブルが起こったときに、有効な証拠映像となるだろう。映像の解像度はスーパーHD(2304×1296)で、細かい文字でもしっかり描写でき、安心だ。
使ってみたら、スゴかった。
【使った人】
「GetNavi」本誌クルマ&AV担当・川内一史
実は今回ドライブレコーダーを初めて使用。あおり運転対策だけでなく、衝突事故や駐車場トラブルが発生した際などの記録用として、導入を検討していた。
死角になりがちなゾーンも高画質映像で記録できる
対角135°(水平113°/垂直60°)の超広角レンズにより、視認が難しい両サイドのゾーンもしっかりカバー。スーパーHD画質のため、ナンバープレートの数字も十分に読み取れる。LED信号機の表示も撮影できていた。
衝突事故時の映像は上書きされないよう保護
内蔵するG(加速度)センサーが、事故が起きた際などにクルマへかかった衝撃を検出。そのときに記録された映像は、上書き禁止ファイルとして保護される。万一の事態でも、証拠映像を残しておけるので安心だ。
駐車時でも最大5日間は待機モードで監視できる
本体には130mAhのバッテリーを内蔵し、フル充電であれば電源オフの状態で最大5日間は待機モードとなる。センサーが振動を検知すると自動で録画をスタートするので、駐車時の車上荒らし対策としても有効だ。
オウルテック
OWL-DR06-BK
実売価格1万5800円
フルHDを超える解像度(2304×1296)での録画に対応する、GPS搭載のハイエンドモデル。F1.8の明るいレンズを採用し、夜間でもノイズの少ない映像を記録可能だ。●サイズ/質量:W88×H48×D36㎜/74g
【結論!】
画質 ★★★★★
操作性 ★★★★★
機能性 ★★★★
コスパ ★★★★★
Wi-Fi接続やスマホ連携などには対応せず機能はシンプルだが、そのぶん使いやすさは抜群。価格を考えれば、かなりお買い得といえる性能だ。
オウルテック公式ホームページ:https://www.owltech.co.jp/