乗り物
2016/4/20 12:12

手ごろで刺激的! 卓越した走りのアスリート軽自動車3大モデル

価格と維持費のリーズナブルさが魅力の軽自動車に、昨年からアスリート系モデルが続々と投入されています。ここでは、高い実用性能を備えたモデルをベースとし、遅れて追加されたスポーティ仕様のモデルを厳選。モータージャーナリスト・岡本幸一郎さんが、走行性能と特徴を比較しました。

 

私が採点しました!

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モータージャーナリスト 岡本幸一郎さん

スポーツカーやメカニズムへの造詣が深いモータージャーナリスト。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務めています。

 

クルマを操る楽しさを求める声にメーカーが対応

最近の軽自動車では、乗用車ベースのスポーティモデルが登場中。なかでも、スズキはトランスミッションで独自の取り組みを行っています。モータージャーナリストの岡本幸一郎さんは、同社の取り組みを次のように分析します。

 

「アルト ターボRSは『AGS』を搭載。これはクラッチ操作を機械が自動で行なう2ペダルMT(≒セミAT)です。CVT(無段変速機)と異なり、MTと同等の優れた伝達効率を誇り、CVTと同じようにステアリングのパドル操作で変速が行えます。ですがAGSは、操作から変速までにやや遅れがあり、上手く操るには慣れが必要なんです」

 

そこで、AGSよりももっと走りを期待するユーザーに応えて登場したのが、3ペダルMTを用意するアルト ワークスです。

 

「クルマを自在に操れる点では、昔ながらの3ペダルMTがベスト。アルト ワークスに3ペダルMTが設定されたのも、ユーザーからのニーズに応えてスズキが動いたからです」(岡本さん)

 

 

個性派ユーザーに応えた第3のスポーツデザイン

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ダイハツ

キャスト スポーツ

162万円〜174万4200円

【スポーツトランスミッション:採用】

【ユース:日常】

【専用サスペンション:採用】

【専用ボディカラー:採用】

個性的なデザインと高い質感を持つキャストの3バージョンのひとつ。赤いアクセントカラーを用いたカラーリングや特徴的な内装デザインに加え、サスペンションのチューニングなどでスポーティさを強調しています。

 

【SPEC(スポーツ“SA Ⅱ”/2WD)】

全長×全幅×全高:3395×1475×1600㎜

パワーユニット:658cc直列3気筒エンジン+ターボ

JC08モード燃費:24.8㎞/ℓ

 

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スポーティなデザインに定評があるMOMO社製のパドルシフト付きステアリングホイールを採用しています。

 

 

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内外装はスポーティに仕立てられているものの、大人もゆったり座れる広い空間を確保しています。

 

【プロの5項目採点】

コンセプトは4人乗りのコペン

日常での扱いやすさ:16

コーナリング:12

加速力:16

シフトフィール:16

乗り心地:16

合計76点

「加速感はターボとしてはやや控えめながら、いたって乗りやすいです。足まわりも専用に強化されていますが、重心高がやや高めという印象。上質さでは他を一歩リードしています」(岡本さん)

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レッドの配色やエアロパーツがスポーティさを演出。16インチのハイグリップタイヤも選択できます。

 

 

操る楽しさをセミATで追求したアルトのスポーティ仕様

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スズキ

アルト ターボRS

129万3840円〜141万5880円

【スポーツトランスミッション:採用】

【ユース:日常】

【専用サスペンション:採用】

【専用ボディカラー:採用】

 

【SPEC(ターボRS 2WD)】

全長×全幅×全高:3395×1475×1500㎜

パワーユニット:658cc直列3気筒エンジン+ターボ

JC08モード燃費:25.6㎞/ℓ

 

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メッキガーニッシュやカラードドアミラー、スポイラーなどを採用。デザインはベースモデルより存在感を高めています。

 

 

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ベースエンジンを改良したVVTターボエンジンが力強い加速力を発揮。低中速域トルクを向上させています。

 

【プロの5項目採点】

軽快なフットワークAGSの改良に期待

日常での扱いやすさ:12

コーナリング:16

加速力:16

シフトフィール:12

乗り心地:20

合計76点

「走り味は軽快ですが、スポーティさを追求し過ぎておらず乗り心地は悪くありません。エンジンもそこそこパワフルなものの、AGSは変速時のフィールが気になるのが難点です」(岡本さん)

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アルトとは差別化されていて、サスペンションとブレーキも専用チューニングを施しています。

 

 

ヘタなスポーツカーにも負けない本格的な操作&走行性能

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スズキ

アルト ワークス

150万9840円〜161万7840円

【スポーツトランスミッション:採用】

【ユース:日常】

【専用サスペンション:採用】

【専用ボディカラー:採用】

アルトの派生モデル・ターボRSをベースに、さらに走行性能を磨き上げたスポーツモデル。新開発されたショートストロークの5速MTや、より強化されたターボエンジンが搭載され、スポーツ走行を自在に楽しめます。

 

【SPEC(ワークス 2WD 5速MT)】

全長×全幅×全高:3395×1475×1500㎜

パワーユニット:658㏄直列3気筒エンジン+ターボ

JC08モード燃費:23.0㎞/ℓ

 

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高いホールド性能を発揮する専用レカロシートが、コーナリングなどで身体をしっかり支えてくれます。

 

 

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同車のために専用開発された5速マニュアルトランスミッション。軽快なシフト操作を実現します。

 

【プロの5項目採点】

MTの醍醐味と本格的な走りを楽しめる

日常での扱いやすさ:12

コーナリング:20

加速力:20

シフトフィール:20

乗り心地:16

合計88点

「MTのシフトフィールは抜群! エンジンレスポンスも上々です。フットワークはターボRSよりもロールが小さく、より俊敏なハンドリングを楽しめます。乗っていて本当に楽しい!」(岡本さん)

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かつて軽としては圧倒的なパフォーマンスを誇った「ワークス」の復活。旧型ファンも熱狂すること間違いなしです

 

【URL】

ダイハツ http://www.daihatsu.co.jp/

キャスト スポーツ https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cast_sport/

スズキ http://www.suzuki.co.jp/

アルト ターボRS http://www.suzuki.co.jp/car/alto_turbo_rs/

アルト ワークス http://www.suzuki.co.jp/car/alto_works/